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「私は3年間老人だった」を読んで [雑本]

今日は、久しぶりに文字だけで本の話です。

おかげさまで、このブログは人生の先輩たちにも多く読んでもらえていますが、
いろんな言い方がありますが、この本は高齢者について書いているわけで、
ここに書くことをどうお感じになるのか少し不安に思いながら、でも書きます。

私は三年間老人だった 明日の自分のためにできること

私は三年間老人だった 明日の自分のためにできること

  • 作者: パット・ムーア
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2005/03/28
  • メディア: 単行本

少し前から父に来てもらっていっしょに暮らしていますが、
だんだん弱って来ますね。
活発にご活躍のブロガーの中には父と変わらない歳の人もいるけど、
人はそれぞれで弱り方はいろいろのようです。
何が弱るかと言うと、うちの父の場合、足です。
短い距離をとことこ歩くのは大丈夫。転びもしないのですが、
問題は椅子から立ち上がるところで、これはできなくなって来ました。
ソファーの反動を利用して立ちますが、なかなかたいへんそうです。
手すりをつけることも考えましたが、手すりに頼るとまた弱りますし、
どのタイミングでつけたものか悩ましい。
他にも耳も聞こえにくくなってきますし、まあいろいろです。

そんな様子だから、役に立たないで面倒だけかけていると、
父は思っているようです。そうでもないのですが。
でも確かに息子はともかく嫁はそうはいかず、負担はあるでしょうし。
家系でしょうか鼻水をたらしますしね(私のじいさまもそうでした)。
まあ、老いる姿を知らしめることは、私にも、子供達にもとても重要な役目
ではあります。自分たちの未来のありようを教えてもらっているわけで。
でも、そんな役立ち方は望んでいないでしょう。

というようなことが背景にあり、パット・ムーアの「わたしは3年間老人だった」
を読みました。25年も前の米国の話をもう一度出した本のようですが、
今出すことは確かに意味があったと思います。
20代の女性工業デザイナーが、特殊メイクのプロと知り合いになり、
80過ぎの老女にばけて老人の扱いを知るという体験レポートです
(ご存知の方も多いでしょう)。

体験を素直に書いていて、おりおりの心情を率直に述べていて、
とても読みやすい本であり、それゆえに心に沁みる内容と思います。

彼女は工業デザイナーだったので、特殊メイクやあるいはリアルに
するための工夫により、うまく歩けなくなったり、物が掴み難くなっ
たり、見え難くなったりしたのですが、年寄りの使いやすい環境を
知るには大いに役立ったようです。
しかし、それ以上に、時に年寄りというだけで迷惑そうにあるいは
無価値であるように扱われることにショックを受けます。年寄りの
「仲間」の気持ちが、若者が想像するような平板なものではないと
心より知ることになります。危ない目や悲しい目に遭いながら。
また、小さい頃から絵が上手で順風満帆の彼女が、結婚に失敗し打
ちひしがれた時には逆に救われます。

高齢者に優しい人は、高齢者と暮らしたことのある人とありました。
あるいは、信仰のある人が優しいと書いてありました。
今の日本はどうでしょうね。
日本では「信仰者」と言える人は多くはないのかもしれませんが、
「信心深い人」や「信心のある人」は普通のことにも思いますが、
思うほど、そしてかつてほどには、年寄りに優しい国じゃないの
かもしれないとも思います。


そして、
この話の最後の方に、ある無名の女性の詩が載っていることを
私は知っていました。イギリスの老人病院でなくなった女性の遺品に
あったとされる詩です。
少しできすぎで、つくられた話ではないかと疑わないこともないのですが、
読むたびに、泣ける文です。

著作物のほんの一部ではありますが、詩を全文引用していいのか
迷いましたが、すでにネットにはいくつも全文引用されていますので、
とりあえず載せてみます(支障があれば半分くらいに削りましょう)。


