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「きつねの窓」 [雑本]


いつでしたか、山で道にまよったときの話です。
ぼくは、自分の山小屋にもどるところでした。
歩きなれた山道を、鉄砲をかついで、ぼんやり
歩いていました。そう、あのときは、まったく
ぼんやりしていたのです。むかし、大すきだった
女の子のことなんかを、とりとめなく考えながら。

(「きつねの窓」安房直子)

 

この猟師の「ぼく」は、この直後、一面の青い桔梗
の花畑に迷い込み、白いきつねの子供に出会い、
不思議な「窓」をもらうことになります。

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この話の大切なモチーフはキキョウの花畑ですから、
この季節に持ち出すのは少し非難を受けてもしょうがない
ことではありますが、作品集としては他の季節の話もあり
ますし、お許し頂きたいと思います。

ということで、本日は古い童話集「きつねの窓」の紹介です。

 

  

この角川文庫の一冊をずいぶん昔に買ったものですから、
今ではAmazonで検索しても角川文庫版は出てきません。
表紙絵は杉田豊さん。何だかいいかなと。

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まあ、Amazonでも他の文庫本で出てくるので、角川は
なくても、この話を読むことはそう難しくはないようです。

それに国語の教科書にも載っているようですから、
読んだことのある方もいらっしゃるかもしれません。
また、私と同じで、最初は学研の「学習」に掲載されてい
たのを読んだかもしれません。
「きつねの窓」以外でも、安房直子作品は、文庫本だけでも
いくつもありますので、
知らない方もいらっしゃるでしょうけども、
比較的ポピュラーな作家です。
もっとも、半世紀も前の作品でしょうから、とりたてて話題になる
こともないでしょう。
 

私の家の書庫にも何冊かの安房直子本があるのですが、
私は、最初に買った「きつねの窓」がいちばん好きです。
この作家にとっても、若いころの作品を集めた作品集だそうです。

収録されている他の話もそれぞれいい話です。

目次を転記しましょう。以下の通りです。

きつねの窓
北風のわすれたハンカチ
小さいやさしい右手
さんしょっ子
魔法をかけられた舌
緑のスキップ

もぐらのほった深い井戸
夕日の国
だれもしらない時間


どれもとてもいい。


「魔法をかけられた舌」は、
たしか子供向けラジオ番組の「お話玉手箱」でもやってた
ように思います(いや「お話出てこい」の方だったか?)。


ここにひとりぼっちの少年がいます。
だぶだぶの白い服に、白いぼうしをかぶって、
ぽつんと店のカウンターのまえにすわっています。

(「魔法をかけられた舌」)

この少年のお父さんが突然他界し、店の主になたものの
すばらしい料理人だったお父さんの子とは思えないだめな
コックで、従業員は辞めて行き、途方に暮れていたのです。
そこに地下室に住む小人があらわれて・・・。

「だれも知らない時間」も亀が太鼓の練習のための時間を
くれる話です。亀の時間をもらって、だれも知らない時間
の中で、太鼓の練習をしていたはずなのに、そこに女の子
が現れて・・・。悲しい囚われの女の子のため、亀が決め
たことは・・・。

どうも、ひとりぼっちの少年の話が多いかな。

誤解が無いように書くなら、私は友達に恵まれ、家族にも
恵まれ、話す相手に事欠くことはなかったように思いますが、
それでも、悲しかったり悔しかったりして、誰とも話したくない
時はあるわけで、そんな時にひととき別の世界に逃避したの
かなと思います。助けられたかなと。

IMG_7719.JPG

何度も読んだので、すっかりぼろぼろです。
修理するときはセロテープはだめですね。色が着きます。


 
この本を買ったのは、遠い昔と申しましたが、
買った時のことは、不思議と記憶しています。

中学校の時で、卒業式も近い頃だったと思います。
函館ですから、まだ道には雪が残り、それでも春めいた日
もあろうかという時分でした。
本は、函館駅近くの「森文化堂」で買いました。
行事があった帰りだったか、たまたま見つけて買いました。
「行事があったか」と思うのは、何人か同じ中学の「女子」が
一緒にいましたので、買った本のことを中の1人に説明した
記憶があるからです。

