あの鳥(音声付) [鳥達]
水曜日の朝5時、鳥を見に行きました。平日鳥見です。
前記事で書きました通り、前日は飲み、というか帰り着いたのは水曜0時。
地鶏パワーで元気でしたが、6時18分には家を出て会社に行かないと。
限られた観察時間でしたが、空が明るかったので、出かけました。
この鳥は、春田んぼに水が張られる頃、遠くマレーシア等からやって来ます。
残念なことに北海道には行かないのですが、九州、四国、本州で繁殖します。
カエルや虫が主食だそうです(私もカエルやバッタやオオミズアオの幼虫を
咥えたあるいは掴んだこの鳥の写真を撮ってます)。
そして1000m以下のいわゆる「里山」に住む鳥です。「里山の鷹」です。
日本で最も多いくらいの猛禽だそうですが、田畑が少なくなった地域では
育つことができません。日本の風景とともにある鳥だそうです。
いつもはもう少し早く6月の終わりに子供が巣立ちます。
今年は7月になってからの巣立ちでした。
若鳥です。
心配になるほど、よく鳴きます。写真も鳴いているところです。
この日もカラスと空中戦してました。オオタカも来ていたと聞きましたが。
声を録りました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
その鳴き声から「キンミー鷹」と言うとそうで、そんな声が入っています。
20秒くらいで、最後にしまおうとして雑音が入る直前に典型的な声が入っています。
なお、他にホオジロとカラスとコジュケイの声が入っています。
コジュケイは「チョットコイ」という名で知られるように「コッコホーイ、コッコホーイ・・」と
大きな声で鳴きますが、その他にも「ヒーイ」というような声でも鳴きます。
コジュケイも鳴いているところを撮ることができました。
さて、サ○バの若鳥たちは、この後、すぐにいなくなります。
別な場所でそれぞれ餌を捕るようです。
そして、9月も終わりになると、南へ帰って行きます。
この時の「渡り」は、伊良湖岬や信州白樺峠、九州の金御岳、宮古島など
何千羽が見られることで有名です(私も金御岳は出張ついでに行きました)。
生まれたその年に、まだ若鳥の羽のまま何千キロも旅をするのですね。
この鳥を好きになると、田んぼも好きになり、日本の風景も好きになれます。
遠い東南アジアの森の破壊も気になったりします。
←このところあまり押されてないみたいです。というか自然観察じゃなかったしなぁ。
どうしても、猛禽類の区別が・・・
コジュケイ見て見たいです^^
by くまら (2009-07-12 10:13)
渡り鳥でしたか、精悍な顔つきですね、群れて渡りをする姿を
見たいものです。
by いっぷく (2009-07-12 10:57)
この鳥が群れている風景は迫力があるでしょうね。
by ぱふ (2009-07-12 11:16)
>この鳥を見ると…
本当にそうですね。鳥見の醍醐味は、
鳥そのものの姿を捉えること、見た種類や数を
競うことではなく、彼らの姿の向こうにあるさまざまな
自然、環境を考えることにあるのではないだろうか。
最近、そんなことを考えたりします。鳥だけに限った
話ではありません、が。
by MORIHANA (2009-07-12 11:42)
良い作品ね、なかなかこんな場面見ることができません。
猛禽類は好い顔していますね。
by せつこ (2009-07-12 15:04)
こんにちは^^
なんとも可愛い鳴き声ですが、これが猛禽類《サ〇バ》の鳴き声なんですか~もっと恐ろしい感じの鳴き声かと思っていました。わたくしなんか、今日やっとゴイサギに会えて喜んでいます(__;
by mimimomo (2009-07-12 15:40)
長い年月をかけて、日本の里山に馴染んでいったのですね。日本の里山の風景とともにある鳥、というのが、なんとも感慨深いです。人の暮らし方も環境の一部ですものね。地鶏パワー、スゴイですね^^。
by sakamono (2009-07-12 17:25)
この鳴き声なら聞いたことあるぞ。
もっとも、姿を見たとしてもトンビかノスリくらいにしか思ってなかったかも。
水田は単に米を作り出す装置にあらず・・・ですね。
by キタノオドリコ (2009-07-12 17:37)
コメント欄にログインできませんでした。
by SilverMac (2009-07-12 17:43)
この鳥が 何千羽も群れて飛ぶ姿 壮観でしょうね~
見てみたいです。
コジュケイはいつも声だけですが この前 2羽のヒナ鳥を
連れて歩いているところに出くわしました。お互いびっくり^^
by タックン (2009-07-12 20:42)
大きい体(何て言ったらいいのかしら?)のわりには、可愛い鳴き声
なんですね。 何千キロの旅をし、またその旅をして戻ってくるので
しょうか・・・鮭のように生まれ故郷に?
