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鳥の眼には4原色 [科学]

鳥にカメラを向けて見ていると、見つめ返されているように
思うことがあります。


私の場合、こちらは光学12倍ズームの力を借りていますが、
やつらは裸眼です。鵜の眼・鷹の眼の例えのように、鳥は眼
がいい。

鳥は視力もいいのでしょうが、認識力の高さの理由として、
「4原色」を識別していることが、日経サイエンス10月号の
記事の1つにございました。

日経サイエンス 2006年 10月号 [雑誌]

日経サイエンス 2006年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経サイエンス
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: 雑誌


理系のハシクレとして、たまには科学ネタを書きたいと
いつも思ってはいるんですが、考えちゃうとなかなか書けません。
今回はそんな思いから、思いつくまま書いてみようとしています。

とは言うものの、
4原色で何がわかるかと言うと、うまく説明できませんが、
1つには紫外線が見えるという点がわかりやすい説明でしょう。

特殊な文字で書いた文字やしるしを読めたりするわけですね。
でも、自然界で書かれた特殊な文字とは何か?

例えば、鳥はイチゴなどの実は紫外線をよく反射するらしいので
鳥は木の実を遠くからでもよく見つけ出すことができるはずだと

書いてありました。なるほど。
あるいは、雌雄の識別に使えるらしいです。鳥の中に雌雄が
違う色の鳥も多いですが、雌雄同じ色の鳥もいます。けれど、
実は紫外線で見るとずいぶん違っていたりするらしいです。

 
シジュウカラの色がこんな感じで違って見えるとかですかね。


ヒトに置き換えて想像しますと、男女で髪の色が違うような
ものでしょうか。まあ、かつては男女で服装もヘアスタイル
も全然違ったのですけども。

 

さて、しかし、
紫外線が見えるのは鳥だけではないですね。
ハチが紫外線で太陽の位置を把握したりする話をどこかで
読んだ方もいらっしゃるかと思います。
では紫外線がわかるあるいは4原色がわかるのはどんな動物
かと言うと、(私も今回知ったのですが、)
脊椎動物は、哺乳類以外全部4原色で、わかると言うことです。

哺乳類は、先頃NHKの番組でもやっていたように、夜行性
の祖先が恐竜時代を生き抜きました。そんな哺乳類にとって
色覚は欠落していい感覚だったようです。聴覚や嗅覚を発達
させて、今日に到りました。

もっとも、犬や牛は色がわからないなどと言われますが、それは
間違いで、普通の哺乳類は2原色でものを見ているそうです。

そう、ヒトを含むサルは3原色で物を見ています
実は、サルは無くした色覚をもう一度手に入れた系統らしい
のですね。いうなれば「突然変異」で鳥の能力を得た哺乳類
がサルであったということですね。

サル「神様、鳥の翼を下さい。」
神様「だめだ、代わりに鳥の眼をあげよう。」

よかったんだか。

ヒトを含むサルに必要な感覚はトリに近いと言えます。
樹上をぴょんぴょん飛び回るサル遠くまで利く視覚が大切だ
ったのでしょうし、木の実を食べることになったら、色覚は
重要です。実際、果実食が理由で再度色覚を得たという考え
が一般的にあるそうです。日経サイエンスの記事では、別に
木々の中で食べるに都合の良い若葉を見分けることのために
色覚を取り戻したという説も載ってましたが
。いずれにしろ
面白い話だと思いました。

 

ところで、
色覚の話を書くのはいくぶんためらわれました。

色覚が普通と違う方は男性で20人に1人、女性も400人
に1人はいらっしゃるそうです。これを読んで下さる方にも
いらして、あまり触れたくない話題である可能性があります。
ずいぶん是正されたはずですが、差別はあるようですし。
(これはこれで頭に入れておいていい数字ではあります。)

Wikipediaの最初にも書かれてましたが、
「色覚異常と言うのは適当ではない。なぜなら白人男性では
8%が緑と赤の区別がつきにくいが、血液型ABは5%以下
である。この高頻度の特徴を異常とするのか?」

背の高さや視力とかとかわらない個性でしょうか。
もっとも、それらも少し違うと差別の対象にはなりますが。

それと、
記事にもありましたが、迷彩色の識別という課題に対して、
3原色識別より2原色識別の方が識別力が高かったらしいし、
ある島の12人に1人は赤と緑がわからないらしいですが、
その人たちは宵眼が利いて、夜間のトビウオ漁に長けている