「この話はとてもいい話なんだ。文庫で出ててうれしい。」
という程度のことを話したと思います。
その子は、勉強もできるし、何でも起用にこなす子でしたが、
もの静かな方で休み時間にはよく文庫本を読んでおりました。
ただ、「青春の門」とかを読んでいましたから、童話には余り
興味はなかったと考えるのが妥当でしたでしょう。
そもそも中学の頃は、女子が大人で男子はだいぶ子供っぽい
ものなのかと思います。
ですが、それにしてもだいぶずれていたかと思います。
今も私はずれたままなのかもしれませんが。

卒業しても、またどこかで会うこともあるだろうと思ってい
ましたが、その後、その子らに会うことはなかったです。


書くほどのことでもない、春の夢のような話ではあります。

きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1))

きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1))

  • 作者: 安房 直子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

  • 作者: 安房 直子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1977/01
  • メディア: -

 

おまけ:

テンちゃんが来ております。
IMG_7710.JPG
 
なかなか写真は撮らせてもらえませんが。


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コメント 48

marilyn

元気に暮らしていても,ふと寂しくなる…そういうことは、誰にでも
あることだと思います。 
春分さんにとって、そんなときふと寄り添ってくれるのが、この本
なんでしょうね。 古くって、春分さんと時を一緒に過ごした感じが
良く出ている味のあるお写真です。
by marilyn (2009-03-20 13:29) 

yakko

本にまつわる素敵な思い出ですね(^。^)
by yakko (2009-03-20 13:30) 

袋田の住職

ひとりで山道を歩いていると不安になることがありますね。
特に夕暮れ時は・・・
by 袋田の住職 (2009-03-20 15:26) 

tanaka-ma3

今度読んでみます。
by tanaka-ma3 (2009-03-20 15:42) 

barbermama

私は「冒険王」や「少年マガジン」を愛読してましたねぇ・・・
小説だったら「怪人二十面相」とか(笑)。
by barbermama (2009-03-20 15:57) 

ミヤ

中学生のころの淡い思い出と、大切な文庫本。
とても素敵ですね。
図書館で探してみたいと思います^^
by ミヤ (2009-03-20 16:39) 

キタノオドリコ

春分さんとほぼ同年代(だと思う)の私。学研の「学習」はとっていましたが記憶にありません。
私の文庫本デビューは『どくとるまんぼう航海記』だったか・・・ものすごく字が小さい豆本みたいな印象のほかはあまり覚えていないなぁ(どうも最近記憶が・・・お彼岸だからかな?)。
函館から200kmほど南、キタオド少年、野球小僧だったころのお話です。
by キタノオドリコ (2009-03-20 16:43) 

アヨアン・イゴカー

童話や絵や歌など、思い出と結びついているとそれ自体が結晶体となり、記憶の中で宝石のように煌きます。好いですね、こういう思い出の本があるのは。
おまけのテンちゃん、可愛い。
by アヨアン・イゴカー (2009-03-20 17:21) 

ふじかわ

最近、キツネによく会うよw
by ふじかわ (2009-03-20 17:28) 

SilverMac

本に秘められた思い出があるのですね。良いお話です。
by SilverMac (2009-03-20 17:45) 

いっぷく

何度も繰り返し読むことのできる愛読書があるっていいですね、
そんな本との出会いを求めて探してもなかなか見つからないです。
by いっぷく (2009-03-20 19:31) 

HEIJI

自分も中学生の頃は、けっこう童話を読んだりしてました。
偶然でしょうか。みなさんそういう時期なんでしょうか・・・
そうだ、今日は春分の日ですね〜。

by HEIJI (2009-03-20 19:49) 

mimimomo

こんばんは^^
素的な人生ですね~ 中学時代からの愛読書。 
題名だけ見た限りではホロッとしたり、仄々としたり~そんな感じですね。
大人の本で言えば内海隆一郎の本のような感じでしょうね~
by mimimomo (2009-03-20 20:15) 

Na-ki

表紙がイイ。
おとなしめのサイケデリック。70年代ですか?
by Na-ki (2009-03-20 20:38) 

すー

なんだかとても惹かれる内容です。
そしてお話のタイトルもいいですね。
表紙の不思議なまなざしの女の子がまたいいなあ。
by すー (2009-03-20 20:54) 

albireo

なんとも、素敵な記事ですね。
安房直子さんは、立原えりかさんと共に、大好きな童話作家です。
今も、本棚には何冊もの本があります。
時々思い出して、時々手に取って、パラパラとページを繰って、少しだけ読んでみます。
また改めて、最初から最後まで、ゆっくりと読んでみたいと思いました。
by albireo (2009-03-20 21:02) 

