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生物多様性プロジェクト「湧水と里山環境」に参加して3 [アースウォッチ]

環境ボランティア、富士山多様性イニシャティブ-湧水と里山環境-に、
会社の援助を得て参加しましたので、会社に参加報告を提出しました。
後で読むと中学生の感想文のような様子ではありますが。
IMG_3307.jpg
同じ内容を公共の場所に載せうる範囲で短く載せてみます。
何か、この試みから得たことを広く語るべきかと、思いますので。
 

1) 変わり行く里山の風景
 メインのフィールドは耕作を止めて森に戻ろうとしている元農地でした。
IMG_2412.jpg
 「里山とは、人の手が入ることでできて、保たれている自然環境です」と
先生はおっしゃいました。教科書にある通り、草地は放置すると藪となり
やがて単調な森へと変わって行きますが、人と共にある「自然」は耕作や
焼入れで保たれ、そこに暮らす動物・植物と共に草地や雑木林=里山環境
でいられます。そして人が関与を止めたらそれは変化します。
今回、そんな「里山」が「変わり行く」様子をその現場で説明して頂きました。
 (そして、少し具体的な内容。後略)

2) カヤネズミの研究
具体的に行った作業はまずカヤネズミの餌をススキの株に仕掛けて餌の
様子からネズミがいるかを確認する仕事でした。(中略)本当を言えば、
私は(そして他の参加者も)カヤネズミの姿を一目見たかったのですが、
それは叶いませんでした。ですが先生に解説頂くと、半分に割られた
麻の実とそれが葉の上にこぼれる様子から体が軽く手を上手に使える
カヤネズミの姿が想像できました。(後略)
IMG_3456.jpg

3)地道なフィールド研究への戸惑いと先生の答え
私が思っていたのは「カヤネズミの研究から里山の何がわかるのだろう」という
ことでした。「幾種ものネズミ、イノシシ、鳥、蛇、カエル、昆虫や蜘蛛、川には魚、
それら総てで生態系だし。1種わかってもなぁ」と。
ですが、先生は「カヤネズミ一つがわかると、みんなわかるんです」と何度か繰り
返して言っておられました。
たぶん2つの意味があったと思います。まずはカヤネズミについて知ったならば、
他の動物の生き方が類推できるということ。もう一つは、カヤネズミの様子から
回りのススキや森や川の生き物たちの様子がわかるということだったと思います。
カヤネズミが何を食べ、どこに住み、どんなふうに敵から逃れるのかがわかれば、
関わりあって生きている里山の生物達の総体がわかるということだと思いました。
IMG_3310.jpg

カヤネズミの例ではないですが、「英国でウサギを駆除したところ草原が森に変
わり始めた。」という話を読みました。木の芽をウサギが食べるのが理由らしい
ですが。同じようにカヤネズミも里山環境の維持や遷移に何がしかの役割を担
っているのかもしれません。
それは、ヒトが里山環境を作る役割を担っているのと同じ程度に重要かもしれま
せん。「里山」で共に作業をし、話を聴き、そんなふうに考えました。
 
これは、紙面が足りず書きませんでしたが、こんなウサギの例は「キーストーン種」
と言う言い方をしますね。数はあんまりいないけど、掛け替えのない働きをする種。

3)(全部省略:地道なフィールド研究への尊敬を少し語って。)
IMG_3315.jpg

4)「多様性」と言うこと
 (前略)
1981年の科学朝日の多様性に言及する記事を読んでいました。要約すると
「生態系はエネルギー効率を高めるよう遷移する。ただ効率化し過ぎて外の
変化に応じられなくなる危険があるので多様性が必要とされそれは存在する」
と言えたかと思いました。効率を求められる社会や生存競争に明け暮れる
生態系での規格外れの人や生物は緊急用の「控え選手」であるかの世界観
に思え、どこか残念な気持ちでおりました。
IMG_3627.jpg
それを最近考え直していました。「海外企業は社員の多様性促進に積極的」
という話を聴いたことで。「多人種採用が企業に競争力をもたらすとわかった」と。
これは「外れた人間は生産性の低い控え選手」というモデルとは違う話でした。
 今回、里山環境ではどんな小さな種であっても全体に及ぼす役割を担う掛け
替えのない存在かもしれないと感じ、里山とカヤネズミから類推し「現在の変化し
続ける社会には控え選手などはおらず、全員がフルタイムで役割を担わなければ
ならない世界」と思えてきました。
(後略、多少、この当たりは盛り上げて書いてますが、嘘ではないだろうと) 
 