という話でした。「より多くできる」側が勝ちということは
ないようです。

鳥は鳥であり、人は人です。
まあ、しかし、鳥の見る世界を見ることができらた、どんな
様子なのか、決して見ることのできない世界ですが、何とか
いいたとえで想像できないものかと、昨日の夜はぼんやりと
考えておりました。

鳥の視点だと、こんなニュアンスかな
(PhotoShopで彩度を上げてみた写真)

 

 

それと、

もう1つ関連した話を思い出すのですが、
よろしければ、お聞きください。


色感覚の話を読むと必ず思い出す話があります。
緑色と赤色が識別できない方たちは赤や緑が何色に見
えているのだろうという話なのですが、つまり、それらは
全部緑色に見えるのか、全部赤色に見えるのか、ともに
灰色と認識するのかということです。
色を表現することばは学習するものですから、葉っぱの
色は緑、トマトの実は赤と言われても、両方の色が同じ
に見える人は、それが他の人の見るトマト色なのか葉の
色なのか知るすべはないわけです。

「眼は何を見ているか?」という本の中に、このことに
ついて「灰色に見えている」という答えが載っています。
どうしてそう言えるか?
片目は色がふつうにわかり、もう片目が緑と赤を識別で
きない人がいたと報告があるそうなんです。

全ての色がわからない人は200万人に1人というレベル
だそうです。日本に60人くらいということですかね。

さて、片目だけ色が見えない人はどれほどいらしたものか
人類史上で何名かというレベルでしょうか。

 


なお、昨晩は喉の痛みもピークで、つらかったのですが、たぶん、
送って頂けると伺っていたせつこさんの元気波動が届いたの
だと思います。ほぼ、回復致しました。


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コメント 56

toraneko-tora

全部 「へぇ~」 で~す
でも、色覚なんて完全な主観ですよね   今見えている緑が、他の人にも緑と見えているのかな ????? ほかの人が緑と見ているものが私には赤だったりして・・・・・・・・
みんなが緑だ、緑だって言って居ても、私の見ている緑とはぜんぜん違ったりして・・・・・・・・
なんだか、コンガラカッテきたんで、考えるの止~めた !!!!!
by toraneko-tora (2006-09-08 14:12) 

ぱふ

サル「神様、鳥の翼を下さい。」
神様「だめだ、代わりに鳥の眼をあげよう。」---なるほど~
もらえたのが虫や魚の目でなくてよかった。
by ぱふ (2006-09-08 17:26) 

akamaru

ひょうきんな すずめ 最近見なくなったような?
4原色・・・すごいターミネーターの世界?
by akamaru (2006-09-08 17:48) 

めもてる

へー、大変勉強になりました、でも色覚比率の男女差は何故なんですかね?。  科学ネタ、今後もよろしくお願いいたします。
by めもてる (2006-09-08 18:05) 

キタノオドリコ

さすが理系!!
なにか漠然と思うことがあるのですが、科学の果てにはロマンがあるなぁ…と、文系の私はそう感じます。
なるほど、AB型より多いのか。眼うろこポロンです。
by キタノオドリコ (2006-09-08 18:25) 

春分

toraneko-toraさん、
この記事、コメントし難いようで、コメント数が伸びないです。
外したかと思ってます。そんな中、コメント頂き、ありがとうございます。
> 色覚なんて完全な主観ですよね 
そうそうそこなんです。
ですがまあ、「緑の濃い順番に並べてとか」はヒトはできるわけです。
書きませんでしたが、サルの種類によってはそのあたりもかなりそれぞればらばらなのがいるらしいです。視力がずいぶん違うように色視力がばらばらなんですね。

ぱふさん、
> もらえたのが虫や魚の目でなくてよかった。
トリの足だったら、
なんだか私はもっと嫌です。

あかまるさん、
> 4原色・・・すごいターミネーターの世界?
そうでしたっけ?T2の裸のシュワルツネッガーしか思い出せない。
いえ、そんな趣味はないんですが。
私はプレデターも思い出しました。

めもてるさん、
> でも色覚比率の男女差は何故なんですかね?
これはそのまま、理科の文章問題になりそうですね。
女性の性染色体はXX型、男性はXY型です。
この特徴は劣性遺伝すると考えるとノーマルなXが1つでもあると発現しないことになります。X染色体の変異の確率が1/20なら、女性でXX染色体の両方がノーマルじゃない確率は1/20×1/20=1/400となります。
本当は違うかもしれませんが、よく合ってます。
by 春分 (2006-09-08 18:31) 