<パット・ムーア著『私は3年間老人だった』の後ろに引用された、
 老人病院で亡くなった老婦人の遺品に見つかったとされる詩>

何が見えるの、看護婦さん、あなたには何が見えるの
あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう
気むずかしいおばあさん、利口じゃないし、日常生活もおぼつかなく
目をうつろにさまよわせて
食べ物をぼろぼろこぼし、返事もしない
あなたが大声で「お願いだからやってみて」と言っても
あなたのしていることに気づかないようで
いつもいつも靴下や靴をなくしてばかりいる
おもしろいのかおもしろくないのか
あなたの言いなりになっている
長い一日を埋めるためにお風呂を使ったり食事をしたり
これがあなたが考えていること、あなたが見ているものではありませんか
でも目を開けてごらんなさい、看護婦さん、あなたは私を見てはいないのですよ
私が誰なのか教えてあげましょう、ここにじっと座っているこの私が
あなたの命ずるままに起き上がるこの私が
あなたの意志で食べているこの私が、誰なのか

私は十歳の子供でした。父がいて、母がいて
兄弟がいて、皆お互いに愛し合っていました
十六歳の少女は足に翼をつけて
もうすぐ恋人に会えることを夢見ていました
二十歳でもう花嫁。守ると約束した誓いを胸にきざんで
私の心は踊っていました
二十五歳で私は子供を産みました
その子たちには安全で幸福な家庭が必要でした
三十歳、子供はみるみる大きくなる
永遠に続くはずのきずなで母子は互いに結ばれて
四十歳、息子たちは成長し、行ってしまった
でも夫はそばにいて、私が悲しまないように見守ってくれました
五十歳、もう一度赤ん坊が膝の上で遊びました
愛する夫と私は再び子供に会ったのです
暗い日々が訪れました。夫が死んだのです
先のことを考え 不安で震えました
息子たちは皆自分の子供を育てている最中でしたから
それで私は、過ごしてきた年月と愛のことを考えました

いま私はおばあさんになりました。自然の女神は残酷です
老人をまるでばかのように見せるのは、自然の女神の悪い冗談
体はぼろぼろ、優美さも気力も失せ、
かつて心があったところにはいまでは石ころがあるだけ
でもこの古ぼけた肉体の残骸にはまだ少女が住んでいて
何度も何度も私の使い古しの心はふくらむ
喜びを思い出し、苦しみを思い出す
そして人生をもう一度愛して生き直す
年月はあまりに短すぎ、あまりに速く過ぎてしまったと私は思うの
そして何ものも永遠ではないという厳しい現実を受け入れるのです

だから目を開けてよ、看護婦さん 目を開けて見てください
気むずかしいおばあさんではなくて、「私」をもっとよく見て!

 

また、読んで、泣けるのですが、
かと言って、父親にやさしくいられるかと言うと
あいかわらず、私はそっけなく暮らしています。

他意はなく、どこかで書いて置きたかっただけです。

業務連絡:
オフ会を計画したはいいのだけど、
チョーイワン(14号)は少しづつ向きを変え、
ストライクコースに乗りつつあるように見えます。
残念ですがやつが来た
ら、オフ会は中止ですね。
コースが読めそうな18日に判断しましょう。
にわか雨なら決行。大雨ならやはり中止です。


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コメント 26

ゴーパ1号

しっかり読ませていただきました。両親の事は日々考えています。いずれ自分も老いるわけですし。。
業務連絡、了解です。「Choi-wan」大きそうですねρ(。 。、 )
by ゴーパ1号 (2009-09-15 23:40) 

albireo

黒柳徹子さんが、嘗てドラマの中で演じた老女「田口ケイ」のメイクをして、街を歩いて見たことがあるそうですが、決して優しい対応をしてくれる人は、殆どいなかったという、黒柳さん自身の書かれた文章を読んだ記憶があります。
家の父親も、脳梗塞を患って以来、歩行困難な状況が続いていますが、何とか頑張って、現役で仕事を続けています。(無論、仕事仲間の方たちのフォローや、長男である僕のフォローは不可欠ですが…)
年齢的には80を過ぎていますので、引退を勧めても良いのかも知れませんが、より永く生きて貰う為には、仕事と言う一つの生き甲斐を奪うことは、僕にはとても出来ないことです。
この詩は、確かに作られたものという雰囲気も感じますが、そこに描かれている内容は、紛れもなく普遍的なものだと感じました。
人は、例え年老いても、障害を持ってしまっても、それぞれの尊厳を持って、生きられる限りは、生き続けなければならないと思います。

