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芝浜 [なごり]

「おまいさん、おまいさん、朝ですよ、仕事に行っておくれよぉ。」

「ん、何だ、朝か。まあいいさ、今日の仕事はたいしたもんじゃない。
それよりどうだ、昨日のブログ記事。かれこれ7年近くどうでもいい
ことを書いて来たわけだが、これほどの会心作が書けたことは未だ
あったためしがない。確かに昨日は昔の仲間としこたま飲んで帰っ
たわけだけど、こんな様子なら迎い酒を兼ねて祝い酒をもう一度
飲んでもいいってくらいだろう。読んだか、昨日のブログ。傑作だろ」

「何を言っているんだい。昨日は確かにしこたま酔って帰ってきたよ。
そしてよせばいいのにまたパソコンをいじっていたけど。おまえさん、
すぐにいびきをかいて寝ちまったじゃないか。ブログなんか更新して
いませんよ。ほら、最後の記事は7月28日の日光白根山ですよ。」

「何だって?そんなはずがあるか、そりゃ魚眼レンズをなくした話だ。
 見せてみろ。ああ、・・ない。あの傑作ブログ記事『芝浜』がない。」
「おまえさん、酔って夢でも見たんだろ。世間ではまだまだ働き盛り
と言われていい歳なのに、先輩の壮行会だ大学の仲間の飲み会だ
と理由をつくって飲んでばかり。それよりなによりパソコンに向かって
いるかと思うと、仕事じゃなくてブログ書きばかりじゃないの。
そりゃ、きれいな写真を載せたりすれば褒めてもくれるでしょう。でも
それは付き合いってこともあるの。ブログなんてあんたがいなくなりゃ
すぐに解約だよ。そうすりゃもうすぐに消えてなくなるし、すぐに皆も
忘れてしまうんだ。それより仕事をしたらどうだい。口ばっかり日本の
シニア世代の健康に貢献するって言うけど、まだ何もできていないじゃ
ないの。」

「・・・いや、しかし、あれは傑作だった。もう二度とあんな記事は
書けたものじゃない。ああ、夢だったか。酒が見せた夢だったか。」

IMG_5495.JPG

以来、怖くなったかこのブロガーは仕事にせいを出して、歴史に残る
健康提案を成し遂げて・・・・
  


 
いや、時々載せる嘘話ですが。

「芝浜」と言えば落語に興味がない者であっても名前やあらすじを
聞いたことはあるという超有名噺ですが、そもそもの成り立ちは
三題噺であったと言われているそうです(異説もあるそうです)。
三題噺というのは、客席から適当な3つのテーマをあげてもらって、
即興で噺をつくってしゃべるという芸でありますが、こういうことは
アイデアをひねり出すには大変良くできた方法かと思いますね。
斬新なアイデアというのは常識が邪魔をするのかなかなか出ない。
これをそもそも関係のない言葉に関係があると仮説して間と繋ぐと
いうことは論理の鍛錬・追及として大変素晴らしく、また即興であり
集中を強いることになりますので思わぬ傑作をひねり出すことになる
ものかと思われます。あわててとんでもない展開をしてしまうというの
もあるでしょうけど、それも斬新なアイデアを生むには良いのでしょう。
噺だけではなく、研究・その他のアイデアを得るためにも使えますね。
先日の大学の仲間との飲み会でもその話をしておりまして、「星新一
も三題話でストーリーを創っていた」という話を聞きました。「単語の
カードを3枚選んで、何がなんでも話にまとめる」という手法だったと
聞きました。なるほど。あれだけのショートショートを連作するには
そんな方法があったのか。
アイデアに困っている人はためして見るといいかもしれませんね。

ただ、(いつものように書くにあたりWikipediaで裏を取っておりまし
たところ)三題噺というのは本来はきちんとしたルールのある芸で
あって、適当に3題出せばいいというものではなかったそうです。
まずはこのお遊びは真打だけに許されたそうです。もっとも修業が
足りない二つ目以下にはとてもできないということかもしれません。

それと、題は、場所・物・ひとをそれぞれ1つずつ出すものだったそう
で、芝浜も「芝浜・財布・よっぱらい」という3題であったとか。
「ヘビ・トカゲ・カエル」みたいな3つでは噺ができないでしょう。