鳥が空を飛んでるのを見ると、僕も空を飛べたらな~なんて
思っちゃいます。
でもその後に、人間で良かったのかなとも思い返してます。
by (2006-09-08 19:42) 

袋田の住職

その話最近聞きました。
四原色で識別するのですね・・・
おかげで、うちのブルーベリーはヒヨドリが・・・
by 袋田の住職 (2006-09-08 21:27) 

michan

これは例のお話しですね。
じっくり読ませていただきました^^
by michan (2006-09-08 21:28) 

たまにはこういうお話を聞かせてください!楽しみに待ってます(^^)b
by (2006-09-08 21:29) 

さすが、、、春分様、、、、色の分析面白く拝見いたしました、、、。
人間のオスとメスは違うオ~ラがありそうですね、、、(^^♪
by (2006-09-08 21:33) 

shareki

喉の痛み、治まってきて良かったですね^^
色弱の人、結構いますよね。
自分の知り合いもそれが原因で、調理師になるのをあきらめた人がいます。
興味深く拝見しました、目はほんとに大切ですね。
by shareki (2006-09-08 22:36) 

まめぞう

3原色とか、可聴帯域というのは人間の都合で出来た言葉なんでしょうね。聞こえない周波数帯域を、「超音波」 などと言いますが、普通に聞こえている生物は普通にいるわけで・・・
かつてヘレン・ケラーが、「見えない、聞こえない、喋れない・・・もしひとつだけ手に入るとしたら、何が欲しいですか?」の問いに、「耳」 と答えたという・・・何故かそんな話を思い出しました。
by まめぞう (2006-09-08 22:49) 

sakamono

男性の方が多いんですね。それも、ずい分と多いように思います。↑の計算式を読んで、計算上は、なるほど、と思います。自分などは、ただ純粋に「科学ネタ、おもしろい!」というふうに読んでしまいました。
by sakamono (2006-09-08 23:42) 

はてみ

以前、言葉や音を見聞きして色をイメージするという「共感覚」について調べたことがあったのですが、いわゆる天才と言われた人に、この感覚を持つ人が多いということでした。(天才は有名だからかもしれませんが)
緑と赤を識別しない人は、別の感覚を持っているのかもしれない、なんて考えました。
個人によっても、緑は緑でもかなり違うものを知覚していたりしてね。
by はてみ (2006-09-09 01:42) 

お勉強になりました。
20人にひとりいらしても、身近に思い当たる方がいないと言うことは、人には打ち明けにくいと言うことなんでしょうか…。
感覚の違いは個性のひとつだもの、ね。

自分の見えてるものが、自分の感じているものが「正解」と思いこまないこと。……ぼんやりと思いました。
by (2006-09-09 06:02) 

喉、どうぞお大事に。
by (2006-09-09 06:04) 

ミヤ

すごーく不思議な世界を、垣間見た気持ちです。
鳥がエサや仲間や敵を、紫外線によって見分けているのですか!!!
by ミヤ (2006-09-09 08:59) 

Silvermac

勉強になりりました。(._.)
by Silvermac (2006-09-09 09:05) 

hi-ro-

一寸長い???と思いましたけど全部読んでしまいました、
特に「サルは無くした色覚をもう一度手に入れた系統」に
興味を持ちました。
by hi-ro- (2006-09-09 10:52) 

たまご

色を感じる力は個人差がありますね、音を感じる力も、かなり個人差があるし、、、たまごは音感はダメ。微妙な色の違いを感じるのも、芸術家(画家)までいかない・・・これは、先天的なものか後天的なものか、な~んて??考えちゃいました^^
by たまご (2006-09-09 11:39) 

200nice踏んでくれてありがとう!!
1000nice目指してがんばります(^^)v
by (2006-09-09 13:22) 

春分

みかんさん、
> 鳥が空を飛んでるのを見ると、僕も空を飛べたらな~なんて
> 思っちゃいます。
この大空へ 翼を広げ 飛んで行きたいよぉ♪
私はこの部分から低音部が歌えます。ときどき使える芸です。

