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むし歯の学会 [仕事]

【断り書き】
仕事の話を書くのは、何かガス抜きのようなものだろうか?
コメントもし難いでしょうから、聞き流してもらいましょう。
でも、いつか反応があるといいなと思ってます。

【むし歯の学会のこと(本論)】
一昨日、昨日、本日と、口腔衛生学会というのに行っていました。
大井町(品川の隣)でやってました。
「どうしたらむし歯を減らせるか」というようなことなどを議論する学会です。
(「禁煙を勧めて歯周病予防しよう」とかのテーマもあるけれど。)
参加者は大学の先生が多いですが、町の歯医者さんによる報告もあるのがまあウリです。

最初の日の話題から一つ。
「2010年にはむし歯のない12歳児が80%をこえそう。
 平均むし歯本数は1本以下になる。     次に何をしようか?」

2日目の話題から。
・新しい診断方法できました:だけど、一番見たいところには使えません
・新しい予防方法できました:だけど、人間では使えるのかはわかりません
・新しいデータ取れました:だけど、何の役にたつのかはわりません

シニカルに書いてみましたが、
先にも書いた通り、子供のむし歯は急速に減っています。
先人の努力によるわけで、それを成し遂げた人達を尊敬しています。
大学の先生も含めて、多くの先生は日常的に患者さんも診ながら研究して
おられます。私なんかでは体力が続きません。お医者さんたちはすごい。
2日目の話題にしても、次の時代のための工夫を考え出す作業は
多くは手探りだし、わけのわからないデータや取るに足らないような数字、
平凡に見える工夫や記録から、歴史的変化はつくられてきたと思います。
だけど、短い一生に何ができるのか、何が求められているのか。

未来に向けての割とまじめな話。

むし歯のない子供が80%強。
残された20%のむし歯のある人はどんな子供?

1)九州、東北の田舎の子供。
2)都会の虐待されている子供。

 だそうです。

 あと、たぶん、体質的な理由の人がいると思います。

ハミガキメーカーの問題ではなくなったようですが
歯科の先生たちは勝ち戦の後、また泥沼を進んでいるようです。


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5年後に虫歯のない12歳児が80パーセントを超える、と言うことは今もすでにかなり高い数字が出ているということですよね。全然知りませんでした。未来が明るいですね。わたくしの子供の頃は口の中の衛生状態まで、まだ目が届く時代ではなかったからしょうがないですが、100パーセント自分の白い健康な歯は数本で、後はみんな何らかの処置をした歯。情けない(--)
でも皆の歯が健康になったら、歯医者さんの商売は上がったりですね。@@
by (2005-10-09 15:33) 

春分

このネタもnice!がもらえるネタとは思ってなかったです。うれしい誤算。

私の子供時代は歯の暗黒時代でしたが、他の意味ではいい時代だった
のかもしれません。乳幼児死亡率は下がり、食べ物は満たされました。
ミルクに砒素が入ったり、サリドマイド禍とかも同じ時代にございましたが。

歯医者さんについては、
「歯が90歳まで残れば、それだけ仕事が増える」との理屈を予防の先生達は
展開します。まあ、そうかもしれません。
一方、義理の兄は歯科技工士ですが、そっちの商売はどうかとは思います。
今はずいぶん忙しいようなのですけど。
by 春分 (2005-10-09 22:17) 

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