まあ「ロンドン・金メダル・内村」でも新しい噺はできないでしょうが。
「ロンドン・魚眼レンズ・唐橋ユミアナウンサー」くらいだといいかと
思いますね。


とまあ、ここまでは枕で。

IMG_5492.JPG

水曜日に田町で飲んでいました。
大学の頃の仲間たちが集まるというもので。
IMG_5503.JPG

6時半始まりにしてもらったのですが、少し時間があったので駅の側の
「本芝公園」を訪ねてみました。
本当に線路沿いの僅かな隙間を利用した遊具が少しある児童公園の
様子なのですが、そもそもの「芝」とはこの辺りであったそうです。
IMG_5488.JPG
今日の「芝」は、もちろん浜松町の芝公園やら海岸に向かえば芝浦やら
広く広がっているのですが、もともとは川の三角州の雑魚場であって、
それは今日のこの本芝公園の辺りとされています。
三角州どころか海岸でもないではないかと思われる方もいらっしゃるか
と思いますが、そもそも山手線は海岸に堤防を築いて線路を走らせたと
言うことで、各駅は海岸の駅であったはずで、それが東京オリンピック
の辺りですっかり埋め立てが進み、海岸の面影がなくなってしまったと
言うことです。
つまりは、この本芝公園の辺りが落語「芝浜」の主人公の魚屋が財布を
拾った場所なのでした。

IMG_5474.JPG

先に書いたように多くの日本人は「芝浜」を知っているでしょうけども
海外からブログを見て下さる人と忘れちゃった人のためと相当大雑把に
書くと、
とある魚屋がいつの頃から酒ばかり飲んで仕事をしない。女房が仕事を
してくれと懇願し、しぶしぶ男は芝浜に出かけるのだけどそこで男は
42両という大金の入った財布を拾う。これでもう働かなくても暮らし
ていけると喜んでまた酒を飲んで寝てしまうが、翌日、それは夢だと聞
かされる(ちなみに当時は10両ネコババすれば死罪のご時世)。
男はすっかり落胆するもののさすがに怖くなったかきっぱりと酒を止め
何年かの後には自分の店を構えるまでになった。そんな大晦日の夜に、
男の妻が告白する。あの財布は本当にあったのだ、あんたがだめな人間
になりそうで財布を隠すことにした。ここにその財布がある。持ち主も
現れずこれはあんたのものだ。嘘をついて本当に申し訳ない。
男は大いに驚いて怒っては見たものの、すぐに「ありがとう」と心の底
から女房に感謝の言葉を述べる。そして、

という噺ですな。

IMG_5489.JPG

実のところ最初の芝浜ができた頃はただ財布を拾って喜んで飲む話だっ
たとも言われていて、女房の描写も「バカ亭主に金なんか渡せないよ、
かくしちゃおう」というのが元で、ただ怖く、悲しくて、情けないけど
亭主のために必死で嘘をつく人情噺向きの女房像というのは後の噺家
が工夫して作り上げたということです(Wikipedia情報ですが)。

そして、談志(も、芝浜の名語り手)は嫌ったと言うけれど、戦後の
三代目三木助(芝浜の名手)の芝浜は、財布を拾う早朝の芝浜の風景
(朝日に照らされ広がる白い浜、寄せては返す波の風情)が絶品とされ
急速に消滅して行った江戸の風情を、失われしものの美をそこに展開し
たらしいです。
 

私は、それを聞いたことがあったかな。三代目は1961年に亡くなっ
ているのだけど、録音くらいはあったろうし。
じいさまの隣で寝入る時に、いっしょにラジオで聴いたかもしれない。
あれからそろそろ半世紀にもなろうとしている。
自分がそろそろじいさまだからなぁ。

ということで、
「田町・三題噺・できの悪いブロガー」というようなできそこないの
私の噺は終了です。

さて、とりあえず書き上げたから、ビールでも飲むかな・・・
いやいや、止めておこう、夢になるといけねぇ。

 


 


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Silvermac

それにしても男子柔道はだらしない。
by Silvermac (2012-08-04 06:16) 

ねこじたん

お友達との語らいは 楽しいですね
田町はわりと行きますよ 飲みに…
魚眼 てんちゃんの隠れ家にあったりして〜
by ねこじたん (2012-08-04 06:20) 

キタノオドリコ

私が聞いていた「芝浜」も三木助でしたが(レコードを録音したやつ)、そうそう、芝浜の朝の風景、芭蕉の「あけぼのや白魚白きこと一寸」を織り交ぜたり、海の水で顔を洗ったり・・・絶品でしたねぇ。
by キタノオドリコ (2012-08-04 07:45) 

psvt.abl

7年ってすごいですね~
7年もの間、話題を欠かさず、写真もたくさん掲載してきたのですね。
by psvt.abl (2012-08-04 08:52) 

okko

ブログの世界は儚い、何時の間にか、あの人、消えちゃったね、お前さん。
でお終いです。
でも、この内容の濃い?ブログは永遠に胸に残るでしょう、うん、大丈夫。
勉強になりました。