袋田の住職さま、
> おかげで、うちのブルーベリーはヒヨドリが・・・
そうそう、そんな身近な科学へと結びつけて・・・、本当に鳥のやつら。
うちも、どうも鳥に発見されたらしく、今年から収穫できなくなりました。

michanさん、
> これは例のお話しですね。
そうですね。コメントに少し書いた件です。
少し盛りだくさんになってますが。

えりさん、
> たまにはこういうお話を聞かせてください!
お世辞にもそういって頂けると月に1回くらいは載せたいですね。
多すぎますかね。

ハギマシコ さん、
> 人間のオスとメスは違うオ~ラがありそうですね、、、(^^♪
NHKの番組で着ているTシャツの違いを嗅ぎ分けられるかというのを
やっていましたが、区別できませんでした。Tシャツを使った実験方法が不適当であると、友人(当時フェロモン研究者)が言ってましたが。

渋樹さん、
> 自分の知り合いもそれが原因で、調理師になるのをあきらめた人
> がいます。
すべての公立の大学は選抜の基準からはずしたようですが、職業についてはまだ少しあるようですね。でも、別の才能が開花するかもしれませんし、塞翁が馬と思いますが。

エルモさん、
> ヘレン・ケラーが、 
このように、話が広がるので、何か書こうと思いますね。
私なんぞは、一番は見ることかな。

sakamonoさん、
> 男性の方が多いんですね。
先の回答で書き損ねました。
Y染色体ってほとんど(完全にではないですが)何も仕事をしないです。
だから、X染色体の働きだけで決まるんですね。

はてみさん、
> 言葉や音を見聞きして色をイメージするという「共感覚」について
面白いことを調べてますね。
ある種の麻薬や幻覚剤はそのように働くようですね。
イメージしきれない不思議な現象です。真っ赤な音の世界とか。
「すっぱい色は?」と聞くと誰もが「黄色」といいますが、これは経験。
「甘い色は?」 ほとんどが白。一部、赤紫だそうです。

トントコプリンさん、
> 人には打ち明けにくいと言うことなんでしょうか…。
ぽんと書き逃げる記事にしては無責任かもしれませんが、
たぶん、そんなことが私としても、示したいことの一つですね。
知らないところで、知られないように何かを抱えて生きているのかなと。
風邪は、まあ、いいようです。週末には割りといつもいいようです。

ミヤさん、
いきなりむちゃな話を書きましたのに、コメント頂けましたこと、ありがとうございました。

SilverMacさん、
> 勉強になりりました。(._.)
たぶん、あんまり役には立たない話ですけども。

hi-ro-さん、
> 一寸長い???と思いましたけど全部読んでしまいました、
この話、1)鳥の4原色、2)哺乳類の色覚再取得、3)人の色覚、4)色覚キメラの一例の4つの大ネタを一つに書いてますので、少し困った話です。前半だけでよかったかもしれませんね。

たまごさん、
音感や色感(色覚ではなく)は、天賦の才能によるところは大きいと私は思っています。努力しないものの言い訳かもしれませんのですが。
「数学は数覚だ」というのも読んだことがあります。数学センスは生まれつきできまるところが大きいと言うことですね。これこそ、努力しないものの言い訳でしょうか。
by 春分 (2006-09-09 13:27) 

マイケル

鳥はある意味で人間よりすぐれた点をいっぱい持っていますね。
by マイケル (2006-09-09 13:28) 

色覚についていい勉強させてもらいました。
人間は色盲以外は、そんなに色覚に変化はないと思いますが、いかがでしょうか。
by (2006-09-09 13:51) 

miho-rin

どんな風に見えるのかって 考えると
なんだか面白いですね
お身体の具合があまりよろしくないようですので
どうぞお大事に・・・
by miho-rin (2006-09-09 14:30) 

mabochan

鳥たちに気づかれないように近づいて撮影したいのですが、なかなか難しいですよね。
身につけている服装の色にも気を遣った方がイイのかなぁと考えちゃいます。
by mabochan (2006-09-09 15:44) 

Baldhead1010

人間も赤外線が感知できれば、夜間の行動が楽になりますね^^;
by Baldhead1010 (2006-09-09 16:03) 

みつなり

私の目にも赤外線感知機能を!
by みつなり (2006-09-09 17:39) 

なるほど。脊椎動物は、哺乳類以外全部4原色で見ているのですか。勉強になりました。
普段生活していると、自分が見えている世界の色が当たり前と思ってしまいますが、他の生き物にはどう見えているのだろう・・・と考えると面白いですね。
by (2006-09-09 19:02) 