くまら

私も子供の頃かって読んだ小説、未だに実家に保管してあります。
タイトルは「僕が僕である事」著者は山中恒。
知らないでしょ(笑)
by くまら (2009-03-20 21:08) 

春分

他の方にもお答えしますが、先にくまらさんへ。
「ぼくがぼくであること」ですね。本棚にございます。
そもそもNHK少年ドラマシリーズで取り上げましたでしょう。
今でも主題歌は最後まで歌えます。
風がはこんだ 花の匂いに酔ってしまった 僕なのさ♪ その上、
 http://www.mmjp.or.jp/soho/gwan/library/bokuga.html で聴けました。
by 春分 (2009-03-20 21:28) 

michan*

懐かしいですね。
昔我が家の本箱にもありました^^
そして、森文化堂懐かしいですね。
私も高校時代よく行きました。
松風町の電停下りるとすぐでしたよね。
玉光堂に寄った後は、必ず寄りました。
帰り際、弁慶のべこ餅買うのが好きで・・・
今はあのあたりも変わりましたね。^^;
先日一人で歩いたとき、少し寂しくなりました。
あ!記事と関係なくてごめんなさい><
by michan* (2009-03-20 21:29) 

ゴーパ1号

「きつねのよめいり」の音付け本番の直後なので「きつね」とか
「童話」などに妙に敏感になってしまっている私です。
あ、てんちゃんだ!
どうですか?距離は縮まりましたか?
by ゴーパ1号 (2009-03-20 21:33) 

せつこ

その女子さんと、記憶に残っているほど良い思い出なんですね。
なんか、秘められた思い出のよう!
私は「野生のエルザ」を読んで感動した思い出があります。
by せつこ (2009-03-20 21:45) 

sasasa

「きつねの窓」、
自分は、確か小学生のころの国語の教科書で、
読んだ記憶があります。
内容は覚えていませんでしたけどね(^_^;)
by sasasa (2009-03-20 22:25) 

koto

杉田豊の挿絵の絵本はうちにもあります。
カラーインクを巧みに使う、私の尊敬する人です。
by koto (2009-03-20 22:34) 

びっけ

春分さんの青春を彩った思い出の本なのですね。
思い入れの深さが、本の写真から うかがえます。
これが、「本当の愛読書」の写真なのだと思いました。
安房直子の作品は いくつか読んでいますが、これは未読です。(^^;
今度、読んでみますね。
by びっけ (2009-03-20 23:18) 

lingnam

きつねの窓、ぼんやりと思い出があります。
私も科学と学習を購読していたので、それで読んだのかも。
カバーがとてもよいですね。飾っておきたいくらい。
私が本読みの女子中学生だった頃、やはり
実年齢よりもう少し背伸びしたものをチョイスしていました。
あれからずいぶんと時がたってしまいました。
by lingnam (2009-03-20 23:21) 

A・ラファエル

はじめまして、タイトルに惹かれてやってきました。
「きつねの窓」あるマンガで内容が紹介されていたので、
読みたくなって読んだら「魔法の舌」に大泣きになってしまった
私でした。
ちなみに大人になってからのことです。
いくつになって読んでもいい物はいいと思います。
ただ、心に響く作品は人によって違うのですよね。
by A・ラファエル (2009-03-20 23:46) 

po-net

なにやら素敵なお話ですね。読んだ記憶がないので、今度読んで
みたいです。それにしても、とてもピュアな少年だったのですねぇ。
甥っ子の中学時代を思い出しました。
本も、いい具合に年を重ねた感がとてもグーですね。
by po-net (2009-03-21 00:38) 

ハギマシコ

このブログ、、、その女の子が見ていたら面白いですね、、、。
キツネの窓の話、、、何となく奥が深そうです。
by ハギマシコ (2009-03-21 01:27) 

ゆきゆき

確かにセロテープは変色し、乾燥してはがれてしまいますね。
by ゆきゆき (2009-03-21 07:13) 

めもてる

10代の中ごろ、春分さんのように本を読んでいれば、もう少し違っていただろうと思います。
by めもてる (2009-03-21 09:06) 