芝浜は、志ん生のが好きでしたね。
by okko (2012-08-04 14:40) 

招き猫

長い枕! 
で、このブロガーさん、仕事に精を出す!と誓うのかと思えば
そこんところをどうもボヤかしていらっしゃる。
そして「ビールでも飲むかな?・・・いや止めとこう」
ここは絶対に嘘!
いや、先に飲んでただけで 本当かも。
涙無しには読めない噺だったね~。 おまいさん。
by 招き猫 (2012-08-04 15:13) 

袋田の住職

浜松町界隈は安く飲める庶民的なお店が多いですね。
私も、年に数回飲んでます。
by 袋田の住職 (2012-08-04 17:18) 

albireo

落語好きとしては、とても愉快な記事でした。
その、夢の中で書いたという記事も、読んでみたいものですね(^^♪
東京オリンピックの頃には、もう東京を離れて、千葉県に住んでいま
したが、確かにそれ以前と、それ以降では、東京は別世界になって
しまったと感じます。
今夜は、志ん生の噺を聴くことにします。
by albireo (2012-08-04 20:24) 

barbermama

ビックコミックオリジナルで保育士から転身して
落語家を目指す若者の物語を読んでいます。
前座修行の厳しさを読んで、現実もこんなに大変な世界かと
驚くのですが、ラジオで近頃の落語を聞くと
人物の描き分けが全く出来ていない落語家が多いように
思うのですが・・
春分さんは写真だけでなく、文章も大変お上手で^^
by barbermama (2012-08-04 20:34) 

po-net

ご無沙汰しとります。とても楽しいお噺でした。落語いいですねぇ。
昔勤めていた会社に落語好きの兄さんがいて、夜は落語を聴きながら
寝るだとか。楽しい夢がみれそうだな。
by po-net (2012-08-04 20:47) 

きまじめさん

子供のころから、落語は好きで、父親と一緒に聞いていましたが、
芝浜もただた聞いているだけでした。
三大噺のルール、興味深く読ませていただきました。
by きまじめさん (2012-08-04 23:00) 

ハギマシコ

ああ、、、面白かった、、、春分様の芝濱。奥が深い、、、、(^_-)-☆
所で亡くした魚眼レンズは、、、42両?。
元気を出してくださいよ・・「おまいさん?? じゃなくて お茶の水博士」
by ハギマシコ (2012-08-05 09:36) 

sakamono

落語も詳しかったんですね。実におもしろいお話でした。
ところで、唐橋ユミアナウンサーをお気に召してらっしゃる?
by sakamono (2012-08-05 11:02) 

いろは

こんにちは^^
あぁ〜楽しかった!春分亭夢の助さん?の小噺。
そう言えば、東京オリンピックの時は子供を抱っこして、聖火をみましたっけ(^^;
変わりましたね〜東京も。いえ!日本もです。

by いろは (2012-08-05 14:17) 

mamire

そんなこんなで魚眼レンズも「だから私が預かっておいたのよ、酔っぱらうと訳が分からなくなるから。」などと箪笥の引き出しから出てくるといいですねぇ。
by mamire (2012-08-05 16:51) 

kohtyan

田町周辺も、ずいぶん変わりましたね。
by kohtyan (2012-08-05 19:06) 

Loby

芝浜の話し、かなり興味深いですね。
こういった類の話しというものは、語り話と同じでどんどん進化(?)していくものなのですね。
by Loby (2012-08-05 22:10) 

puripuri

ふむふむ、面白~い。 最初のお話しは、もう一人の春分さんがアレコレと
語っているのかと思いながら読んでいました。
山手線、埋め立て等は「へぇ~そうなんですか。北国の私には、ちっとも知らなかった」
「芝浜」の噺も知らなくて・・・春分さんはいろんな事をご存知ですし、物書きも素晴らしいです。
by puripuri (2012-08-05 23:06) 

aya

えーー、長い枕でしたが、オチがいいようで!!
その素晴らしい記事を見たいと思いましたが、 夢の中に行かないと
見れないのですね。 
でもいつも素晴らしい記事です。 お写真も大好きです(^-^)V
by aya (2012-08-06 20:01) 