カエルや蛇は段々と少なくなっているでしょうね。
by puripuri (2009-07-12 20:48)
田んぼがなくなれば来なくなってしまうのですね。
これ以上田んぼが減らないでほしいと思うけど、どうしたらよいのだろう?
日本の農業政策…なんかより、もっと身近なところから…かな。
最近猛禽なんてサッパリ見ていません。
スズメ、ツバメ、カラス、シジュウカラ、キジバト…な日々です(^^)
by はてみ (2009-07-12 21:10)
最近帰宅が遅くなると朝がたいそう辛いです。そんな時は地鶏?!
生まれた年に何千キロもの長旅に耐えうる成長をするなんてスゴイです。
by po-net (2009-07-12 21:41)
とても素敵な記事…ナイスです。
田圃も農薬漬けの田圃では、、生物が育ちません。大型農法でも彼等は
住み続けることが難しい、、、「カエルやバッタ」の育つ農業が良いんですが、、。
by ハギマシコ (2009-07-12 21:41)
私は職住接近ですので、8時に戻っても間に合うのですが、東京でお仕事される春分さんには、早朝撮影は至難の業ですよね。涙ぐましい?努力で良い写真が撮れましたね。
by nikkin (2009-07-12 21:44)
サシバ、一つ参考になりました。渡りでしたか。
by mamii (2009-07-12 21:55)
宮古島の渡りはテレビで見た事が有ります。圧巻ですね。
by ゴーパ1号 (2009-07-12 22:30)
渡り鳥だったのですね、 猛禽類は見ても撮れません^^;
カッコイイですよね、長いのが欲しいですが、持つ力も財力もありません。
で、無理なので 春分さん家で見させていただきます!!
あっ○○○が とれたぁ・・・って名前、直ぐ覚えました(^◇^)
by aya (2009-07-12 22:37)
若鳥でも精かんな顔つきですね〜
田んぼは生態系に重要な環境なんですね。
近所は畑しかなく(それも今ではほんの少しになってしまいました)
こんな光景が見られてうらやましいです。
by HEIJI (2009-07-12 23:03)
サ〇バ、猛禽類だそうですが、よく見ると可愛い顔をしていますね。
鳴き声も聞かせていただきました。可愛かったです。
by きまじめさん (2009-07-13 00:40)
こじゅけいが早朝から鳴くのはたまりませんね^^;
by Baldhead1010 (2009-07-13 05:39)
朝飯前とよく言いますが、これだけ出勤前に撮れるとは凄いですね。
by enosan (2009-07-13 08:40)
そうですか・・寒い北海道には来ない寒がり猛禽なんですね^^;
by yama (2009-07-13 12:48)
こじゅけいの鳴き声、好きです。
なかなか姿を現さないですね。
by mitu (2009-07-13 15:42)
コジュケイの声かと思っていると、ガビチョウだったりして
がっくりすることがあります^^
by ころくま (2009-07-13 17:48)
コジュケイの鳴き声はよく聞きます。
姿はなかなか見られませんが・・・
by 袋田の住職 (2009-07-14 06:44)
こんにちは!
サ○バの声、カワイイ声なんですね!