ぐりこママ

中学生の時から大事に大事にしてきた一冊なのですね。
素敵なお話がいっぱい詰まっているんでしょうね^^
物語の題名も、みんないいですね。読んでみたくなります。
表紙絵がまた色使いがきれいで素敵です。昔、国語の教科書の表紙って、こんなタッチの絵だったなぁと思いました。

by ぐりこママ (2009-03-21 09:40) 

きまじめさん

子供との会話のなかで昔読んだ童話の話が出ることがあります。
家に置いたままになっていますので、
今回、函館に転勤の際、もたせてあげることにしましょう。
きっとそれを開いて心和ませたい時もあるでしょうから。
by きまじめさん (2009-03-21 15:28) 

atom

最近、本を読んでないなぁ。

by atom (2009-03-21 15:56) 

bluebird

未読の作品ですが、暖かくてさみしいお話・・なのでしょうか。
娘も本が大好きなので、買ってあげて一緒に読もうかな。

あ、「イントゥ・ザ・ワイルド」届きました。
旅行に連れて行こうと思います^^

by bluebird (2009-03-21 16:24) 

春分

marilynさん、
> 元気に暮らしていても,ふと寂しくなる…そういうことは、誰にでも
> あることだと思います。 
ずっとそんなものだと思ってましたが、最近はそうでもないです。
強くなったならいいのですが、何かが鈍磨したような気がしています。

yakkoさん、
> 本にまつわる素敵な思い出ですね(^。^)
よそ様にお話しする内容でもないと思いましたけども、まあそんな日もいいかと。

袋田の住職さま、
> ひとりで山道を歩いていると不安になることがありますね。
そうですね。知らない街を歩くのもそうでしょうか。そんなのが嫌いじゃないが。

tanaka-maさん、
> 今度読んでみます。
では、ぜひ。tanaka-maさんへは先の「荒野へ」もお勧めできますが。

barbermamaさん、
> 私は「冒険王」や「少年マガジン」を愛読してましたねぇ・・・
> 小説だったら「怪人二十面相」とか(笑)。
私はいろいろ読みました。国語は得意ではありませんでしたが、本は好きでした。
子供の本が貴重な国もありますね。そう思うと、何でもありがたいことです。

ミヤさん、
> 図書館で探してみたいと思います^^
図書館にあると思います。ないような図書館ではもぐりの図書館です。

キタノオドリコさん、
> 春分さんとほぼ同年代(だと思う)の私。学研の「学習」はとっていましたが
> 記憶にありません。
「学習」は妹のでして。私は当然のようにずっと「科学」をとっていました。
> 函館から200kmほど南、キタオド少年、野球小僧だったころのお話です。
野球少年だったのですか。私はずっと「理科小僧」だったかな。

アヨアン・イゴカーさん、
> 童話や絵や歌など、思い出と結びついているとそれ自体が結晶体となり、
> 記憶の中で宝石のように煌きます。好いですね、こういう思い出の本があるのは。
はい。
オルゴール付宝石箱のような様子で、蓋を開けると頭の中を思いが奏でられるが如く。
> おまけのテンちゃん、可愛い。
ありがとうございます。

ふじかわさん、
> 最近、キツネによく会うよw
写真、見ました。いいですね、キツネのいる暮らし。あ、こちらは猫がいるか。

SilverMacさん、
> 本に秘められた思い出があるのですね。良いお話です。
とるに足らない話ながら、それなりに大切な思い出です。

いっぷくさん、
> 何度も繰り返し読むことのできる愛読書があるっていいですね、
> そんな本との出会いを求めて探してもなかなか見つからないです。
見つけにくいさがし物は、さがすのを止めた時みつかることもよくあるようです。

HEIJIさん、
> 自分も中学生の頃は、けっこう童話を読んだりしてました。
> 偶然でしょうか。みなさんそういう時期なんでしょうか・・・
どうでしょうね。いろんな人がいるのかもしれませんが。
> そうだ、今日は春分の日ですね〜。
ここまで誰もそこには気がついてくれてません。触れないようにしているのか。


mimimomoさん、
> 素的な人生ですね~ 中学時代からの愛読書。 
以前載せた「はるかなる我がラスカル」は小学校からの愛読書ですし。
私はしつこい性格なのかもしれません。
> 大人の本で言えば内海隆一郎の本のような感じでしょうね~
読んでおりませんでした。Amazonでは熱烈ファンしかおらず星5つ満点ですね。
読まなくてはいけない本リストに入りました。長いリストなので大変ですが。

