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カイエ考 [なごり]

この記事を書くに当たり、とりあえず「カイエ」の過去記事を読み始めました。
私が読み始める前の記事はパスし、すっとばし、それでも朝から午後遅くまで掛かりました。
ブログタイトルについて」、「ブログ開設一周年」などで最初の頃のアイコンをみたり、
カイエの意味を教えてもらったときのことを思い出したりしていました。
そして今読み返すとなかなか恥ずかしい自分のコメントに赤面せざるを得ませんでしたが。
lapisさんは誰に対しても丁寧に返事を返して下さっていた。1年前までですが。

私が読み始めた最初の記事まで手っ取り早くたどり着こうとマイカテゴリーから探し出すと
マイカテゴリーに「目次」や「索引」がありました。lapisさんらしいことなと思いました。
1周年や3周年や切り番記事も丁寧に書かれていた(一周年記事などはもうすばらしい)。
本当によくまとめてリンクを張った記事を載せていましたね。
私の「総集編」はlapisさんの目次を真似て始めたことだったと思います。とても及ばないが。

そして「目次」の「マンガ」から溯ろうと決め、05年の「好きなマンガをただ並べて見た」を
読んでみたら、居並ぶ長いコメントの最後の方に私のカイエへの最初のコメントにいきなり
辿り着きました。

最初の私のコメントは、こんな様子です。

「星の時計のLiddell」かぁ。
はじめまして。2ヶ月前の話題にコメントしていいのか戸惑うのですが、
「星の時計のLiddell」は私も好きで2セットずつと当時のぶーけを所蔵して
います。こうやって好きな数冊の中の一つにその名を上げる方がいるのか
と感動し、書いております。
 その前から、lapisさんのブログには、すごいなぁと感服していましたけれども。
 勉強させて頂いております。 
  ***
 ただ私は「空の色に似ている」も同じ程度に好きですが。
by 春分 (2005-09-20 22:02)  

それに対し、

春分さん、はじめまして
コメントありがとうございます。どの記事にコメントいただいてもかまいません。むしろ、
コメントは大歓迎です。内田 善美 好きの方と知り合えてとても嬉しいです。雑誌は持
っていませんが単行本はだいたいあります。
「空の色に似ている」も素敵な作品だと思いますが、「星の時計のLiddell」や「草迷宮・
草空間」のほうが僕は好きです。
過分なお言葉をいただき、ありがとうございます。
お暇なときにでも、また来ていただけたら、うれしいです。
ご訪問ありがとうございました。
by lapis (2005-09-20 23:02)  

lapisさんは丁寧にコメントの返事を書かれる方でした。nice!だけの時も「ありがとう」と
返してくださっていましたね。

そう、最初は見るだけにしていました。
実のところ、私は最初、きれいな絵画のちりばめられたそのブログに、「どうしたものか」
と戸惑っていたように思います。名画を幾つも貼り付けたブログに「著作権はいいのか」
とか思ったりしましたが、その辺には特に配慮されている方だと程なく知りました。
本当は、それよりすばらしブログに嫉妬心であったのかもしれません。
思えばどういったお仕事をされていたかも存じ上げないのですが、深く研究される方で
お好きな分野についてはプロの水準でしたね。お互い、趣味は偏っていたにしても。


それは、ほんの5年半前のことですね。

 
あの頃、私のブログもまだ2~3人しか訪問者もない頃でしたし、このカイエを見つけて
すごい人がいるものだと思いました。そしてその後もドキドキしながらコメントしていました。
ですが、lapisさんのところも、当時はそれほど訪問者が多かったわけでもないですね。
ですが、訪問者も質が高くて、alice-roomさんやらseedsbookさんとのやり取りに、
ただただ感心するばかりでした。
そんな文学・民俗・仏教・美術を語る論客のお一人はalbireoさんでしたが、
albireoさんと今に至る交流ができるのは、カイエのおかげのように思います。

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そうするうちに、lapisさんもコメントを書いて下さいました。
 

春分 さん、こんばんは
ご訪問、ありがとうございます。
本棚を拝見したら、僕が持っているものが何冊かありました。SFは好きだったのですが、
いつの間
にかあまり読まなくなりました。最近、懐かしくなり、昔見かけた本を買おうと探し
てみると絶版に
なっていることが多いようです。
懐かしい書名が見られて、嬉しかったです。
by lapis (2005-09-23 00:36)  