カエルや虫を食べる・・・こんな大きな体を支えるには、たくさん食べなければいけないのでしょうね。
それだけの虫やカエルがたくさんいる環境を守っていきたいものですね!
by みる (2009-07-14 15:58)
くまらさん、
> どうしても、猛禽類の区別が・・・
「ワシ・タカ飛翔ハンドブック」を買いましょう。薄くて持ち運びも便利です。
でも、買っても依然として私は間違えます。やはり指導者と経験か。
いっぷくさん、
> 渡り鳥でしたか、精悍な顔つきですね、群れて渡りをする姿を
> 見たいものです。
ネットで調べてしかるべき時期にしかるべき場所に出かけると見られるでしょう。
でも日本にいないのですね。そちらでも渡るタカがいるのではないのかなぁ。
ぱふさん、
> この鳥が群れている風景は迫力があるでしょうね。
タカ柱(上昇気流を回りながら何十羽が昇って行く様子)は遠くに見たので、
本当なら真上を昇る姿が見たいです。真上を通り過ぎる姿もいいですけどね。
普段はやや曲げた風切り羽をまっすぐ伸ばした時などはとても美しい鳥です。
MORIHANAさん、
> ~鳥そのものの姿を捉えること、見た種類や数を
> 競うことではなく、彼らの姿の向こうにあるさまざまな
> 自然、環境を考えることにあるのではないだろうか。
> 最近、そんなことを考えたりします。鳥だけに限った
> 話ではありません、が。
自分もまた子供の頃は残忍に無配慮に小動物たちにひどいことをしていました。
後悔は先に立ちませんが、僅かながらそこから悟ったことがあるのはありがたい。
自分勝手な大人たちも観察し経験するうちに気づくこともあるでしょう。
閉ざされた部屋の中で画面と会話していてはそんなチャンスもない。
もっとも、私も早く気づきがあればいいんだがとは思いますが。迷惑もするし。
せつこさん、
> 良い作品ね、なかなかこんな場面見ることができません。
ありがとうございます。そんな励ましで早起きもできます。
mimimomoさん、
> なんとも可愛い鳴き声ですが、これが猛禽類《サ〇バ》の鳴き声なんですか~
時代劇とかに出てくる鷹狩りのタカもピーってなくでしょう。割と高い声です。
> わたくしなんか、今日やっとゴイサギに会えて喜んでいます(__;
いいじゃないですか。やつらもおもしろいし、整ったいい色形でしょう。
スズメやセキレイもたのしめますし、お手軽がまたいいですよね。
sakamonoさん、
> 長い年月をかけて、日本の里山に馴染んでいったのですね。
とても重要なポイントですね。
北海道にいない理由もそんなのもあるのかもしれませんね。稲作の歴史が浅いから。
> 地鶏パワー、スゴイですね^^。
昨日、パワーが切れてシステムダウン(頭痛で早く帰宅しそのまま寝る)でした。
キタノオドリコさん、
> この鳴き声なら聞いたことあるぞ。
じゃ、いますよ。
> 水田は単に米を作り出す装置にあらず・・・ですね。
そこをもう少しうまく使えばいい日本を続けられると思うんですけどね。
SilverMacさん、
> コメント欄にログインできませんでした。
そうですか。私が悪いのではないと思いますが。
なんだか安定しないですよね。
私もnice!をつけてもついていないことになってたり、コメントできなかったり。
タックンさん、
> この鳥が 何千羽も群れて飛ぶ姿 壮観でしょうね~
> 見てみたいです。
伊良湖岬はいつか私も出かけたいと思っています。
交通の便は必ずしもよろしくないようだし、泊まりが必要ですよね。
> コジュケイはいつも声だけですが この前 2羽のヒナ鳥を
> 連れて歩いているところに出くわしました。お互いびっくり^^
うれしい出会いですよね。きっと雛はもっといたと思います。隠れてたかな。
puripuriさん、
> 大きい体(何て言ったらいいのかしら?)のわりには、可愛い鳴き声
> なんですね。 何千キロの旅をし、またその旅をして戻ってくるので
> しょうか・・・鮭のように生まれ故郷に?
同じ木に巣をかけはしないようですが、おおよそ同じ地域に何年も戻って来る
様子ですから、ある意味鮭よりすごいですね。宇都宮が気に入ってくれたよう
ですね。
> カエルや蛇は段々と少なくなっているでしょうね。
今年は大きなトウキョウダルマガエルがたくさんでしたけども、減りましたね。
また、子カエルが出てきますから。そうやって1年が繰り返されます。
はてみさん、
> これ以上田んぼが減らないでほしいと思うけど、どうしたらよいのだろう?
