京都家族旅行(後編・桂離宮編) [旅行]
こんな、正月早々の三連休に京都に行ってみたのは、
桂離宮の拝観抽選に当たったからです。
秋頃に用事があって、ついでに行こうとしたら抽選で外れ、
そもそも倍率が高いものらしく、その後も応募してみたけど外れて、
意地になってまた抽選に応募してみたら、寒い1月に当たった次第。
まあ、四季それぞれに美しいとのことでしたので、行ってみました。
写真は、スナップ写真はOKとのことです。
100-400mm望遠レンズを持ち出してスナップ写真を撮るのもOKです。
もっともそんな人は私だけでした。
宮内庁管轄でして、
登録してあっても受付で代表者1人は身分証明書の提示を求められます。
受付時間より前には閉門し、座って待つ場所入れないですが、
周りの竹垣や木々もなかなか良い趣でしたし、見ながら少し待ちました。
天候は、朝少し青空も見えていましたが、もっぱら曇りでした。
翌週の大雪でしたら、参観中止だったかもしれませんので、
まあ良かったくらいに考えています。
桂離宮は、江戸初期に小堀遠州の弟子に作られた八条の宮の別邸で、
最古の回遊式庭園にして、日本の造園・建築の最高峰ともされる庭です。
無造作に並べられたような石も計算されつくした配置とか。
どの小石一つをとっても平らな面が上を向き、緩やかに中央が高い。
確かにどこをとっても何やら美しい。
予約は3名でしたので、長男は帰って、3人で拝観。
茶道の経験があると、より深く理解できるのでしょうね。
私は、そっちの方は良くわかってないのですが。
建物は、書院の他に、4つの茶室と持仏堂。
ただ、残念なことに、
一番の見所の「松琴亭」が修繕工事中で全く見られず、
工事の養生に覆われて庭全体の景観としてもそうとう制限された様子でした。
本当に残念な様子です。
でも、だから抽選を通ったのかもしれないし。
他のお茶室もそれぞれに良いわけですが、
松琴亭は、特に独創的な美しさがあり、また「冬の茶室」らしいので、
見たかったのだけどなぁ。
と言いつつ、
「笑意軒」も美しい。
ちなみに、私がえらそうに言うことでもないですが、客層は良い感じ。
確か18歳以上限定ですが、それだけでなく静かに見て回るし、
目の付け所、話題も品の良い感じ。
カメラを持った人は多かったですが、撮りまくる人はいませんでした(私以外は)。
ちなみに、マフラーを直してて寝てるようなのが、うちの長女ですが。
まだ風邪ひきのままマスク姿。
壁紙とか、美しい(壁紙って言い方でいいのですよね?)。
(でも、松琴亭のがもっといいのだよな。見たかったな。)
「三光灯篭」は笑意軒の舟を寄せる水辺の小さな灯篭。
月日星をあらわす窓。
でも、なぜ星は四角なのだろうな。
桂離宮の灯篭は足元を照らす低いものが多いとか。
夜に、灯の点った灯篭を撮れたら、最高だろうなぁ。
その時は抽選で1000倍位で、当たらないだろうけど。
松が、ひたすら美しかったですが、梅の木もたくさんあって。
もう少し違った季節なら、また違った美しさを知ることとなったのでしょうね。
桂離宮は、火災の記録はないとのことで、
おおよそ細部も江戸初期からの姿を残しているようです。
ただ、桂川沿いですので、水害の記録はあるようで、そんなことで
高床になっているそうです。そして、それゆえに外観も美しい。
拝観は1時間コースで、
いつもそうか、この日がそうなのか、書院の中は見せてもらえませんでした。
ただ、書院の隣の茶室「月波楼」もこれだけ見に来ても良い感じ。
月破楼の壁紙もかわいいです。
(なお、庭師さんはずっと後からついてきていて、拝観客が通った後をチェックしていた様子。)
そんな感じで、
うちの奥様も長女もなかなか満足してくれたと思われます。
「紅葉の頃にまた来たい」と言っていました。
案内の係りの方も、
「四季ごとに美しい風景があるのでまた来て下さい。」と言って下さいました。
松琴亭が見られなかったし、写真もまだ不満が残ったので、再訪したいです。
ただ、抽選に当たらないとだめだしな。
望遠レンズで撮りまくったから、ブラックリストに載ったかもしれないし。
どうなるかな。他の皆様、よろしければ、抽選してみて下さい。
わざわざこれだけ見に行く価値はあるでしょう。
豆腐と湯葉とお漬物食べに京都に行きたいです
母方の大叔母が昔御所勤めをしていたので、こちらにも来ていたのかなあ、私も一度は見てみたいです
by サクヤ (2017-01-24 10:02)
美味しいモノをたくさん食べて、写真もたくさん撮った家族旅行でしたね。
私も京都へはまた行ってみたい。お酒と食べ物も楽しみだし、大人として
きちんといろんなところも見学してみたいです。
by sakamono (2017-01-27 01:23)
私は夏の季節の桂離宮に行きました
。笑意軒の裏側には稲田が広がっているのが見えて緑が爽やかでした。松琴亭も拝見して市松模様の美しさは忘れられません。
by れもん (2017-01-27 08:53)
紙と木が主役の建物、冬はさむかっただろうなぁ・・・見当違いな想像をしてしまいました。
北海道開拓民も、京都より暖かい素材を使ってはならぬという命令があったそうな、我が祖父たち屯田兵、木造建築ではさぞ苦労したことでしょう。
by okko (2017-01-27 15:37)
久しぶりにログインしたら素敵な記事が出ていました。行ってみたいところですが個人で申込書を事前に申請しなくてはだめなのですね。
う~ん、、ちょっと行った気分でナイスです。
by ハギマシコ (2017-02-15 14:34)
ハギマシコお師匠様、
コメントありがとうございます。
ネットでも申し込みできます。はがきより簡単です。
当たったら、それを理由に京都旅行も良いかと思います。
okko様、
夏に行くと良いのではないでしょうか。
桂川沿いですから、街中よりは涼しいでしょうし、
竹の緑を楽しむのは、北海道にはない美しさかと存じます。
れもんさん、
市松模様が私も見たかった。修理中とは。
いつかまた見に行きます。
さて、陽明門も来月には修理完了です。撮りに行かないとな。
sakamonoさん、
先週はありがとうございました。
楽しんで頂けていたらよかったが。帰りの電車も楽しめましたかね。
サクヤさん、
田舎者の私にも京都の良さが少しわかってきたかも。
また別の季節に出かけようか。
まあ、明後日は出張で行く予定ですが。
御所も御殿は事前申請で行かないと行けませね。
あそこも行ったことがありますが、あれも良いですね。
by 春分 (2017-02-26 18:16)