春分

Silvermacさん、
> それにしても男子柔道はだらしない。
そこですか。確かに。
他の種目がずいぶんがんばって結果を残していると思います。
柔道もがんばってないとは思いませんが、努力と根性では勝てないのでしょう。
努力と根性とがあればと思う気持ちが不遜でしょう。4年後の復活を見たいですね。

ねこじたんさん、
> 田町はわりと行きますよ 飲みに…
私たちは慶応大学側に行って飲みましたが、まあ飲み屋の多いこと。
いい店がいっぱいのようですね。慶応のやつらが飲んでばっかりでもしょうがないかな。

キタノオドリコさん、
> 私が聞いていた「芝浜」も三木助でしたが(レコードを録音したやつ)、~
キタノオドリコさん用に唐橋アナの突っ込みどころを用意したのですが、三木助突っ込み。
さすがだ。
記念に児童公園の水道で顔を洗ってくればよかったかなぁ。

psvt.ablさん、
> 7年ってすごいですね~
> 7年もの間、話題を欠かさず、写真もたくさん掲載してきたのですね。
さすがに意欲が続かないで今年は低調です。数は減らしても質は保ちたいですが。

okkoさん、
> ブログの世界は儚い、何時の間にか、あの人、消えちゃったね、お前さん。
> でお終いです。
そうじゃないと思いたい気持ちがあっての戯言ですが、たくさんの人がブログを
去り、何人かの人がこの世を去ってますね。私も忘れはしないのですが。

> 芝浜は、志ん生のが好きでしたね。
あー、そうですね。
というか、いい落語家がいっぱいいましたのにねー。

招き猫さん、
> 長い枕! 
まあ、夢枕ってくらいのものですな。

袋田の住職さま、
> 浜松町界隈は安く飲める庶民的なお店が多いですね。
> 私も、年に数回飲んでます。
慶応だの東工大だの大学生の街でもありますしね。
港区は一方に六本木をようし、なかなか多彩ですね。

albireoさん、
> 落語好きとしては、とても愉快な記事でした。
albireoさんには突っ込んでもらえる記事と思っておりました。
満足頂ける内容になるかは少し心配でしたが、まずは落第ではないか。

> 東京オリンピックの頃には、もう東京を離れて、千葉県に住んでいま
> したが、確かにそれ以前と、それ以降では、東京は別世界になって
> しまったと感じます。
そうですか。
函館も高度成長期に市街地はどんどんと広がり、遊んだ野原も消えて行き
ました。ありがたいことに海岸は砂浜も磯浜も案外残っています。
次の50年はどう変るのでしょう。変らないのも困るのですが。

barbermamaさん、
> ビックコミックオリジナルで保育士から転身して
> 落語家を目指す若者の物語を読んでいます。
床屋さんにビックコミックオリジナルは何とも馴染みますね。

こうして書いて思うのは、いい落語家がいっぱいいましたね。
だいたい死んじゃったわけですが、目に浮かぶ人がいっぱいですね。

po-netさん、
> ご無沙汰しとります。とても楽しいお噺でした。落語いいですねぇ。
> 昔勤めていた会社に落語好きの兄さんがいて、夜は落語を聴きながら
> 寝るだとか。楽しい夢がみれそうだな。
実のところ私は寄席で落語を聞いたことがないです。
ですからラジオから流れる落語の様子が一番の思い出です。いい夜でした。
もちろんテレビもあり、笑点も見てたし、飛行機の中でも聴いたけど、
やっぱりラジオですねー。いいですねー。

きまじめさん、
> 子供のころから、落語は好きで、父親と一緒に聞いていましたが、
> 芝浜もただた聞いているだけでした。
いい思い出ですね。芝浜だけじゃなく三木助だけじゃなく、いい噺も噺家も
いろいろいましたしね。

ハギマシコさん、
> 所で亡くした魚眼レンズは、、、42両?。
当時の1両は10万円くらいとか言いますし、420万円ですかね。
一番高い望遠レンズくらいですね。魚眼はそんなにはしないですね。
まあ、またお金を貯めて買います。

sakamonoさん、
> 落語も詳しかったんですね。実におもしろいお話でした。
詳しいと言うレベルではないです。コメントを読むと他の皆さんの方が詳しいし。

> ところで、唐橋ユミアナウンサーをお気に召してらっしゃる?
いやいや、たまたまですね、たまたま。

いろはさん、
> そう言えば、東京オリンピックの時は子供を抱っこして、聖火をみましたっけ(^^;
とてもいい思い出ですねー。私がランニングシャツにクレヨンで赤い日の丸を書いて
見せた時ですから(怒られなかったです)、HEIJIさんもそこそこ小さい頃か。