Na-kiさん、
> おとなしめのサイケデリック。70年代ですか?
そうですね。後にもコメントがありましたが、教科書の挿絵っぽくもあるかと。

すーさん、
> なんだかとても惹かれる内容です。
> そしてお話のタイトルもいいですね。
教訓もビックリもないただのお話ですけど、とてもいいのですよ。
図書館とかにもあると思いますから、いつかどこかで探してみて下さい。
> 表紙の不思議なまなざしの女の子がまたいいなあ。
その意味で、この文庫本がなくなったのは残念です。

albireoさん、
> なんとも、素敵な記事ですね。
albireoさんにはわかってもらえる気がしていました。
> 安房直子さんは、立原えりかさんと共に、大好きな童話作家です。
> 今も、本棚には何冊もの本があります。
童話に限らず、いろんないい本がひっそりと埋もれているように思います。
> また改めて、最初から最後まで、ゆっくりと読んでみたいと思いました。
鞄に入れておけば文庫本を読む小さな暇はありそうですが、なかなかそうでき
ないのは、気持ちの問題なのでしょうね。

くまらさん、
上にも書きましたが、私も持ってます。 
私の持っているのはやはり角川文庫版です。

michan* さん、
> そして、森文化堂懐かしいですね。
> 私も高校時代よく行きました。
松風町界隈の描写が私としてもとても懐かしいです。
書きませんでしたが、森文化堂が倒産して無くなったのは
話に聞いてとても驚いたニュースでした。
丸井がつぶれたのも驚きですが、業界的にそっちはわかる
気がしましたが、本屋がつぶれるというのが理解不能でした。
> 今はあのあたりも変わりましたね。^^;
> 先日一人で歩いたとき、少し寂しくなりました。
> あ!記事と関係なくてごめんなさい><
とてもいいコメントでした。

ゴーパ1号さん、
> 「きつねのよめいり」の音付け本番の直後なので「きつね」とか
> 「童話」などに妙に敏感になってしまっている私です。
「きつねのよめいり」の音楽?楽器がないところから音が聴こえてくるとか?
> あ、てんちゃんだ!
> どうですか?距離は縮まりましたか?
ならし中です。まだまだです。

せつこさん、
> その女子さんと、記憶に残っているほど良い思い出なんですね。
まぁ、春分の日スペシャルですしね。
> 私は「野生のエルザ」を読んで感動した思い出があります。
おお。
そういえば「野生のエルザ」も一部が教科書に載ってたような。

sasasaさん、
> 「きつねの窓」、
> 自分は、確か小学生のころの国語の教科書で、
> 読んだ記憶があります。
おお。本当に教科書に載っていたのですね。いや、疑ってはいませんでしたが。

kotoさん、
> 杉田豊の挿絵の絵本はうちにもあります。
> カラーインクを巧みに使う、私の尊敬する人です。
そっちのファンもいらっしゃるかと思っていました。
我が家に絵本はないのですが、たしかメラミン樹脂のボウルがあります。
子供がラーメンを食べるのに丁度いいようなやつですが、私はシリアルボウルに
すべく大学の時にかってそのまま我が家にあるのかと記憶しています。

びっけさん、
> 安房直子の作品は いくつか読んでいますが、これは未読です。(^^;
ちょっとびっけさんのブログの領域を侵す内容でしたが、お許し下さい。
これを読んでないのはもったいない。ぜひお読みになって下さい。

lingnamさん、
> 私が本読みの女子中学生だった頃、やはり
> 実年齢よりもう少し背伸びしたものをチョイスしていました。
なんだか当時の姿が見えるようなお話で。

A・ラファエルさん、
> はじめまして、タイトルに惹かれてやってきました。
そうであるなら、書いた甲斐がありました。
いらして頂き、コメント頂き、ありがとうございます。
そして、なるほどヒーラーブログ?興味深いです。読ませて頂きます。
> 「きつねの窓」あるマンガで内容が紹介されていたので、
何のマンガかなぁ。そっちも興味深い。
> 読みたくなって読んだら「魔法の舌」に大泣きになってしまった
> 私でした。
不思議な話ですよね。そして温かい話ですね。
> ただ、心に響く作品は人によって違うのですよね。
そうですね。私もこの本の気に入った作品に印をつけていましたが、
違う作品の方が記憶に残っています。不思議なことです。

po-netさん、
> なにやら素敵なお話ですね。読んだ記憶がないので、今度読んで
> みたいです。それにしても、とてもピュアな少年だったのですねぇ。
今はピュアじゃないのだと疑われないかと心配です。いえ、良いのですが。
> 甥っ子の中学時代を思い出しました。
何か逸話がありそうですね。

