大前研一とfacebookと私 [みんぽす]
大前研一のWeb講座には教えられることが多いです。
いいものを見せてもらっているなと思います。
そんな話を元に、とりとめない話を書きます。
今週は「メディアの現状と将来」の話を視聴しました。
テレビも新聞もここ数年であっという間業績悪化しているそうで。
もっとも、テレビ局は赤字転落したところと案外堅調なところに
分かれ、フジテレビなどは堅調のように見えます。ですが、
それは放送広告費ではなく、例えば○○合衆国とかのイベントなどの
放送外の収入のようです。
基本的に従来メディアは明日がないらしい。
雑誌も海外ではニューズウィークが1ドルで買われた(負債や何やを
引き継ぐ条件だとそえくらいだったらしい)そうだし、Webに移行する
しかない様子です。ただ既にテレビ局は外注しまくっていて企画力も
ないので、テレビ局(の人)はWebメディアの世界で生き残れることは
なくて、基本的には「突然死」せざるを得ないというのが大前学長の
意見です。
「それなのにテレビ・新聞の業界の平均年収は1000万円前後。
対するWebの新メディアの担い手は年収300万円クラスのガキども」
と言い、「ボルシェビキ革命だ」とも言っておられました。
私たちはいつのまにかそんな革命の最中にあるらしいです。
まあ、私も商品開発研究が仕事ですから、世間がこの先どうなるかを
知ることは大切で、こんな情報が得られることはありがたいことです
(大前学長は無償で原発問題のアドバイザーの仕事もしているそうで、
「言えないことは多くあり、福島はそんなだったのかと驚愕することが
未だ隠されている」と言っていますので、そっちのリークも待たれます。)
そして私としては、講座で聞いたことはこの場で還元したいです。
大きな社会変化として、ネット社会、グローバル化、少子高齢化は
外せません。ただ、加えて格差拡大の問題なども自分の生活に
直結しているように思います。
高齢化や格差社会が出て来ると、暗い未来を描き勝ちですが、
一方的にそう考えることは適当ではないでしょう。
中国の辺境でとても努力しているのに才能を埋もれさせて一生水汲み
仕事と貧しい食事であったはずの子供が、グローバル化のおかげで
努力に応じた生活が得られるのかも。
全体として、最大多数の最大幸福へと世界は向かっているのかも。
ただ、日本は別で、つまりグローバル化で安い中国製品が入ってきて、
対抗するように会社は正社員を減らし、日本にも低賃金で将来の夢も
持てない若者が増えると。それは今までが格差社会だったのでしょう。
ろくな働きがないのに日本人だというだけでいい生活ができていたと。
ゲームばっかりしてろくに勉強しなかった近所の悪ガキよりもキラキラ
した目で「家族と村の人達のために思いっきり勉強し医者になりたい」
と言う中国の子が幸福になっていいと思います。ただ、ゲームばっかり
してあまり親とも会話のない自分の息子と努力家で医者を目指す知ら
ない中国の子の比較だと、案外自分の子が幸福であって欲しいわけ
なのです。
やっぱり、暗い未来かな。
まあ、努力すればいいのだけど。
日本人なら、大方は努力できるし。
ネット社会にしても、高齢化とあいまっていい社会ができるかも。
大前大学講座では今月他に「生きがいとしあわせのかたち」とか
アクティブシニアタウン見学会である「スマートコミュニティー稲毛
視察レポート」という話を視聴しました。
稲毛にそんなのができたらしいのですが、そもそも米国にあって、
高齢者たちで街を作り、助け合って、スポーツや趣味を一緒に楽し
むというところだそうで、
米国では「おばあちゃんたちのチアリーダーチームがあって隣の
シニアタウンへおじいちゃんたちのチームが遠征に行くので応援に
行く」とかの例が語らえていました(あんまり楽しい絵が浮かばない
のはまだ私が小僧だからでしょう)。
でも、やっぱりそこへの参加はある程度お金を稼げて引退した人に
限られますね。
先日、学会で聞いた話ですが、「高齢者の孤独、「引きこもり」は、
社会の底辺に位置する人だけではなく、高学歴の側にも多い」と。
大学の教授とか企業の重役をやっていた人とかでしょうか。
選び抜かれた人たちからなるコミュニティー(教授会仲間とか)を
離れて、近所になじもうにもなじめないのかな。
「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」の話のように(知らない人は
いつか読んでみて下さい。図書館にあるでしょう。短いロマンチック
な話です)。
銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ (ハヤカワ文庫 JA 185)
- 作者: 大原 まり子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/04
- メディア: 文庫
でも、これはWebに落ちていた話だけど、
せっかくブログでできかけていた真に平等な社会が
facebookで失われそうだという話も気になる
ところです。
実際、私も、匿名のブログで語られてことからいかに多くのことを学