IMG_3544.jpg

5)プロジェクトの夜の会話もまた
ここまで私は同じ話を繰り返しています。「里山」も「研究」も「人間社会」も、
そのシステムが無数の異なる小さなパーツからなり、何もかも相互に関わり
合い働いていると。
蛇足ながら、今回8名の参加者との夜の会話なども同じだと感じました。(中略)
個々に異なる人達と共に働いた後の一杯や食事は本当に楽しい時間でした。
たまたま出会った魅力的な人達にいろいろ聞けたことは楽しいことでしたし、
自分のこれまでの仕事や生活の経験を語れることは更に喜びでした。
自分らしさを持って働いて来たことへのご褒美みたいなものと思えました。
IMG_2472.jpg

6)まとめと参加の感想
 プロジェクトに参加した3日間、見て、作業し、話し、考え、悟り、喜びを得ました。
人生の「夏のボーナス」のような3日間でした。
人生の「冬のボーナス」に向け、意欲を充填し、世界観を得た3日にもなりました。

IMG_3616.jpg


ついでに、載せ残しのおまけ写真を3つほど。

1)富士山特急
IMG_2333.jpg
無茶なペインティングだな~と。 

2)馬頭観音
IMG_3207.jpg
メインのフィールドのすぐ側に馬頭観音の碑がありました。
ほとんど山の中というような様子でしたが、古い時代には
馬の通る道だったのでしょうか。
人の生活の場と山の境は潮の満ち干のように移ろうもの
であるらしいと。
 
3)水出しコーヒー
IMG_2478.jpg
宿泊したビジネスホテルがとてもよかったという話はすでに
書いていたかと思いますが、ここには水出しコーヒーの装置
も置いてありました。ちゃんと使ってましたね。

 
さて、
これで夏の載せ残しでどうしても載せておきたい件は
だいたい書けたかなと思います。
もう少し残したネタはありそうですが、おまけとして載せても
いいでしょうし、まあこれで一安心か(いや、古くからの友達にもらった
故郷の番組のDVDの件、書くって言ってあったような。書かないと。
サンデル教授の本のネタも書きたいと書いてしまったなぁ。あれも)。

少し、今回も暴走気味ですが、
まあ、備忘録ですしね。お許し下さい。
 


nice!(83)  コメント(31)  トラックバック(1) 
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コメント 31

psvt.abl

夏のボーナスよかったですね!
キーストーン種、生態系のおもしろいところだと思います。
利害関係のない人達とのふれあいは、どうしても偏りがちな仕事関係とは違って、素直な自分が出せるのでしょうね。
by psvt.abl (2010-09-20 12:51) 

jan-ll8

貴重な体験ですね。
全種がそれぞれ全体に及ぼす役割を担っているからこそ
絶妙な生態系のバランスが生まれるんでしょうね。
by jan-ll8 (2010-09-20 19:33) 

ハギマシコ

お忙しい春分様、、、体がいくつあっても足りないと感じる私は、、、凡人
全部こなしている春分様は、、、達人ですね☆彡

里山が守られていると20年くらい前の生態系は豊かな日本がある。
ただ、、ここ15~20年で180度くらい大きく変化が起きている、、、。
そのうち『沈黙の春』になってしまったらどうしよう、、、。
後 20年たったら、、、、もっともっと、心配ですね。

by ハギマシコ (2010-09-20 20:32) 

aya

おびただしい数のトンボですね、今田んぼに行くと
飛んでいますね、里山は守らないと崩れてしまうのですね、
考えたことも無かったです(´∀`;)
by aya (2010-09-20 20:58) 

あずき*

生物多様性・・・温暖化によってどうなるか.......