私の返事は、

lapisさん、いらして頂けて光栄です。nice!まで頂けてうれしいです。
絶版の件はそうですね。いろいろ文句は言われたけどサンリオSF文庫など
まるごと無くなりましたし。ジュブナイルものは本当に消え去りましたし。

私の知識で話して興味を持ってもらえそうなところとしては、やはり海外SFでした。
最後の記事がディックでしたし、結局、最初から最後までそうでしたね。首尾一貫だ。
 

「昨日のことのよう」と言うには、このような記事だからということではなくても違い、
ずいぶん遠いことになった気もします。
ブログで、lapisさんや他の多くの人に触れ、私もだいぶ変わりました。 
 

文学にしても絵画にしても、lapisさんのお好きな耽美な芸術の分野を語るとき、
幾分「死」のイメージは多く語られることになり、文章にも出てくるわけですが、
杉浦日向子さんが死去」の記事や後の方の幾つかの命日記事(例えば澁澤龍彦の
等をみて、「本当に、早すぎる逝去であり、残念な事である。」などと書かれてあるのを
みると、今、少し目を留め、少し目を閉じてみる様子です。
 
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最初のコメントは遡って書いたコメントでしたが、カイエで最初に私が見た記事は何で
あったでしょう。
  

最初に私がnice!を残している記事は「ドラローシュ 若き殉教者と倫敦塔 」でした。
悲しいことになぜそれだったか記憶にないのですが。私の知らない美しい絵を紹介頂いた
からということだったのだと思います。
絵においては、小さくは「ラファエル前派好き」繋がりでしたね。
ですが、私はやっと時々一致点が見つけられるくらいで、私はよく分かっていないようで
lapisさんは、本当によくご存知だった。たくさん教えて貰った。
そう、 「オフィーリア」の回でも、ずいぶん教えて頂いて、私のコメントは弾んでいました。
恥ずかしい感じですが。


民俗系の、特に日本の話も、実に楽しいものでした。
カイエは日本文学、SF、ライトノベル、絵画、アニメ、自然写真、音楽、酒、コラージュ、
夢、バトン、ランキング、ブログパーツ等等、多岐に渡る話題が扱われましたが(どれも
私も少なからず興味を持つ話題で引き込まれたわけですが)私は絵画と民俗ネタ、特に
その初期(特に2005年)の記事から深く学ばせて頂いたと思います。
ひとつ上げるなら、「日本の人魚」などは、特によく憶えていて、もう一度読んでも面白い。
この頃(2005年10月25日)にはもうすっかりカイエのファンであったようです。

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この頃の自分のコメントを見ると、自分が何を読み何が好きであるか一生懸命書いていて、
たぶん、このブログ界の巨人lapisさんに気に入ってもらいたかったのかと思います。 
  
当時は、実社会でも今よりもっと自分を認めて欲しかった時期だったのかなとも思います。
「カイエ考」のはずが、自分をも振り返ることになってしまっていますが。

そんな私のあせりというか虚勢は些細なこととして、趣味の一致点は多かったと思いたい。
ただ、お互いどんどんマニアなネタを語ると、さすがに重ならないところも多かったが。でも
普通なら聞いたこともないと言われる話に相互に興味を持てていたと、私は思ってます。

そして、それは多くの(いや、多くはないのかもしれないですが)カイエの常連読者に共通の
思いではないのかなと思います(私も好きな初期の話題では、私が「聞いたことがある程度」
で、alice-roomさんやalbireoさんの長いコメントを読みながら「技の応酬」に静かに歓声を
上げていたような気もしますけど)。
  
  
 
それと、一つ書いておくべきことは、
季節ごとの花や虫の写真の美しかったこと。
 
それは文学や美術を語るのとまったく同じ愛すべき美しいものとして語られましたね。
影について」(05年10月)は記事もいいですが、トンボの影の写真が印象的でした。
雪景色」、「冬の始まり」(06年1月)の栴檀の実の写真も忘れることはないでしょう。 
 



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06年以降は、占いとバトンとWeb解析やブログパーツでもずいぶん教えてもらいました。