ハギマシコさん、
> このブログ、、、その女の子が見ていたら面白いですね、、、。
それはすごいですが、それを期待するほどロマンチックではないです。
> キツネの窓の話、、、何となく奥が深そうです。
わりと軽いのですけどもね。

ゆきゆきさん、
> 確かにセロテープは変色し、乾燥してはがれてしまいますね。
そこですか。はい。3Mのプラスチックっぽいのは変わらないのかなぁ。

めもてるさん、
> 10代の中ごろ、春分さんのように本を読んでいれば、
> もう少し違っていただろうと思います。
「読書は充実した人間をつくり、記述は正確な人間を作る」らしいのですが、
私としても、まだまだ読書と記述が足りない様子です。
もう少しがんばらないとなりませんね。

ぐりこママさん、
> 表紙絵がまた色使いがきれいで素敵です。昔、国語の教科書の表紙って、
> こんなタッチの絵だったなぁと思いました。
私もそう感じます。こんな感じだったなと。
小学校の国語の教科書の表紙は「いわさきちひろ」でしたね。

きまじめさん、
> 子供との会話のなかで昔読んだ童話の話が出ることがあります。
> 家に置いたままになっていますので、
> 今回、函館に転勤の際、もたせてあげることにしましょう。
お、函館に転勤なのですね。
> きっとそれを開いて心和ませたい時もあるでしょうから。
いろいろあるからこそ楽しい時が嬉しく思えますでしょうしね。

atomさん、
> 最近、本を読んでないなぁ。
写真雑誌ばかりですか?
いえ、よろしくない冗談ですね。ネット時代で本を読まなくなっています。
でも、読みたい本の情報は増えていて、困ったことになってます。

bluebirdさん、
> 娘も本が大好きなので、買ってあげて一緒に読もうかな。
いいですね。うちの長女も本は好きです。うまく育ってくれました。
長男の方はあまり好きじゃないですね。それぞれかな。

> あ、「イントゥ・ザ・ワイルド」届きました。
> 旅行に連れて行こうと思います^^
そうですか!
私もDVDを取り寄せてしまって、今日あたり観るつもりでおります。
by 春分 (2009-03-21 16:50) 

lapis

懐かしい感じのする素敵な記事ですね。
中学校の頃、僕は、童話なんて子供の読むものなどと思うようなひねたガキでした。(苦笑)
by lapis (2009-03-21 19:48) 

チヨロギ

この作品は残念ながら読んでいないのですが、
杉田豊さんの絵がとても懐かしいです!
世界文化社の「世界の名作」という全集が大好きで、
なかでも杉田さんが挿絵を描いた「森は生きている」や「雪の女王」は、
色遣いがほんとうに美しくて、お気に入りでした。
この全集はいまでも全部、とってあります。
ところで、いま『荒野へ』を読んでいるところです。
またいい本を紹介してくださいね( ̄ー ̄)
by チヨロギ (2009-03-21 20:11) 

タックン

表紙絵に惹かれてしまいました。
春分さんのお気に入り本 気になります。
これもまた「読みたい本」リスト入りです。
by タックン (2009-03-21 22:01) 

すずめ

好きな本:きつねの窓 と書いていた友人がいたなぁ...なんてことを思い出しました。
杉田豊さんの絵の「ふみの日」の切手、良かったなぁ。

by すずめ (2009-03-22 00:50) 

エルモ

あれれ?この本、全然知らなかったです・・・σ(^_^;)
ところでテンちゃんって、どこの子ですか?^^
by エルモ (2009-03-22 06:35) 

aya

読んでみたいですね。。。童話は好きです、100万回生きたねこ・・は
読む度に涙がでます。イメージ・ファンタジーの世界でありながら、現実と
交差するところがあり、ちょっと立ち止まりたい時にいいですね(^◇^)
by aya (2009-03-22 11:13) 