水出しコーヒー!旨い♪

by あずき* (2010-09-20 22:09) 

gwan3

人の営みが自然の一部であるということは、意外なようでいて、冷静に考えれば、本来あたりまえのことなんだなと・・・。
by gwan3 (2010-09-20 22:09) 

aranjues

ほんとに貴重な体験をされましたね。
理解ある会社です。私も出来うることなら参加したいです。
by aranjues (2010-09-20 22:24) 

くまら

里山の下り、農家のせがれとしては、
しみじみ読ませていただきました。
ちょっと、真面目に考えてみようと思います
by くまら (2010-09-20 23:14) 

めぎ

めぎは日本では規格外ですが、ドイツにいると積極的に多様性の一つとしてきちんと存在を認められているように感じます。
by めぎ (2010-09-21 04:33) 

キタノオドリコ

里山環境とは半永久的な営みなのかなと理解しております。そしてカヤネズミのような一見小さな存在も大きな役割(指標)を持つと。
また、ヒトはそのことを理解しなければならない義務もあろうかと。
水出しコーヒー、ダッチコーヒーとか言うんでしたか? 美味しいですよね、香りがあって。
by キタノオドリコ (2010-09-21 06:53) 

enosan

今私の実家の方に行くと何年も放置された田畑がたくさん目につく。
これから10年もすると本当にどうなるのか、日本の農業もこれでいいのかな。
by enosan (2010-09-21 08:31) 

こう

自分らしく生きたいです。
by こう (2010-09-21 12:31) 

ゴーパ1号

カヤネズミって、すごーく小さなネズミなのですね!
by ゴーパ1号 (2010-09-21 20:03) 

きみどり4901

や~よかったです。
プロジェクトに参加されたことも今回のお話も。
そして写真も・・・

白いレンズの威力がひしひしと伝わってきています。(なるほど!)
by きみどり4901 (2010-09-21 20:43) 

春分

psvt.ablさん、
> キーストーン種、生態系のおもしろいところだと思います。
面白いですね。面白いですが、怖い面もありますね。

jan-ll8さん、
> 全種がそれぞれ全体に及ぼす役割を担っているからこそ
> 絶妙な生態系のバランスが生まれるんでしょうね。
絶妙ゆえに、壊れるときはきれいに壊れて行くのでしょうね。

ハギマシコさん、
> お忙しい春分様、、、体がいくつあっても足りないと感じる私は、、、凡人
> 全部こなしている春分様は、、、達人ですね☆彡
こなしてないですね。あちこち破綻しているかも。
決定的にだめな様子はないですが、サーカスの皿回しのように崩壊するときは全部かも。

> そのうち『沈黙の春』になってしまったらどうしよう、、、。
公害の時代に、何もかも沈黙しそうでしたが、案外立ち直ったところも多いですね。
ぼちぼち自然はしたたかです。

ayaさん、
> おびただしい数のトンボですね、今田んぼに行くと
> 飛んでいますね、里山は守らないと崩れてしまうのですね、
> 考えたことも無かったです(´∀`;)
人間も込みの自然であることは案外忘れてますね。自然対人間ではないのだけど。

あずき* さん、
> 水出しコーヒー!旨い♪
テーマがしちめんどくさいので、おまけをいじってもらおうと思いましたが、
なかなかいじってもらえません。そっちもコメント頂きありがとうございます。

gwan3さん、
> 人の営みが自然の一部であるということは、意外なようでいて、冷静に考えれば、
> 本来あたりまえのことなんだなと・・・。
日本人には理解しやすいと思いますよね。

aranjuesさん、
> 理解ある会社です。私も出来うることなら参加したいです。
今後、こういう活動がペイするとの読みもあるのでしょうけども。
まあありがたいので、利用させてもらいます。会社は一蓮托生・一所懸命の場ですし。

くまらさん、
> 里山の下り、農家のせがれとしては、
> しみじみ読ませていただきました。
農業を、あるいはもっと言えば稲作をどうするか。
他所の国との約束も考慮した上でできることをしないといけないですよね。
考えている人や具体的に動いている人はいっぱいいるのでしょうけども。なんだかなーで。

めぎさん、
> めぎは日本では規格外ですが、ドイツにいると積極的に多様性の一つとして 
> きちんと存在を認められているように感じます。
規格外ですか?そーかー大人物ですか。いえいえ、ちゃかしてはいけませんね。
自分の居場所を見つけ出すのは案外難しい。少し故郷から離れた方が按配がいいこともあるし。