ブログパーツの「小鳥」は暫く私も使っていました。07年5月の記事でしたね。
009のブログパーツも使わせてもらった。009年1月の記事でした。

一連の「バトン」は、思い出深い。本当に思い出深いとしか言いようがない。
たぶん、これを読んで下さるであろう遊行七恵さんも同意して下さるでしょう。

レンタル屋さんバトン」(06年9月27日)は私にとってもエポックメイキングな記事でした。
私もレンタル屋さんバトンや貸し本屋さんバトンの、バトンを拾わせて頂きました。
それらは私にも、いや自己満足であるとはわかっていますが、私のブログの「金字塔」です。
 
私の貸し本屋さんバトンへのlapisさんのコメントは以下の通り。

バトンを拾っていただき、ありがとうございました。
「阿呆船」や「風の尖塔(ミナレット)」が絶版なのは悲しいですね。
萩尾望都で「ペニー・レイン」をあげるというのも渋いです。「ポーの一族」から1作選ぶの
なら僕だったら「メリーベルと銀のばら」をあげます。
真乃呼「緑の世紀」も懐かしい作品ですね。
何故か「天使禁猟区」は、未読なので今度読んでみたいと思います。
とても渋いラインナップですね。春分 さんは、絶対僕よりマニア度は上だと思いました。(笑)
by lapis (2006-10-20 21:17)
  

この最後の一行は、私には大変な勲章です。事実ではないかもしれませんけども。


アニソンバトンやSFバトン、特にギャラリーバトンに乗り切れなかったことは心残りです
(「アホバトン」もlapisさんの別の一面が見えると当時話題でしたね。)
 

Webに落ちている面白いツールもいろいろ教えてもらえましたが、
見返していて、「伝説~生涯の全部の一部(^^;~」(08年10月)という名前を入れると
勝手に半生記を書いてくれるソフトの記事の回答は、一部だけ載せますが、下記のような
ものでしたね。
 
08/10/15 「伝説~生涯の全部の一部(^^;~」で
~銀色の連邦の白い悪魔lapisを見たという噂が流れる。54歳のことであった。
 そして連邦の白い悪魔lapisは55歳のときに、孫子の兵法書を手に入れた。~

孫子の兵法書を手に入れるのは何年後だったのかな。手に入れて欲しかった。

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いくつかの、それぞれの時期の「事件」も思い出されます。

中越地震で避難所で1日過ごされましたね(07年07月17日)。
 
プロフィール画像で海外からいちゃもんがついたこと(07年9月)もありましたね。
言う側も(言い方は気に入らないけど)一理あり、lapisさんの対応は格調高かった。
 
ブログを丸々コピーされるという事件(08年9月)がありましたね。
謝ってもらったのは被害を受けながら誠実な対応があったからですね。

私もまたブログでいろいろ経験しましたが、こういう経験はなかったですね。
一緒に事態を見守ったのが、変な話ではありますが、今は懐かしい思い出です。

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2010年は、3記事しかないから、語るべき後半は08年、09年にならざるをえませんが、
この頃は、ランキングと美少女モノが案外多かった。 
(lapisさんが今いらしたなら、「そうでしたね(笑)」ってコメントしてして下さったことでしょう。)

いくつか憶えている中で、私は「セイヤーの天使」(08年2月)がよかったな。
世界の美女展」(06年10月)も(というか、06年か。最初から美少女モノはありか)。
美少女展」、「美少女展Ⅱ」のイメージがあるからかな。


 

ランキングは、

lapisさんの最後の記事は「あなたの好きなフィリップ・K・ディックの作品は?」でしたね。
私のコメントは、以下の通りでした。
今日見ると、「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」が好きだとその前にも書いていましたが。


いくつもの「これは外せない」がありますが、
1位は「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」ですねー、私としては。
「人間狩り」とか、初期のはいいですけどねー。
by 春分 (2010-01-09 09:06) 


いつも、コメントに返事を下さるlapisさんは、しかし、これに答えて下さいませんでした。

そして、昨年年頭はお忙しかったのか、私の総集編の記事にnice!は残して下さっていましたが
コメントは09年12月6日の上野動物園の記事へのものが最後でした。

 

上野に行っても、まだ一度も上野動物園に足を踏み入れたことがないという変人です。(苦笑)
動物園はわかりませんが、サボイアは機会があったら利用してみたいと思います。
by lapis (2009-12-07 00:33)  