ご飯をたくさん食べるといいのかも。そしてビールじゃなく日本酒を飲むと。
po-netさん、
> 生まれた年に何千キロもの長旅に耐えうる成長をするなんてスゴイです。
お盆の帰省ラッシュの大変さを思うと、私もすごいなーと思うんですよ。
ハギマシコさん、
> ~「カエルやバッタ」の育つ農業が良いんですが、、。
それではやはり国民皆が食っていけないのでしょう。
バランスするしかないのでしょうけど、そのバランスもくずれていて。
nikkinさん、
> 私は職住接近ですので、8時に戻っても間に合うのですが、
> 東京でお仕事される春分さんには、早朝撮影は至難の業ですよね。
わかって頂けるだけでも少し気が楽になります。
mamiiさん、
> サシバ、一つ参考になりました。渡りでしたか。
はい。本州以南のタカです。そんなのもいるわけです。
ゴーパ1号さん、
> 宮古島の渡りはテレビで見た事が有ります。圧巻ですね。
本物がみたいなーと思います。そうじゃなくても宮古島って行きたいし。
ayaさん、
> カッコイイですよね、長いのが欲しいですが、持つ力も財力もありません。
男子としてはずいぶん細腕の私は最近気がつきましたが、70-300mmの
方が歩留まりはよかったようです。100-400mmはやはり使いこなしてない。
HEIJIさん、
> 若鳥でも精かんな顔つきですね?
強さと幼さを感じます。
> 田んぼは生態系に重要な環境なんですね。
言われてみれば当然のことを感覚としてなかなかわからなかったです。
きまじめさん、
> 鳴き声も聞かせていただきました。可愛かったです。
子供の声のように高い声ですからね。
Baldhead1010さん、
> こじゅけいが早朝から鳴くのはたまりませんね^^;
どっちにたまらないのでしょうね。
私も近所で雄鶏を飼われたときはかなりたまらない様子でした。
夜明け前に鳴いてましたので。
enosanさん、
> 朝飯前とよく言いますが、これだけ出勤前に撮れるとは凄いですね。
毎日ではないですから。晴れた朝だけです。
yama さんのアキさん、
> そうですか・・寒い北海道には来ない寒がり猛禽なんですね^^;
寒がりなのかもしれません。モモヒキはいてますし。
でも、北海道に昔は田んぼがなかったからかもしれません。
mituさん、
> こじゅけいの鳴き声、好きです。
> なかなか姿を現さないですね。
暗いところが好きな印象がありますね。でもときどき出てきます。
ころくまさん、
> コジュケイの声かと思っていると、ガビチョウだったりして
> がっくりすることがあります^^
ガビチョウはこちらにはまだいません。
両方中国からの移住者ですね。移住時期はずいぶん違うのでしょうけど。
袋田の住職さま、
> コジュケイの鳴き声はよく聞きます。
> 姿はなかなか見られませんが・・・
どこでもそのようですね。mituさんのコメントもよく似たコメントですしね。
みる さん、
> カエルや虫を食べる・・・こんな大きな体を支えるには、たくさん食べ
> なければいけないのでしょうね。
お察しの通り、田んぼにはもう大きなカエルの姿がありません。
でも、オタマだったやつがそろそろ増えだします。来年にはいい餌です。
> それだけの虫やカエルがたくさんいる環境を守っていきたいものですね!
ですよね。
by 春分 (2009-07-14 22:27)
サ○バかは??
先日遠くでこのような姿を見ました。
バズーカ持ってる方々が追っかけていて、
名前を聞こうと思ったら、
忙しそうに去って行ってしまい分からずじまいです。(^^ゞ
by ちか (2009-07-16 15:04)
ちかさん、
> バズーカ持ってる方々が追っかけていて、~
そんなふうにはならないようにしたいと思っています。
ダークサイドは魅力的ではありますが、10年後に子供たちに軽蔑される
ようなものにはならないようにしようと思ってます。
それはそれとして、きっとサ○バじゃないかなー。
by 春分 (2009-07-16 22:20)
おはようございます。
サシバを撮ってみたいですね。猛禽類はなかなか見つけられないです。
by としぽ (2009-07-17 10:36)