キタノオドリコさん、
> 里山環境とは半永久的な営みなのかなと理解しております。
賽の河原の石積みでなければいいですが。ま、積みすぎると鬼が来なくても崩れるか。

> 水出しコーヒー、ダッチコーヒーとか言うんでしたか? 美味しいですよね、香りがあって。
自分で書いていて飲みたくなりますね。先日のお店のエスプレッソもおいしかったが。

enosan、
> 今私の実家の方に行くと何年も放置された田畑がたくさん目につく。
> これから10年もすると本当にどうなるのか、日本の農業もこれでいいのかな。
農地をどうするかビジョンを持たないといけませんよね。
税負担が増えても田んぼのある風景を守りたいと皆が思えるように、世論もつくらないといけない。
子供たちは別に田んぼを求めていないしご飯も好きじゃない。努力が必要になりますね。
一サラリーマンに何ができるか考えてみますけど、本当に何ができるでしょう。

こうさん、
> 自分らしく生きたいです。
それぞれにご苦労がおありのようで。
でも、たぶん皆、そうしかできないように生きて、結果的にそれが自分らしく思えるのかも。
努力が足りないことの言い訳かもしれませんが。

ゴーパ1号さん、
> カヤネズミって、すごーく小さなネズミなのですね!
最小級のネズミです。ススキの葉の上でご飯が食べられる。
その上、片手で物がつまめる手を持っているんだそうです。すごいです。

きみどり4901さん、
> や~よかったです。
> プロジェクトに参加されたことも今回のお話も。
いいでしょう。それなりに練りましたし、会社用に盛り上げましたし。

> 白いレンズの威力がひしひしと伝わってきています。(なるほど!)
ところが、作業の間白いレンズは温存していました。70-300mmまでで。
ということで、腕がいいようだな。・・・というかパワースポット効果か。
by 春分 (2010-09-21 21:38) 

amane

いやぁ 楽しい?!電車だなぁ
こういうのが実際走っていることを許す社会っていいですね
かやねずみは 見たことがありませんが
ひとつを知ると そこから周辺を知ろうとすることから
見る目も変わるのでしょうね
相手を理解するというなんにでも通じる大事なことかもしれません
by amane (2010-09-21 23:25) 

きまじめさん

今まで、漠然と捉えていた里山の定義理解することが出来ました。
長期のスパンで見ていかないと、結果の出ない地味な研究なのですね。
いつかカヤネズミに出会えるといいですね。
by きまじめさん (2010-09-22 00:32) 

あら!みてたのね

こんばんは・・・
蘊蓄のある記事に勉強いたしました!
馬頭観世音観世音の描写に圧倒されました♪
お越しいただき多くのnice&コメントありがとうございます。
by あら!みてたのね (2010-09-22 00:53) 

あら!みてたのね

こんばんは・・・再びのお邪魔虫。
厳しいコメント(笑)ありがとうございました。
そうですよね! 見ていただく皆さまにお手間を取らせては四連れになりますものね!
反省! 反省!
無理なお願いに気持ち良くお応えいただき感謝(^_^)v
by あら!みてたのね (2010-09-22 00:59) 

招き猫

> 「里山とは、人の手が入ることでできて、保たれている自然環境です」
↑ 里山についてよく聞く説明ですが、私はこれを
「人間あっての生態系だ!」と人間が驕って言っているのだと取っていました。
春分さんのレポートで思い違いに気付かされました。
人間は生態系の中でカヤネズミと同じように一部分を担っているのだと。
そしてその一部分づつこそが自然を形成するうえで大切だということを。

by 招き猫 (2010-09-22 14:30) 

ももこ

人生のボーナスとはいい表現ですね!
プロジェクトに参加しいい体験なさいましたね。
私も勉強させていただきました。
by ももこ (2010-09-22 18:42) 