ぱふ

春分さんの日に、また違った一面を見せてくれる記事でした。
子供の頃に好きだったご本をまだ大事に持ってらっしゃるのですね。
私は図書館で何度も借りた絵本がほしくて、古書店などを
探し回ったのですがどうしても見つからず、
新書サイズの文庫本で我慢したことがあります。版が違うと
あまり愛着を感じず、しまいこんでいます。。。
by ぱふ (2009-03-22 14:07) 

A・ラファエル

ご訪問&コメントをありがとうございます。
「きつねの窓」を引用していた作品は、
太刀掛秀子さんの人形劇で頑張る少年少女達を
描いたものだったのですが、
古すぎて作品タイトルが思い出せません。
ごめんなさい。
この作品が手に入るかどうかもかなり怪しいです。
by A・ラファエル (2009-03-22 17:46) 

春分

lapisさん、
> 中学校の頃、僕は、童話なんて子供の読むものなどと思うような
> ひねたガキでした。(苦笑)
何かかっこいいではないですか。ひねてたのは私もそんなものですが。

チヨロギさん、
> 杉田豊さんの絵がとても懐かしいです!
そういう方もいらっしゃるだろうと思ってました。サービスの大写しで。
> なかでも杉田さんが挿絵を描いた「森は生きている」や「雪の女王」~
いいなー。見てみたいです。
> ところで、いま『荒野へ』を読んでいるところです。
恐れ入ります。まきこんでますが。
私はチャンネル権をじいさまに預けており、DVDはいいところで中断中です。

タックンさん、
> 春分さんのお気に入り本 気になります。
ほんとうに、ただ童話ですけども。でも、読んで損はないと思います。

すずめさん、
> 杉田豊さんの絵の「ふみの日」の切手、良かったなぁ。
すずめさんの絵も負けてませんから、いつか切手に採用されるといいですね。

エルモさん、
> ところでテンちゃんって、どこの子ですか?^^
長女が飼っている猫です。大学生は学業ではないのかと思いつつも。

ayaさん、
> 読んでみたいですね。。。童話は好きです、100万回生きたねこ・・は
> 読む度に涙がでます。
最近は、ネットにも泣ける動画とかが落ちていて、見て泣きそうになります。
困っています。

ぱふさん、
> 私は図書館で何度も借りた絵本がほしくて、古書店などを
> 探し回ったのですがどうしても見つからず、
> 新書サイズの文庫本で我慢したことがあります。版が違うと
> あまり愛着を感じず、しまいこんでいます。。。
それでも見つかってよかったですね。何だったかわからない本も多いですから。


A・ラファエルさん、
> 「きつねの窓」を引用していた作品は、
> 太刀掛秀子さんの人形劇で頑張る少年少女達を
> 描いたものだったのですが、
そうでしたか。太刀掛先生ならわかりそうなものと思ったら、
「まりの きみの声が」ですか。80年の作品ですね。「花とゆめ」に乗り換えた後か。
> この作品が手に入るかどうかもかなり怪しいです。
あるかもしれません。奥さんがブックオフでいろいろ買ってくるもので。
by 春分 (2009-03-22 19:44) 

めぎ

これを初めて読んだのは、私も学研だったような記憶です。その後教科書に載ったことを知ったような。
キキョウのうす紫色が好きで、このもの悲しい男の気持ちが切なくて、非常に記憶に残っています。
by めぎ (2009-03-23 07:06) 

uta

トップに来たんですが
このタイトルに超反応
私の安房様を持ってかないで~~~
実際に指を染めて窓を覗いているマニアです(苦笑)
by uta (2009-03-23 19:59) 

momoe

この挿絵は「キンダーブック」で見たなぁ。
by momoe (2009-03-24 20:12) 

春分

めぎさん、
> これを初めて読んだのは、私も学研だったような記憶です。
> その後教科書に載ったことを知ったような。
同世代感が漂いますね。
いい話を読める、いい時代に育ててよかったですね。

utaさん、
> 実際に指を染めて窓を覗いているマニアです(苦笑)
マニアでしたか。なんだかでも私としてもうれしいです。

momoeさん、
> この挿絵は「キンダーブック」で見たなぁ。
また懐かしい名前がでましたね。
いい挿絵がいっぱいありましたね。


by 春分 (2009-03-24 22:00) 

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