春分

マイケルさん、
> 鳥はある意味で人間よりすぐれた点をいっぱい持っていますね。
そうですよね。虫やタコやイカなんかについてもそう思いますね。

mamiiさん、
遺伝的には赤と緑が見えにくいかまったくわからない、青と黄色が見えにくいかまったくわからない、両方わからないとかがありそうですが、
たぶん逆が考えられます。つまり鳥のように他の色が見える人はありえると思います。そういう報告はないと思いますが、あり得ますね。
特別なモノが見えると主張する方は多いですが、多くの方は目以外の問題かと思いますけどね。

みほさん、
> どんな風に見えるのかって 考えると
> なんだか面白いですね
結局想像しきれませんでした。

Mabochanさん、
> 身につけている服装の色にも気を遣った方がイイのかなぁと
私も森に出かけるときは、地味な服にしていますが、この話から考える
なら、ほとんど無駄だったのではないでしょうか。

Baldhead1010さん、
> 人間も赤外線が感知できれば、夜間の行動が楽になりますね^^;
そうですね。
これ以上人間が力をつけては困るからできないのでしょうかね。

みつなりさん、
> 私の目にも赤外線感知機能を!
そうだなと思う一方で、
おじさん達でこんな話をしていると、あらぬ疑いがかけられそうですね。

ちびっとさん、
>他の生き物にはどう見えているのだろう・・・と考えると面白いですね
そうそう。
味覚なんかもずいぶん違います。
鳥はトウガラシが辛くないらしいし。
by 春分 (2006-09-09 19:46) 

赤外線がみえる生き物もいましたね。
by (2006-09-09 21:10) 

puripuri

そうなんですか、、とても勉強になりました。目が横についている動物、
例えばゾウはどのようにして物が見えるのかな?物を見ると言ったら
よいのかもしれませんが。
中学の時、美術の先生でとてもユニークな方がいました。空は青、
太陽は赤、葉っぱは緑、、、そんな固定観念にとらわれないで、自分が
思った色で表現していいと言われ、私はシメタ ! と思いましたよ。
by puripuri (2006-09-09 21:48) 

赤外線カメラを導入して、夜 カエルの動きを観察したいと考えてました。夜目が利かないものですから。最近、近くもつらいです。
by (2006-09-09 22:26) 

タックン

そうなんだと感心しながら、興味深く読ませていただきました。
色弱、色盲の人の方が、色彩感覚がすばらしいところがありますね。
by タックン (2006-09-09 22:31) 

せり

なるほど。文系の私には、こういう科学ネタが新鮮で、とても面白かったです。花が綺麗だと愛でる事ができるのは、人間が三原色の目を持っているからなんでしょうか。男女の色彩感覚が違う事は前に聞いた事があります。色彩を感じる細胞の数が違うとか。よくフラワーアレンジメントの作品を持って帰って、テーブルの上にでんと乗せているのに、相棒に気づかれない事がよくあります。何か関係があるんでしょうか??(別の問題ですかね??)^ ^
by せり (2006-09-09 23:01) 

絵瑠

春分さん、こんばんは。
ニセコバンソウの事を教えて頂き有難う御座居ました。
とても嬉しく思って居ります。これからも宜しく御願い致します。
by 絵瑠 (2006-09-09 23:43) 

kone

見えている事が普通なので、鳥さんたちには普通なのでしょうね〜
テレビで鳥さんや虫さんの見える風景はコチラ!って良くやっていますが、それをどうやって頭の中で処理をしているのか考えると、フラフラになっちゃいます(^_^;)
by kone (2006-09-10 00:13) 

mamire

鳥に限らず人もみな自分が住んでいる世界が当たり前になりがちです。違う視野で見るって事も大事なんですね。
by mamire (2006-09-10 01:08) 

ゴーパ1号

〈ゴ〉もある意味サルです。翼、欲しいなぁ。
春分さんが理科の先生だったら、どんなに授業が楽しかったろうなー。
by ゴーパ1号 (2006-09-10 02:15) 

risa

いつもありがとうございます♪
「コサメビタキ」の名前を教えて頂きありがとうございました。
北海道、秋になり庭に鳥達が集まってくるようになりました♪
でも、こんなに長い文章は書けませんわ^_^;
by risa (2006-09-10 07:47) 