春分

amaneさん、
> いやぁ 楽しい?!電車だなぁ
> こういうのが実際走っていることを許す社会っていいですね
私もちょっと気に入りました。漫画家の巨匠の絵のついた電車も否定する
ものではないですが、何か大人の算段が色濃く感じられちょっと気持ちが
萎えたりもします(否定するわけではありませんが)。これはもう何だか
わからないようすで、大変いいかなと。

> かやねずみは 見たことがありませんが
> ひとつを知ると そこから周辺を知ろうとすることから
> 見る目も変わるのでしょうね
> 相手を理解するというなんにでも通じる大事なことかもしれません
そうかそれもとても大切な視点ですね。ありがとうございます。

きまじめさん、
> 今まで、漠然と捉えていた里山の定義理解することが出来ました。
「山じゃなければいけないのでしょうか?」と私は聞いたのですが、
山じゃなくてもいいそうです。本質はそんなことではないのでしょう。
> 長期のスパンで見ていかないと、結果の出ない地味な研究なのですね。
時間的にもそうですし、先生1人ではどうにもわからない。それがそんな
先生が何人もいて誰かの成果を元に別の成果をあげる。そうしているうちに
いろいろわかって行くのでしょう。そんな一端を担えるのが研究のいいところ
ですね。全体をイメージできれば、自分の仕事の大きな価値に気づけますね。

あら!みてたのねさん、
> 馬頭観世音観世音の描写に圧倒されました♪
あら!みてたのねさんふうの光と影の写真でしたね。私は偶然にまかせて撮りますが。

> 厳しいコメント(笑)ありがとうございました。
厳しかったかなー。ときどき本性が出てしまいます。
私も本当は容量オーバーしたら有料に移行するかは悩むところです。
お客さんに手間を取らせたくないのは本心ですが、よそのりっぱなブログのように
誰もがついて来てくれるブログでもないけど、ずっとみてもらいたいしとも思います。

招き猫さん、
> 「人間あっての生態系だ!」と人間が驕って言っているのだと取っていました。
> 春分さんのレポートで思い違いに気付かされました。
そう思って頂けるようなそんなりっぱなことを書いてましたか?でも、
> 人間は生態系の中でカヤネズミと同じように一部分を担っているのだと。
そう、そこが言いたいことです。
人はただ自分と家族のために田んぼをつくったり茅葺きの屋根を葺いたりしただけで
しょうが、長い年月を経て痛い目にも合いながら暮らし易い場所をつくったのでしょう。
沢山いるやつはキーストーン種とは言わないようですが、ヒトも里山のキーストーンで
しょうね。
「人間だけが自然を破壊する」とか「人間だけが子を殺す」とかの明らかな間違いは
さすがにもう聞かなくなりましたが、そんなことを言う様子がヒトの驕りではないか
と思っておりました。地球に生きるほんの一つの種でしょう。大切な種ですけどね。

ももこさん、
> 人生のボーナスとはいい表現ですね!
いいことを思いついたと思いましたとも。
by 春分 (2010-09-22 22:12) 

yakko

こんばんは。素敵な活動をなさっているんですね〜(^。^)
by yakko (2010-09-22 23:05) 

びっけ

里山に見る生物多様性・・・という経験から、人間の社会生活における人種の多様性に関連付けて展開していくあたり、流石です。
最近よく、小学生に「生物多様性って、どういうことですか?」と質問されます。
その答えに窮してましたが、春分さんのレポート、とても勉強になりました。
まぁ、答えや定義を子どもに即答するつもりはなく、「どういうことだと思う? 調べてみようか」と誘導するつもりでは いますが・・・。(笑)
by びっけ (2010-09-23 00:39) 

せつこ

里山の大切さを日本人は忘れておりますね、今里山の膨大な面積の山林を中国人が買ってます。
共有財産の自然や水は保つことができるのか、これからのことを心配しております。
別のコメントですみません。

by せつこ (2010-09-23 05:58) 

ねこじたん

夏のボーナス いいですね♪
富士山のペイント… 斬新すぎですね
by ねこじたん (2010-09-23 07:57) 

silverag

分かりました、企業体って里山みたいなものなんだ、
放って置いてもいけないし、無駄を省きすぎても弱体化する・・・
by silverag (2010-09-23 08:18) 