今読んでも、何だかお互いのパソコンに向かって、リアルタイムでチャットでもしているような
そんな感じがします。記事やコメントの一つ一つが、お会いしたこともないlapisさんがWeb
の向こうにいて話しているようなそんな感じがします。

09年5月14日の記事のコメントの返事に、こんな文がありました。

春分さん、nice!&コメントありがとうございます。
>イメージ通りか。
春分さんがどのようなイメージをお持ちか気になります。(笑)
機会があったら、オフ会でお会いしたいものです。

いつものような名前を入れると何がしかの答えが出ると言うWebツールで描かれた
「草食系lapisさん」のイメージについて、「本物のlapisさんのイメージもこんなかなー」と
書いたことへの返事です。
オフ会、できませんでしたが、私もお会いしたかった。

 

そして、1月の、最後のディックの記事に、私は3月にもコメントを書き込んでいます。

さすがに私も心配になりました。
パソコンが壊れたにしては少し間が開きすぎましたし。
私も交通事故で半年外に出られなくなっていたことがありますが、
そんなことかなと思っていたり。事情が何であれ、再開の時が来たら、
真っ先に見に来ないととは思っております。

by 春分 (2010-03-20 16:50) 

 

 

 

 


そして時々、albireoさんとコメントで「どうしたかな、心配だな」と書いていましたが。
いや、それくらいしかできなかったし、しなかったのだけども。


最後に私が自分のブログに書いたのは、

そういえば、青い石の名を持つ愛すべきブロガーが更新をしなくなって1年が
過ぎてしまったが、本当にどうしたことだろうと時々思う。たぶん新潟の方の
方であると思われるので、そっちの方の友人に「その頃交通事故等の報道が
なかったか地方欄を見て欲しい」と聞いてみたが、報道はないようだ。

本当に調べてもらったのだけど。

いろんな意味で正しくない文であったかもしれませんが、
何より間違いは、これを書いたのが1月15日であったのに、
1週間ほど前にカイエにコメントが一つ加わっていたことを確認せずに書いたと
いうことでしたでしょうか。
 
tanamasa63さんのコメントは、

故・lapisさんへ

本日、貴方のお父様から年賀状の返信をいただきました。
貴方が2010年1月10日に亡くなられたとの報を受け、
大変驚き、ショックを受けています。

私は貴方の文学や芸術そしてアニメに対する造詣の深さに
感服するとともに、多種多様な作品に対し愛情をもって
記事にされていることに敬服しておりました。


そういうことではないかと、想像してはいたものの、
tanamasa63さんが信じられる人だと確信しているにもかかわらず、
未だにそれを私は信じられないでいます。というか、実感がわかなすぎる。

親族や物理的に身近な人であれば、その亡骸に触れ、決められた儀式に時間を
かけることも出来たでしょうけども、Web上の匿名の繋がりでは、このようなことで
何もできず、1年知らないままでしたし。

そのままでもいけないけど、どう考えたら、どう感じたらいいのかわからないまま、
同じ思いを持つであろうalbireoさんのブログに連絡コメントを入れて、
遊行七恵さんらのカイエに集った人たちのブログを見に行って、
遊行七恵さんの、やはり戸惑いというか信じることができない困った様子の「追悼記事」を
何度か読んで、コメントして。


そしてやはり思ったことは、
私はブロガーだから、やはりここにこう書いてみようということでした。

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信心があれば、(「宮沢賢治とキリスト教」や「さかさまの幽霊」などから知られるように)
私の家もlapisさんの家の宗派も浄土真宗ですから、南無阿弥陀仏と唱えるのがいいの
でしょうけども、とりあえず科学をよりどころとする者としては肉体なく魂が存在するとは
私は考えないので、

でも、こうやって書いているのは、

誰に向けて書いているのかと言えば、

それはたぶんlapisさんへ向けて書いていることは間違いないことのように思われます。

 
不思議なことです。

 


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albireo

長い文章を、一つづつ(僕のコメントへの過大な言及以外は…)納得しながら拝読しました。
読み進めながら、最後にコメント欄に辿り着くと、「拙ブログの記事をご紹介いただき、ありがとうございました。それにしても、評価が高すぎます(苦笑)・・・」などという、lapisさんからのコメントが届いているのではないか…
そんな、幻想のような想いに駆られてしまいました。
僕もまた、魂の存在に就いては決して肯定的な意見を持つものではありませんが、もしも何処かに、賢治のいうような、僕たちに感じることの出来ない世界があるとしたら…
いつの日かそこからの通信方法を見付けだして、lapisさんからのコメントが届くのではと…どうも、そんなことばかりを考えてしまいます。

