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赤ちゃんでの実験という話 [科学]

日経サイエンス11月号の、細かい話ながら、編集後記「セミコロン」から
ちょっと雑感を。

日経サイエンス 11月号 [雑誌]

日経サイエンス 11月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経サイエンス
  • 発売日: 2005/09/24
  • メディア: -


「~赤ちゃんにヒューマノイドロボットの映像を見せるという実験を行いました。
ところが途中で泣き出してしまい、データをとれなくなってしまうことも少なくなかったそうです。
ロボットが怖かったのかな?」(「セミコロン」から)


本当に怖かったんじゃないのかあ!トラウマにならないか?


実験という言葉には、どうも非人間的なニュアンスがつきまとう。

ちょっと、居心地の悪い話だと思った。




そこで思い出したのはマンガの中に挿入された逸話。

確か「はみだしっ子」(三原順)の中の話。


*****
ある王様が考えた。
言葉を習わなかったら、人間はどのような言葉を話すだろうか?
神の言葉ラテン語か?古代ヘブライ語か?」。王様は赤ん坊で実験を行った。
赤ん坊は丁寧に世話されたが、一切の言葉を掛けられることなく育てられた。

それで、どうなった?



 
結局、その赤ん坊は育ちませんでしたとさ。

****

この話、実は反証がある。

***
とある家に重い知的障害のある娘が幽閉されていた。
その事実が発覚し、娘が外に出されたとき、その娘は赤ん坊を抱えていた
(これも、書いていて不愉快な話ではある)。
娘の家はそれなりの家で、不都合な事実を隠し続け、言葉を話すことのない
障害者の母親に子供は育てられていた。
子供自体には障害がなかったが、
決して人に戻ることのなかったオオカミ少女の例があり、
その将来は専門家にも悲観的に予想された。

しかしながら、子供は後の教育で人間の知能と感情を得ることができた。

****

スキンシップは大切という話なのだけど。


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