業務連絡。了解しました。でも、僕も出掛ける時には、比較的に晴れる方ですし、はてみさんも参加されますし、きっと天気は大丈夫たと、信じて行くことにしましょう。
by albireo (2009-09-15 23:59) 

キタノオドリコ

もうすぐ敬老の日ですね。
避けて通れない問題だな、誰しも、私も。
「高齢者に優しい人は、高齢者と暮らしたことのある人」、大事なことだと思うなぁ。
by キタノオドリコ (2009-09-16 06:36) 

chichiの母

好きだった祖母のこと、そして今は一人になって
どんどん進行している母のことをすぐさま思い浮かべました。
お母さん、ゴメン!って素直に思います。

by chichiの母 (2009-09-16 06:57) 

袋田の住職

お釈迦様の時代から老いの苦しみは人間にとって大問題だったようです。
高齢化社会になってそれが、さらに顕著になっていますね。

by 袋田の住職 (2009-09-16 07:41) 

ぐりこママ

歳老いた私の母は今でも時々一人で買い物に出かけたりしますが、今日はこんな親切をしてもらった、と話してくれるときがあります。
こんなおばあちゃんだからみんな優しくしてくれる、と。
きっと嫌な思いをしたこともたくさんあるのでしょうが・・・。
私は「よかったねぇ」とほっとしながら、我が身を省みます。
そして、どう接することが母には一番嬉しいのだろうと考えてみたりするのですが、考えるだけで実行に移せない情けない自分がいます。
by ぐりこママ (2009-09-16 10:13) 

momoe

『犬の十戒』にも似ていますね。
もうすぐ敬老の日、そして9月20日から9月26日までは
日本の動物愛護週間でもあります。
by momoe (2009-09-16 11:53) 

♪写楽♪

私たち夫婦はお互い両親は既に他界していますが
今度は私たちが老いていく番です。

私は病に倒れてから気持ちが柔らかくなったように思っていますが
諸先輩方々を優しい気持ちでこれからも接して行きたいと
思って言います。

誰もがやがては行く道ですものね~
by ♪写楽♪ (2009-09-16 20:20) 

いろは

こんばんは^^
私は母の病気との戦いを見て育ちました。
嫁いでからは舅の病、舅亡き後は姑の介護で疲れ果て、私自身が倒れました。
今自分が姑になって思う事は、若い人たちに迷惑を掛けたくない。
それにはどうしたら良いのか・・・
身体を動かし、新しい事にチャレンジする。
寿命がくるまで何とか頑張れたら・・・と思います(^_^;)


by いろは (2009-09-16 21:06) 

aya

ぐっと来ますね!! いつかは通る道ですが、
内面まで察して 付いてくれる人はいるでしょうか・・・肉親しか
ないように思いますが、その肉親も今は当てに出来るのかなぁ
14号そんなことになっているんですか・・困ったなぁ 折角の
連休なのに(>_<)
by aya (2009-09-16 21:42) 

春分

ゴーパ1号さん、
> しっかり読ませていただきました。両親の事は日々考えています。
やっぱり重い内容過ぎたか、コメントのつきが悪いです。
詩のところを載せたかっただけかもしれませんが、ちょっとしくじったかと思います。

> 「Choi-wan」大きそうですねρ(。 。、 )
大きいです。まっすぐ来たらえらいことです。いまのところ、それそうかなー。

albireoさん、
お父様が何をされているのか存じませんが、仕事を続けることが一番の老化防止とも
言われているようですし、たぶんそうでしょう。でも私は早めに引退して遊びたい気も。
さて、台風さえそれてくれたら良さそうですが。