素晴らしい追悼文を読ませて頂きました。
献花の代わりにnaice!ボタンを押しておきます。
by albireo (2011-01-23 14:52) 

ゴーパ1号

今朝、albireoさんの記事を拝見し、知りました。
私は交流はありませんでしたが、春さんの記事で幾度かお名前を見ました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
by ゴーパ1号 (2011-01-23 17:57) 

かっか

私も献花の意味でボタンを押します。

合掌
by かっか (2011-01-23 18:20) 

れもん

春分さんが書かねばならないことがあるとおっしゃっていたのはこのことだったのですね。会ったことのない人どうしがブログ上で、このような誠実な交流をなされていたとはとても素晴らしいです。心打たれる追悼の文です。

私も献花の意味でniceボタンを押させてもらいます。
by れもん (2011-01-23 20:09) 

(。・_・。)2k

会社の同僚や下手をすれば兄弟の様に感じる方さえ居る
このブログの世界で リアルな生活をしって居るのは数名で
最近電話もメールも繋がらないヤツが居たりすると心の底から
切なく感じる事があります
長く続けているブロガーにとって生きている証が記事の更新ですし
僕なんかは典型的な そういったブロガーだと思ってもいる訳で
繋がった方のお陰で色々な障害を乗り越えてこれました
実際死に物狂いで記事を綴っています

しかし 切ないですね、、、ずっとずっと書き続けて頂きたい方だっただけに
by (。・_・。)2k (2011-01-23 21:28) 

チヨロギ

驚いています。
lapisさんは何度かウチのブログにも来てくださったことがあります。
どうぞ安らかにお眠りくださいますように・・・。
何年か前、コメント欄を通して交流のあった方が闘病の末に亡くなり、
言いようのない喪失感に襲われたことがあります。
いつかお会いするような気がしていた方だったので、なおさら。
ブログやコメントの文章って、人格を持っていますよね。
だからこそ親密なコミュニケーションが可能なのだと思います。
その人のリアルを知っていたかどうかに関わりなく。
by チヨロギ (2011-01-24 04:01) 

moe

春分さん こんにちは。
拙記事に春分さんのnice! をいただき、この記事を拝見しました。 
lapisさんの記事が途絶えて一年。
ご病気かご家庭の事情か何かだと思おうとしていました。
沢山の知識と柔らかな文章、lapisさんの記事、
コメントされた方に対する親切なコメント、すべて毎回読むのが楽しみでした。
私も献花の意味を込めてnice! を押させてください。
by moe (2011-01-24 12:03) 

ハギマシコ

南無阿弥陀仏X10 を 唱え、、、合掌・・・・。
by ハギマシコ (2011-01-24 14:14) 

ゴリさん

ご冥福をお祈りいたします。
by ゴリさん (2011-01-24 21:11) 

春分

多くの皆様をコメントしにくい件に巻き込んでおりますが、
もしよろしければ、「カイエ」を見に行ってみて下さい。
皆様のコメントから、私はここに一つ献花台を設けたらしく、それは満足できる結果です。
とは言え、このままトップ記事をこのままにしておくのは「楽しいことを書く」とする
ブログ指針に反しますので、切り替えて記事を書きます。
でもその前に、コメントの返事を書いておきます。

albireoさん、
> 読み進めながら、最後にコメント欄に辿り着くと、「拙ブログの記事をご紹介いただき、
> ありがとうございました。それにしても、評価が高すぎます(苦笑)・・・」などという、
> lapisさんからのコメントが届いているのではないか…
> そんな、幻想のような想いに駆られてしまいました。
そうですね。その方がよほど自然な気が致します。lapisさんのいない世界は不自然です。

でも、ともかく、こんな形で送ることとしましょう。

ゴーパ1号さん、
> 私は交流はありませんでしたが、春さんの記事で幾度かお名前を見ました。
いろいろとマニア?がりでしたしね。見てませんでしたか。
でも、蝶や蜻蛉の写真なども美しかったです。時間があれば見てみて下さい。