> 変わりましたね?東京も。いえ!日本もです。
いろんな東京が混在していますね。いろんな名残があり、今日も新しい街ができてますね。

mamireさん、
> そんなこんなで魚眼レンズも「だから私が預かっておいたのよ、酔っぱらうと訳が
> 分からなくなるから。」などと箪笥の引き出しから出てくるといいですねぇ。
そのネタでもう一回は枕が稼げたと思っていましたが、先にわかられてしまいました。
次回は別の枕を考えます。

kohtyanさん、
> 田町周辺も、ずいぶん変わりましたね。
まさか最後の東京の自然海岸を見たとかでしょうか。
東京も少し主要駅から離れると案外庶民的な町並みが残っていますね。
一方で汐留や六本木界隈のような見るからに新しい街が生まれていますね。
さて、新しい東京駅はどんなものでしょうね。東京から目が離せないですね。

Lobyさん、
> 芝浜の話し、かなり興味深いですね。
> こういった類の話しというものは、語り話と同じでどんどん進化(?)していくものなのですね。
書き切れませんのでだいぶ省いたところもあります。コメントで補ってもらってところも
ありますが。1つの噺でこれだけ背景があるのだからいくつもの名作落語を思うと
なかなか気が遠くなりますね。

puripuriさん、
> 山手線、埋め立て等は「へぇ~そうなんですか。北国の私には、ちっとも知らなかった」
私だって所詮函館の人ですからそんなにはわかっちゃいません。
比較的最近代々木のオリンピック村を見たときはちょっと感動がありました。
大阪万博跡地も行ってみたくなりますねー。

ayaさん、
> えーー、長い枕でしたが、オチがいいようで!!
元の噺のオチのままですけどね。

> その素晴らしい記事を見たいと思いましたが、 夢の中に行かないと
> 見れないのですね。 
10年後の大晦日の夜になって、
「実は、あのブログ、本当に書いてあって、CD-ROMに焼いてあるんだよ」という
ように続くというのも、まああるかもしれませんし。
まあ、あと10年、こんなのを書いているかは、まったくわからないですけどね。

さて、お後がよろしいようで。
by 春分 (2012-08-06 21:51) 

mimimomo

落語は全然分からないです。
花見酒だったか少しだけ・・・
by mimimomo (2012-08-07 21:12) 

e-g-g

プレゼンテーションで1案しか出さないのは天才肌、
2案出すのはいちばん平凡、
凡人は努力して3案を用意すべし!
あまり正確ではありませんが、
だいたいこんなことをかつての職場の上司が話していました。
(その上司、天野祐吉さんという人です)
爾来、みっつ、みっつ、と唱えながらアイデアを練っています。
三つのアイデアが、ちょうど三脚の足のように120度ずつの
間合いを保っていること、これが上手くいくと気持ち良いものですね。

「芝浜」とても面白く拝読しました。
頭の中に、ちょっと涼しい風が吹いたようです。
落語の芝浜は、もちろん好きですが、
談志の噺しか聞いたことがありません。。。

by e-g-g (2012-08-10 19:34) 

silverag

書いたつもりが夢だったというのもまずいですが
書いた覚えも無いのに、ブログ更新されていたほうが怖い
酒に注意・・・ですね
by silverag (2012-08-12 00:22) 

春分

mimimomoさん、
> 落語は全然分からないです。
> 花見酒だったか少しだけ・・・
飲んじゃう話ですね。
「貧乏花見」とかもあって、花見と落語は相性がいいようです。

e-g-gさん、
> プレゼンテーションで1案しか出さないのは天才肌、
> 2案出すのはいちばん平凡、
(中略)
> だいたいこんなことをかつての職場の上司が話していました。
> (その上司、天野祐吉さんという人です)
たいへんなビッグネームが出てきましたねー。話も納得です。

> 三つのアイデアが、ちょうど三脚の足のように120度ずつの
> 間合いを保っていること、これが上手くいくと気持ち良いものですね。
バランスは大切ですね。

> 「芝浜」とても面白く拝読しました。
であれば私もうれしい限りです。

silveragさん、
> 書いたつもりが夢だったというのもまずいですが
> 書いた覚えも無いのに、ブログ更新されていたほうが怖い
それは確かに怖い。
ネット世界はいろいろ怖いことがありますね。勇気を持って当たりましょう。
by 春分 (2012-08-13 16:30) 

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