キタノオドリコさん、
> もうすぐ敬老の日ですね。
気がつかずに書いていました。
> 「高齢者に優しい人は、高齢者と暮らしたことのある人」、大事なことだと思うなぁ。
外国人にしろ、身体の不自由な方にしろ、接点がないとぎこちなくなりますよね。

chichiの母さん、
> 好きだった祖母のこと、そして今は一人になって
> どんどん進行している母のことをすぐさま思い浮かべました。
私は、祖父について歩いた方です。たくさんのことを教わりました。
多くが後ろめたく感じなければならない社会は、少し問題があります。
息子・娘の責任もありますが、何もかも背負わされる理由もないように思います。

袋田の住職さま、
> お釈迦様の時代から老いの苦しみは人間にとって大問題だったようです。
> 高齢化社会になってそれが、さらに顕著になっていますね。
生・老・病・死ですね。さすがに長く続くだけあっていい事を言ったものです。
でも、あのころは食いすぎて病気になるやつなどはあまりいなかったでしょうし。

ぐりこママさん、
> 歳老いた私の母は今でも時々一人で買い物に出かけたりしますが、
> 今日はこんな親切をしてもらった、と話してくれるときがあります。
> こんなおばあちゃんだからみんな優しくしてくれる、と。
いい話ですね。とてもいい話です。
この本にも砂浜で少年が貝拾いをして遊んでくれる話があります。
米国でも日本でも、ある程度は年寄りに優しいのでしょう。
それにしても、身内の問題は難しい。

momoeさん、
> 『犬の十戒』にも似ていますね。
犬好きじゃない人が聞いたら怒るかもしれませんが。でも、やはり弱者に暴力が
向かう問題があるから。
そして動物愛護習慣ですか。動物って言ってもなぁ。野良猫くらいはいるが。

♪写楽♪さん、
> 私は病に倒れてから気持ちが柔らかくなったように思っていますが~
それはそうなのかもしれませんね。私も足が悪くなって本当に多くの方が足を
悪くされているのだと気がつきました。

> 誰もがやがては行く道ですものね~
そうなんです。だから見極めて。自分の時の対処を考えます。

いろはさん、
> 私は母の病気との戦いを見て育ちました。
かつて治らない病気も今は治るようになりましたが、それは素直に喜びにくく。

ayaさん、
> ぐっと来ますね!! いつかは通る道ですが、
> 内面まで察して 付いてくれる人はいるでしょうか・・・肉親しか
> ないように思いますが、その肉親も今は当てに出来るのかなぁ
かつては姑が先生であって、びしびし怒りながら、でも何でもできる嫁にして
いったのだと思います。復讐ではなく、自分がされてよかったから嫁にびしびし
した人も多かったでしょう。でも、あるところから姑の知恵や技はいらなくなり
育児も料理も最も信頼できる情報がテレビやネットから流れてきます。
関係も崩れるわけですね。
> 14号そんなことになっているんですか・・困ったなぁ 折角の
> 連休なのに(>_<)
このままなら、20日、東京だけ多少影響がでるくらいですみそうです。
でも、東京でオフ会だから。

by 春分 (2009-09-16 22:14) 

はてみ

介護する側として苦労された方は、自分は迷惑をかけたくないとよくおっしゃいますよね。
でも年老いて(あるいは病を得て、あるいはただ落ち込んじゃったりして)
助けてもらうってことは、べつに悪いことでも迷惑でもなんでもないと思うのです。
問題があるのはむしろ、助けてもらえない状況に陥ってしまうことや、
助ける側の人間が少数で、ひとりに負担がかかりすぎてしまうこと。
通りすがりの見知らぬ人のことまでなかなか気を配れませんが、
もしかしたらその人は春分さんのお父様かもしれない…!
が、がんばろう。
みんなで少しずつ助け合おう、というふうになれたらいいと思うのです。
by はてみ (2009-09-16 23:18) 

lapis

>そしてかつてほどには、年寄りに優しい国じゃないのかもしれないとも思います。
そうかもしれませんね。
特に最近は、お年寄りを狙った詐欺や犯罪が多く、憤りを感じます。
人間は誰もが老います。或る意味、お年寄りは、身を持って人間とはどうなるのか教えてくれている存在なので、できるだけ大切にしたいものだと思います。
by lapis (2009-09-16 23:49) 