かっかさん、
> 私も献花の意味でボタンを押します。

この記事が献花台として機能したことはうれしいことでした。


れもんさん、
> 会ったことのない人どうしがブログ上で、このような誠実な交流をなされていたとは
> とても素晴らしいです。心打たれる追悼の文です。

やはり「丁寧に長い文を書いたらlapisさんに喜んでもらえるかな」と考えていましたね。
やはり日本人は死者の魂がそこにいるというものの考え方をします。

書き終えて、何を自分が思うか、客観的に知りたいとも思っていましたが、
「悲しい」、それだけでした。1日半かけて読んで書いて、やはり悲しかったです。

2kさん、
> 会社の同僚や下手をすれば兄弟の様に感じる方さえ居る
> このブログの世界で リアルな生活をしって居るのは数名で
> 最近電話もメールも繋がらないヤツが居たりすると心の底から
> 切なく感じる事があります
頭に浮かぶのは、私も知っている人ですね、きっと。
突然書かなくなったわけではないからと思いつつも、心配な様子は想像されます。
心配です。

> 長く続けているブロガーにとって生きている証が記事の更新ですし
> 僕なんかは典型的な そういったブロガーだと思ってもいる訳で
> 繋がった方のお陰で色々な障害を乗り越えてこれました
> 実際死に物狂いで記事を綴っています

私は毎日更新ではないですが、確かに書かなくなったら半身を失うような感じかと思います。

> しかし 切ないですね、、、ずっとずっと書き続けて頂きたい方だっただけに
ケイタイメールアドレスも聞いてあったので、メールすればよかったです。
そして一度お会いしたかった。かなわないことですが。

チヨロギさん、
> 驚いています。
> lapisさんは何度かウチのブログにも来てくださったことがあります。
> どうぞ安らかにお眠りくださいますように・・・。
誰かに伝えたい、その役目をしたいと思っていました。一つできたかな。

> 何年か前、コメント欄を通して交流のあった方が闘病の末に亡くなり、
> 言いようのない喪失感に襲われたことがあります。
Mabochanさんでしょうか。
今回も、過去記事をたくさん見ていましたので、lapisさんのところと私のところのコメント欄に
Mabochanさんの名を何度かみました。

> ブログやコメントの文章って、人格を持っていますよね。
そうですね。そしてことばは残る。人がいなくなっても。

moeさん、
> lapisさんの記事が途絶えて一年。
> ご病気かご家庭の事情か何かだと思おうとしていました。
すみません。でもお知らせしたかった。

> 沢山の知識と柔らかな文章、lapisさんの記事、
> コメントされた方に対する親切なコメント、すべて毎回読むのが楽しみでした。
本当にそうでしたね。残した多くのことばは今も消えない。

ハギマシコさん、
> 南無阿弥陀仏X10 を 唱え、、、合掌・・・・。
10回なものですか。
浄土真宗には蓮如上人の御文章「白骨」といのがありますが、
朝元気でも今日のうちに死ぬかもしれない、死に年の順はない、
だからいつも死を思え、念仏せよというようなことですが。まったく、
どうしようもありません。
ですが、自分が先に逝くのでなければ、これから先、たくさんの死を
目にすることでしょう。いろいろ考えさせられました。

ゴリさん、
ありがとうございます。


by 春分 (2011-01-24 21:21) 

yoku

突然lapisさんのブログが更新されなくなり、しばらくの休養とばかり
思っており、突然の訃報に驚いています。
美しい画像にいつも引き込まれたことが思い出されます。私にも何回かniceを頂きました。心よりご冥福をお祈り致します。
by yoku (2011-01-24 23:29) 

tanamasa63

春分さん、ご無沙汰してます。
私のことを信じてくださりありがとうございました。
実際私自身、未だにlapisさんが亡くなったことが信じられずにいます。
だってブログ記事は更新はされないけれど、
いつでも「カイエ」は見ることができるんですから・・・。

正直、lapisさんの訃報をコメント欄に書いて良いものかどうか悩みました。
結論、ただ亡くなったことだけを書いてもイタズラ(コメント)だと思われるので
説得力あるものにしたかったのであのような長文になってしまいました。

ただ一つ、本来なら私がすべきことなのでしょうが、残された課題があります。
それはlapisさんのご家族に「カイエ」の存在を知らせるべきかどうかです。
ご家族が承知の上で記事を残されているのならかまわないのですが、
私は記事が一年間も手付かずで放置されている状況を見て、
ご家族は記事の存在すらご存じないのではないか、と推測しているんです。