せつこ

TVでヤマゲラが幹を突っついて虫を捕っている様子がありました。
それを見て、鳥の脳はどうなっているのだろう?
あんなに頭を木に打って壊れないのかなー、人間だったらダメになるのに・・・。
つかまる足しかないのに、不自由を感じないのかなー、だどと考えていました。4原色は頭に無かったわ!!!
鳥の視点で見ることできたら、面白いね。
by せつこ (2006-09-10 10:09) 

私は夜、ライトなしで歩けます。何か見えていない色があるのかも!
by (2006-09-10 12:03) 

色の話は、とても面白かったです。
僕は、時々同じものを見ても他の人と同じ色に見えているのか不安になるときがあります。例えば、青と紫の境界などは、個人によってかなり認識に差があるような気がします。科学的な側面と心理学的な側面の両方から考えると面白いかもしれませんね。
by (2006-09-10 12:18) 

JOY

とても面白い話でした!哺乳類以外の脊椎動物は皆4原色で、世界を見ているのですね~。。。色に人それぞれの好みがあるのは、もしかしたら「認識している色」の個人差も影響しているのかも・・・?!
そしてサルは色を取り戻した種であること、なんだか感慨深いです☆
by JOY (2006-09-10 16:54) 

春分

tanaka-maさん、
> 赤外線がみえる生き物もいましたね。
ヘビとかがそうですね。
それとプレデターですね。

puripuriさん、
>そんな固定観念にとらわれないで、自分が思った色で表現していいと言われ、
>私はシメタ ! と思いましたよ。
青春、朱夏、白秋、玄冬。一部納得がいかないんですけど。

Hitomi_Xさん、
>赤外線カメラを導入して、夜 カエルの動きを観察したいと考えてました。
>夜目が利かないものですから。最近、近くもつらいです。
そういういいでは、少し赤外線カメラにもあこがれますね。

タックンさん、
> 色弱、色盲の人の方が、色彩感覚がすばらしいところがありますね。
そうなんでしたっけ。
そうすると、普通の人とは違う感光色素があるのかもしれませんね。
そんな特別な能力のある人が人類の危機をすくったりとかなぁ。あるかも。

せりさん、
> なるほど。文系の私には、こういう科学ネタが新鮮で、
たぶん理系の方の多くにも新鮮でしょう。理系もいろいろですんで。
花への感受性の問題は、色覚の問題よりも難しいでしょうね。
「珍しい牡丹だが」・・・ダリアですが。
「ほら、この薔薇あげる」・・・カーネーションですが。
実話ですけど、花と気がついているだけいいのでしょうね。
まあ、きれいな色形を知ることができるのは人ならではの喜びでしょう。
そのぶん、複雑で豊かな香りがよくわからないのは仕方がないか。

絵瑠さん、
> ニセコバンソウの事を教えて頂き有難う御座居ました。
お役に立てて私もうれしいです。
アッキーさんがお休み中で、mimimomoさんがお出かけ中のようですし。
私が留守を守りませんとね。

koneさん、
> ~考えると、フラフラになっちゃいます(^_^;)
私もわからなくなるので、とりあえず途中でやめて後回しにします。
手に負えないことは、そのまま忘れちゃいます。

mamireさん、
> 違う視野で見るって事も大事なんですね。
そんなふうに思います。
ときどき見えない人や聞こえない人、見えすぎる人なんかのことを考えると
いいのかなと思うんですね。
もっとも、「見えてない人」に困ったりするのは仕事の常ですが。

ゴーパ1号さん、
> 〈ゴ〉もある意味サルです。翼、欲しいなぁ。
神さま「その代わりに、手を失うよ。それでもいいか」
ゴーパ「足ではどうでしょう」
神さま「足に翼があっては、飛びにくいよ」

akiさん、
> でも、こんなに長い文章は書けませんわ^_^;
コメントの返事を書いては2500字制限でアップできなくなってます。

せつこさん、
> TVでヤマゲラが幹を突っついて虫を捕っている様子がありました。
> それを見て、鳥の脳はどうなっているのだろう?
そういうのはときどき思いますね。
きっと何か工夫があると思います。何かわかったら書きますね。