きまじめさん

亡くなった母に優しく接することが出来なかったこと
10年以上たった今も、いまだに悔やんでおります。
元気で他より優れていると思っていた人が衰えて行くのを見るのが悲しくて
それを受け入れることが出来ませんでした。きつく接するときもありました。
後悔しても、もう間に合いません。
by きまじめさん (2009-09-17 00:28) 

めりっさ

高齢者と一緒に暮らしたことはないのですが、かつてボランティアで高齢者のお宅に伺っていた時期がありました。
うかがうお宅によって、いろんな性格の人がいらっしゃいました。当然ですよね。「高齢者」とひとくくりにしてしまうことの方が不自然ですから。
みなさんいろんな形でボランティアの私にも気を使ってくださっていました。
きれいごとではなく、人生のいろんなことを学ばせていただいたと思っています。
しかし、自分の親に対しては、客観的視点に立って接することは難しいですね…。
by めりっさ (2009-09-17 00:35) 

HEIJI

若い時は向きあう勇気がなかった気がします。
今もどうだかわからないけれど、苦しみとか悲しみは人それぞれ違うのだし、自分も若者とは呼ばれなくなって。
道ばたでしゃがみ込んでスミレの写真を撮っていたら「具合が悪いの?」と声をかけてくれたおばあさんは、杖をつきものすごくゆっくりしか歩けませんでした。
でも「ほこのスミレを撮ってるんですよ」と自分が言った時のあの笑顔、忘れられません。
だから、きっと方法はあるのだろう。と。
by HEIJI (2009-09-17 01:28) 

momoe

そうですね。
私も自分で書いておきながら、そう思いました。
しかしながら、内容的にはかなり近いものがあり
思い出さずにいられませんでした。
by momoe (2009-09-17 06:12) 

sakamono

「老いる姿を知らしめること」、なるほどそんなふうに思ったコトはありません
でした。印象に残る言葉でした。
業務連絡、了解しました。台風、来てたコトを知りませんでした^^;。
by sakamono (2009-09-17 08:24) 

moo

はじめまして^^
詩は昨日今日と、数回読み返しました。
ジーンと響く「心の叫び」に戸惑いを感じながら泣けてしまいました。
by moo (2009-09-17 17:06) 

春分

はてみさん、
> みんなで少しずつ助け合おう、というふうになれたらいいと思うのです。
そうですね。
なかなか難しいのです。ブログ世界では私は優しい人でいられているかな。
現実世界では頼りないかな。何か助けになれてますかね~。

lapisさん、
> 特に最近は、お年寄りを狙った詐欺や犯罪が多く、憤りを感じます。
どうも優しくないようだと思っていましたが、そう思う背景の一つはそんな報道ですね。
社会に足場を持てない者が復讐しているようにも思います。捨てられた子らの犯罪かと。

きまじめさん、
> 亡くなった母に優しく接することが出来なかったこと
> 10年以上たった今も、いまだに悔やんでおります。
私こそ悔やむべきですが、悔やんでないです。できるくらいならやってました。
> 元気で他より優れていると思っていた人が衰えて行くのを見るのが悲しくて
> それを受け入れることが出来ませんでした。きつく接するときもありました。
私の父は息子に弱ったところを見せたくないようです。
そう思うので私も見ていないふりをしますが、それは見たくない態度に見えるかも。
わかりあえずに終わりそうですが、幸福なことにまだ終わりの予兆はないです。