春分さんやalbireoさんの両者の素晴らしい供養記事を拝見していて
そんなことが頭をよぎりました。

by tanamasa63 (2011-01-24 23:29) 

柴犬陸

はじめまして。
チヨロギさんからlapisさんが亡くなられたとのメールを頂き、衝撃を受けて
右往左往しながら(このような表現をお許し下さい)、こちらに辿りつきました。
lapisさんに1年ぶりに出会えたような気持ちで読ませて頂きました。
個人的なことを申せば、
lapisさんに、渋澤龍彦回顧展のことをお知らせするメールを送信したところ、
ただちに丁寧な返信を頂き、しかもそれを記事にして頂けたことが思いだされます。
遡れば、2008年3月のことでした。
by 柴犬陸 (2011-01-25 01:07) 

Silvermac

apisさん亡くなられたのですか。拙ブログらも来ていただいていました。この記事で初めて知りました。文化・芸術について深い知識お持ちでしたので、興味深く読んでいました。心から哀悼の意を捧げます。
私も、友人達にはブログが生存証明と告げています。

by Silvermac (2011-01-25 06:11) 

春分

yokuさん、
> 美しい画像にいつも引き込まれたことが思い出されます。私にも
> 何回かniceを頂きました。心よりご冥福をお祈り致します。
広い意味で美しいもの好きの繫がりでしたね。ある意味歴史と文化を愛す
る仲間でもありましたね。

tanamasa63さん、
> 正直、lapisさんの訃報をコメント欄に書いて良いものかどうか悩みました。

葛藤の後、コメント頂けたことに私は深く感謝致します。
私はやはり知らないままでいることは苦しく悲しい。ありがとうございます。

> ただ一つ、本来なら私がすべきことなのでしょうが、残された課題があります。
> それはlapisさんのご家族に「カイエ」の存在を知らせるべきかどうかです。
すでに連絡したのかと思っていましたが、確かに難しいですね。
tanamasa63さんのご住所はどこかに控えていたはずですし、連絡して
残されたお父様への私の手紙を転送してもらおうかと思っていました。
それはブログのことを知っているのが前提となりますね。とは言え、lapisさんが
家族や友人に伝えていた様子はなく、親族は再び悲しい思いをされるでしょうし。
そしてもしかすると、その存在が悲しくて、閉鎖されないとも限りませんし。
ですが、私はお伝えするのがいいかと思います。
慎重にブログがあることと多くの人がそれに喜びを得ていたことをお伝えし
今もそれがあることをお伝えし、その上でアドレスを伝える手もありますが。
私にできることがあれば、お知らせ下さい。
そちらにこちらのメールアドレスを書いてはがきを送りますから。

柴犬陸さん、
> はじめまして。
はじめまして。とは言え、カイエの過去記事を読みまくりましたので、よく
存じ上げているかの気が致します。

>チヨロギさんからlapisさんが亡くなられたとのメールを頂き、~
お名前をコメント欄で幾度も見たので、連絡しようかとも思いましたが、
どこかで繫がると思いやめておきましたが、確かに繫がりましたね。

> lapisさんに、渋澤龍彦回顧展のことをお知らせするメールを送信したところ、~
> ただちに丁寧な返信を頂き、しかもそれを記事にして頂けたことが~
それも土曜日にずっと読んでいる中にありました。渋澤記事も多かったですね。

Silvermacさん、
> lapisさん亡くなられたのですか。拙ブログらも来ていただいていました。
> この記事で初めて知りました。文化・芸術について深い知識お持ちでし
> たので、興味深く読んでいました。心から哀悼の意を捧げます。
> 私も、友人達にはブログが生存証明と告げています。

浄土真宗「白骨」の御文章というのがあり「逝く順番は年の順と限らない」
というのがありますが、痛感させられました。45歳だったようです。

by 春分 (2011-01-25 12:25) 

psvt.abl

私のブログにコメントをくれていたkumamiさん、彼女は乳がんが再発してブログを閉じました。本当に心配です。
by psvt.abl (2011-01-25 20:41) 