袋田の住職

インドや中国の急激な経済成長を思うと、世界的に食料や石油石炭が不足する時代はもうすぐ近くまで来ているようです。
彼らの成長をやめろということは今まで享受してきた先進諸国には言えないし・・・、
日本はエネルギーと食料を自給率を高めておかないといけないと思います。
里山が荒れていく現状は憂慮されます。
今日は、大子でも里山を考えるシンポジュームがありますので
行ってみようかと・・・
by 袋田の住職 (2010-09-23 09:28) 

sakamono

「森に戻ろうとしている元農地」って、おもしろい表現ですね。
4)「多様性」の「控え選手」のところの下り、おもしろいですねぇ。実に^^。
by sakamono (2010-09-23 18:51) 

春分

yakkoさん、
> こんばんは。素敵な活動をなさっているんですね〜(^。^)
アースウォッチはなかなか面白い活動と思います。
国内プロジェクトはそれほど負担も大きくないし、誰もが参加できそうですね。

びっけさん、
> 最近よく、小学生に「生物多様性って、どういうことですか?」と質問されます。
子供たちの方がしっかりしているようだ。
> その答えに窮してましたが、春分さんのレポート、とても勉強になりました。
一つの見方としてお考え下さい。
子供らには様々虫やr鳥やらがいる森や魚や魚じゃないものに溢れる海を
見てもらいたいですね。そこで受ける驚きや発見がまず必要かな。
都市の公園などは生物が単調です。あれは本物じゃない気がします。

せつこさん、
> 里山の大切さを日本人は忘れておりますね、今里山の膨大な面積の
> 山林を中国人が買ってます。
中国バブルがはじけたら安く買い戻しましょう。タダ働きさせられる中国人
がかわいそうです。バブルがはじけず中国が隆盛するなら共に伸びましょう。
それもできない日本なら世界において生きる価値はないです。中国に入れて
もらって自治国になりましょう。「海のチベット」と呼んでもらえるかな。
> 共有財産の自然や水は保つことができるのか、これからのことを心配> しております。
限られたお金や力をどこに向けるか、力をあわせ決めて実行していかないと。
あぶない様子だとは思っています。

ねこじたんさん、
> 富士山のペイント… 斬新すぎですね
こんなのが先頭から最後尾まで全部違った富士山で続いています。
こんなのを見るだけでも旅は楽しいというものですね。

silveragさん、
> 分かりました、企業体って里山みたいなものなんだ、
> 放って置いてもいけないし、無駄を省きすぎても弱体化する・・・
ずいぶん無駄を省いてますしね。
大きく何かが失われて気がつくことがあるでしょう。
どうしても起こる事故ならばせめて自分の会社以外で起こってとも思います。
それより、里山あたりから学んで手を打った方がいいかなと思いますが。

袋田の住職さま、
> インドや中国の急激な経済成長を思うと、世界的に食料や石油石炭が
> 不足する時代はもうすぐ近くまで来ているようです。
そう思います。
不足を補うべく需要を減らす事態(事変)が起こるのが自然の摂理かも。
神の見えざる手には人を刈る鎌が持たれているような様子ですね。

> 今日は、大子でも里山を考えるシンポジュームがありますので
> 行ってみようかと・・・
大子町は意識が高いですね。きちんとした行政があるのでしょう。

sakamonoさん、
> 「森に戻ろうとしている元農地」って、おもしろい表現ですね。
素直に見たままですが、そう言って頂けるとうれしい。
> 4)「多様性」の「控え選手」のところの下り、おもしろいですねぇ。実に^^。
案外世界の仕組みは大枠では分かりやすいのかなと思います。
細かいところはいくらでも深いでしょうが。


by 春分 (2010-09-24 12:15) 

スミッチ

耕作を止めて森に戻ろうとしている元農地って話は聞きます。実際の場所で説明を受けるのいいですね。以前は里山と共に生きていて経済的にも手入れする理由があったようで、これから里山を維持していこうとするとボランティアとかになってしまいなかなか苦しいですね。
まこれからはニュータウンが下手すると本の森林に戻りそうですが、
カヤネズミの話面白いですね。私が関わったりする仕事では出てくるとややこしいことになりますが
by スミッチ (2010-10-03 12:34) 

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