めりっささん、
> 「高齢者」とひとくくりにしてしまうことの方が不自然ですから。
そうなんですよね。
その一方で、行政のようにある程度まとめて扱う必要がある人たちもいる。
でも「後期高齢者」って言うと、配慮がないと怒られるし。
60代と90代を同列に扱うのは論外で、後期高齢者は素直なネーミングでしたが
> しかし、自分の親に対しては、客観的視点に立って接することは難しいですね…。
ですね。客観的過ぎても水臭いですしね。

HEIJIさん、
> ~「具合が悪いの?」と声をかけてくれたおばあさんは、~
この本の中にも優しいお年寄りが幾人か登場します。
お年寄りの優しさは特別なもののようですね。

momoeさん、
愛の対象ってことですしね。
あまり深刻に受け取らないで頂ければと。書いといてなんですが。
「そうなんだけど」って書いておいた方が、「いかがなものか」とか言われずに
すむかなと思って。犬好きなら、とても納得すると思いますしね。

sakamonoさん、
> 「老いる姿を知らしめること」、なるほどそんなふうに思ったコトはありません
> でした。印象に残る言葉でした。
率直に、そんなのが私の思いでした。

mooさん、
> はじめまして^^
以前もいらして頂いてましたね。私は反応してなかったな、すみません。
> 詩は昨日今日と、数回読み返しました。
誰かお1人でもそんな方がいらしたら、これを書いた価値があると私は思います。
もしどこかで機会があれば、「こんな詩があるらしい」と誰かに伝えてみて下さい。
優しい人が増えるかもしれません。優しくない機会が減るかもしれません。


by 春分 (2009-09-17 23:17) 

SilverMac

後期高齢者の年齢になると、何かしら体の不調が出てきます。しかし、私はこれが自然だと思います。最近気付くのはバランス感覚の衰えです。片足を上げて立つトレーニングをしています。自分が年をとって初めて「年をとる」事の意味が分かりました。
高齢者でも人に甘えず毅然として生きたいと思います。世の中、甘くはありません。しかし、あまり突っ張るつもりはありません。(^。^)
by SilverMac (2009-09-17 23:21) 

春分

SilverMacさん、
ご高齢の皆様には失礼な記事になっていないかとは思いましたが、
こういう本や詩があるのだとお知らせすることはいいことではないかと
書いてみました。コメントを頂けましたこと、ありがたく存じます。
それにしても、片足立ちは大丈夫なんですね。どうも弱ってないですね。
トレーニングは重要なんだと思います。でも、腰にもお気をつけ下さい。

by 春分 (2009-09-18 18:16) 

春分

オフ会の件:台風はそれてますね。決行ですね。
10時と12時に駅前に集合。詳細はまた連絡します。

by 春分 (2009-09-18 18:18) 

po-net

私にとっても切実な問題でして、日々老いと戦う母を見ていると
なんとも切なくなりますが、今のところ母のやる気を尊重して
もどかしいながらも見守る日々です。残りの年月を楽しく過ごして
ほしいなぁ。そのためにもきちんと向き合って心の声をもっと聞いて
あげなくちゃと思います。
台風それて良かったです♪皆さん行いがよろしいようですねっ!
by po-net (2009-09-18 23:56) 

mi87

あたしもはてみさんと同じように考えます。 思いがあることが大事だと思います。

ずっと、どんなときも、そうできているとはいえませんが、そうありたい。
刹那的なのかもしれませんが…寄り添う気持ちを一番大事にしてきたつもりです。  この訳は微妙にへこみます。   
それがお仕事。そんなお仕事。
それでも、今日も明日も、目の前にある命ではなく、人生に向き合いたいと思うのです。


by mi87 (2009-09-20 06:45) 

mi87

あ、大事なことを… 

お天気に恵まれてよかったです。 みなさんで楽しんでいらしてくださいね♪

by mi87 (2009-09-20 06:48) 

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