春分

psvt.abl さん、
私のグループで仕事をしてくれているやつは骨髄移植し、再発し、また手術を
して今また一緒に働いています。とりあえずもうだいじょうぶそうです。
楽観は落胆に繋がりますが、恐れず希望を持ちましょう。気持ちで勝つように。

by 春分 (2011-01-25 21:06) 

asahama

なかなか言葉がみつからなくて今になってしまいましたが、少しだけ・・・
ブログが生活の多少なりとも一部分になって、何年も継続して交流しているとこういうことは起こりうること、と思うことが多々あります。かく言う自分だってブログをはじめて6年の間にいろいろ状況が変わったし、と。
lapisさんのことは春分さんに直に伺って存じておりました。
切ない気持ちもありますが、自分の表現したものが、こういう形でほかの人の心に残っていくというのはブログの持つ意義でもあるのかな・・・。
by asahama (2011-01-27 19:34) 

春分

asahamaさん、
> 切ない気持ちもありますが、自分の表現したものが、こういう形でほかの
> 人の心に残っていくというのはブログの持つ意義でもあるのかな・・・。

そうですね。
思いっきり書いて吹っ切ろうと思っていたはずですが、はまり込んでしまい
抜けられなくなりそうでした。
人それぞれに寿命があり、亡くなったときが天寿ではあるはずですが、
普通は平均的な寿命を想定しますし、まだまだ先が長い気はします。
自分がいなくなった後、このブログがどうなるだろうとも考えましたけども。
10年、20年後に次世代が読んでくれるかな。100年後も残るだろうかな。
そんなことも考えました。
by 春分 (2011-01-29 16:32) 

JOY

lapisさんとは直接の交流はなかったものの、お名前は知っていました。
春分さんの追悼記事を読み、Mabochanさんが亡くなられた時の喪失感を
思い出し、ブログというものの不思議を思いました。
ブログ上の交流が成長の糧となり支えになるとは、軽い気持ちで始めた最初は思いもよらなかったことです。

末席で黙祷を捧げます。
lapisさんのブログ、ディックが最後の記事であったとのこと、
生前になぜ訪問しなかったか悔やまれますが、これから訪問することにします。
by JOY (2011-01-30 09:44) 

み〜ちゃん

初めまして。
lapisさんのコメント欄から参りました。
先ほど訃報を知りました。
悲しくてどうしようもありません。
何でlapisさんを知ったのだろうかと忘れるくらいでしたが,
春分さまの記事を拝見して,ドラローシュの記事だったことを思い出しました。
私も落ち着いたら,lapisさんのことを書こうと思います。
ありがとうございました。
by み〜ちゃん (2011-02-16 20:27) 

春分

JOYさん、
> lapisさんのブログ、ディックが最後の記事であったとのこと、
> 生前になぜ訪問しなかったか悔やまれますが、これから訪問することにします。
不思議なことで、縁があったりなかったりは本当に小さな差ですね。
生きて出会えなかったことは悲しいけど、今知ることができたことを喜び、
今生きて出会えている人がいることを喜ぶことにしましょう。
と、また自分にも言い聞かせてますね。
by 春分 (2011-02-16 22:15) 

春分

み〜ちゃんさん、
> 初めまして。
> lapisさんのコメント欄から参りました。
> 先ほど訃報を知りました。
> 悲しくてどうしようもありません。
一ヶ月ほど前の自分の様子と同じかなと思います。
それはさておき、訪ねて頂き、コメント頂き、ありがとうございます。
供養というのか残された者のためか、ともかくlapisさんを語りたい気持ちはまだ強く。

> 私も落ち着いたら,lapisさんのことを書こうと思います。
> ありがとうございました。
ゆっくりでいいのだと思います。
私は、では時々見に伺うことにします。
by 春分 (2011-02-16 22:21) 

goldius

私もlapisさんの追悼文書き始めました。
lapisさんのブログが消えたら人類の文化遺産の大いなる損失になると思うのですが、
lapisさんの記事を自分のブログにインクルードして保存するのはまずいでしょうねぇ…。
ご遺族がlapisさんのブログをどうなさるか判りませんか?
by goldius (2011-04-10 09:33) 

re

先日、「カイエ」が削除されました。
こんばんは、はじめまして。
tanamasa63さんが仰っていたような事案の決着であれば仕方無いですが、
やはり少し寂しいです。
by re (2011-10-26 00:33) 

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