にの♪さん、
> 私は夜、ライトなしで歩けます。何か見えていない色があるのかも!
どうなんでしょうね。音が見える人かも。
インターネットでも色覚確認のページがありましたが、青と黄色の識別は
ちょっと難しかったですね。ディスプレーとの相性の問題でしょう。

lapisさん、
> 科学的な側面と心理学的な側面の両方から考えると面白いかも
そうですね。言語の混乱(緑をあおと呼ぶなど)と色覚の多様性が
関係してたりするものかなと思ったりしますが。

JOYさん、
科学ネタが好きと言っておられたので、見て頂けてよかった。
辛抱できずに次のをアップしちゃいましたので、少し心配でした。
人間を特別に不思議な動物と言う事が多いですが、サルも既にかなり不思議な動物のようですね。
by 春分 (2006-09-10 20:58) 

berry

とてもとても興味深く読ませて頂きました。
青空を見上げて、自分が見ている青と、他の人が見ている青は本当に同じ青なのかなぁ・・・
なんてよく思ったりします。
科学ネタ、これからも楽しみにしています♪
by berry (2006-09-11 22:01) 

albireo

人間の網膜には、実は倒立した画像が映し出されていて、それを脳が補正していると言う話を聞きました。
色もまた、光の波長の問題だとすると、それが確たるものとして存在するのかどうか・・・。それもまた、人の脳の中で再構成されて、色彩として認識されているのではないか・・・。そんな事を考えていました。
般若心経などの仏教の経典に、何事かの真実が書かれているような・・・ふと、そんな気分に捉われます・・・。

紫外線と言えば、モンシロチョウなどは、それを雌雄の識別に利用しているようですね。
by albireo (2006-09-11 22:10) 

春分

berryさん、
> 青空を見上げて、自分が見ている青と、他の人が見ている青は
> 本当に同じ青なのかなぁ・・・
違うこともありそうですね。
年をとると、角膜(だったかな?)が少し黄変するので、少し青い方が白く見えるらしいです。年で炎の色がわかりにくく、危ない思いをしたという話もあります。そのような意味でも誰も同じ青を見ていないかもしれません。
少年のときに見た青空はもう見られないのかと思うと・・・・
いや、わしの目はまだ黄ばんではおらん

albireoさん、
> 人間の網膜には、実は倒立した画像が映し出されていて、
> それを脳が補正していると言う話を聞きました。
鏡で左右が逆転するけど上下が逆転しない話もその関連ですね。
猫を縦じまだけの部屋で育てると横じまを認識せず、逆に横じまだけだと縦じまを認識しないそうです。これも何やら示唆的です。
脳の科学は大発展してますしね。何か形が見えてくるかもしれません。
宗教、絵画、音楽、そんなものと結びつく研究が出てきますよ、きっと。
昆虫も高度に進化し、視覚も優れてますよね。
by 春分 (2006-09-12 00:02) 

楽しい記事でした。
私も理系人間ですが、春分さんのように本を読んでいません。
情報収集が出来ていませんね。日経サイエンス読もうかな。
by (2006-09-12 00:27) 

私は最近左右の目で、で近くの見え方が違って来て...
by (2006-09-12 08:27) 

春分

kijimu-naさん、
> 日経サイエンス読もうかな。
最近の日経サイエンスは毎回本当に面白いですね。
科学の時代はこれからですね。早く生まれすぎたかもしれません。

すずめさん、
> 私は最近左右の目で、で近くの見え方が違って来て...
私もどうも近くのものが見えませんね。
正月に「お手元用」眼鏡をつくりましたが、かけると遠くが見えない。
難しいものです。
by 春分 (2006-09-12 18:23) 

sera

へぇ~面白いですね~
違う色に見える、、、、、
動物たちは人間と違う視野の世界ですね、
猫とかライオンも、、どういう風に世界を観るかな、、、
by sera (2006-09-15 21:04) 

パキちゃん

面白いお話でした。
顔にくっついている眼そのものは、私の場合もしこれ以上見えると、
脳の方がその情報処理能力的についていけなさそうです;
言語や手先の器用さを得たから他の器官がここ止まりなのか、
あるいはその逆か、卵とニワトリのように考えがグルグルしていますw
必要なものを見逃さない眼が、心の中にあればいいなぁ、と思いました。
by パキちゃん (2006-09-18 10:47) 

ご訪問ありがとうございました。
まだ、blog初心者です。
春分さんのblogを参考に続けていきます。
よろしくお願いします。
by (2006-10-02 23:27) 

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by お名前(必須) (2017-10-01 11:18) 

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