んだかは計り知れないです。
「弱い立場」の人のことを多く知りました。
欝病で会社を休む人は身近にもいますが、その生声は案外聞けな
いです。ブログには多くのそんな声がある。障害のある方や介護で
てんぱっている人、正社員になれるかもしれない契約でも不況で
あっさり首になってしまい「正社員になりたいぬ」って
書いていた派遣仕事の人を決して忘れない。
自分の職場の病気の人や家族のトラブルで会社を休み勝ちの人や、
沢山いるけど案外名前も知らないことがある派遣社員の皆さんと、
目線を等しくして話そうとするのはブログのおかげですが、
囲い込まれて案外同質の人たちでくくられた
facebook世界では、そんなことを知ることは
ないでしょう。
「世界Web共和国」の夢は、所詮は夢なのか。
そう思いつつ、facebookで職場の若い者たちや昔なじみと会話
することが多くなったのですが。
一連の写真は、
facebookのプロフィール写真を撮ろうと悪戦苦闘の私です。
facebookは、基本的に会ったことのある人との交流に限定した方が
安全という感じで、職場や近所の「お友達連絡網」のようなものですから、
多くは、「お印」ではなくその人とわかる顔写真を載せています。
大学の頃の友人がかっこいい笑顔の写真を載せているので私も(顔に
自信はないですが)それなりに気取った写真を載せようと撮ってみました。
先月買った魚眼レンズで、自慢の書庫の前で、ライティングで好印象に
なるように撮ってみましたが、まあ、限界はありますなー。
それでもブログ仲間を含む何名かから「いいね」を付けられて満足です。
facebookには「いいね」ボタンがありSo-netの「nice!」と
似ています。
ブログも自動転送するようにし、何だかんだと言いながら
facebookも生活の一部になっていく様子です。
追伸:
やっとまともな電子書籍が出た。
ええ、「伝記」を電子版で買いました。
大学生のジョブズが違法行為をしたりドラッグしたり同棲したり
しているところまで読みましたけどね。
やっぱりブログが一番落ち着く。座りがいいというか。
(最近、やや収縮気味だけども)
TwitterやFacebookやGoogle+をやってて気づいたかな。
お友達探しや交流を強要されているような気がして上の3つは疲れる。
ブログのコメントのやり取りが一番楽しい。
(と、いいながら最近はコメント欄クローズしてるけども)
Facebookにブログを自動更新するの、まだ出来ないんです( ;∀;)
by ゴーパ1号 (2011-10-31 23:19)
すっかり読みいってしまいました☆
いろんなツールがあって、それぞれの良さがありますよね。
あまりに進化・情報化がはやすぎて、
なかなかついて行くだけでも大変ですが・・・^^;
by お茶屋 (2011-10-31 23:43)
時代がめまぐるしく変化していく・・・・。
附いて行くのが大変、というより置いて行かれてますね。
パソコン画面から、、、極小な画面にだんだん移行して行くしー。
当ブログで新世界を・・・勉強をさせて頂いています☆彡。
by ハギマシコ (2011-11-01 00:15)
ウォール街に集まった人々
彼らに旧市民活動家は要求を示せという
要求が多岐にわたり要求を示すこと自体が無意味であることに気づかない
安穏とした旧勢力が死に絶えていくことは確かだが、台頭する新勢力に大儀があるのかと問われればそれも無いだろうね
多様化などと言うお題目に踊らされているが、表層の多様さに目がくらみ、進化も情報化もさほどされていない現実に驚く
言いたいことは言うが、明確なビジョンは五里霧中(笑)
by pace (2011-11-01 04:47)
FBになかなか踏み切れていないおいらです
これでオッケーってものってないですね いつも何かしら進化し続けてる
置いていかれないように だけど 自分のペースを大事にしたいな
とか こっそり思ってたりして・・・
ってか いっぱい自分撮りしてますね~ おもしろいです♪
by ねこじたん (2011-11-01 10:15)
わたしも本が好きでたくさん部屋にあるのだけれど...ま、負けた!!
by ナツパパ (2011-11-01 16:30)
ネット社会はよく分かりません。
by Silvermac (2011-11-01 17:10)
家の本の置き場にも、昔は僕の居る場所があったのですが…
写真を拝見して、早く片付けねばと、気持ちが焦りました…
稲毛のその施設は、(近いけど行った事はありませんが)仕事の関係で、昨年頃にちょっと概要を調べてみました。僕の個人的感想では、二極化の一方の象徴のように思えます。コミュニティかも知れませんが、そこにはコミュニタリアニズムの方向性は無く、富裕なシニア世代のリバタリアニズムを感じたのは、僕の偏見かも知れませんが…
確かに、みんな違ってみんないいのですが、二極化及びこの閉塞感を、何とか解消しなければ先がないように感じます。
ところで、蛇を撮ったのですが、どうやって掲載するか思案中です。
by albireo (2011-11-01 20:15)
本すごい量ですね!
地震対策してくださいね^^(なさっているとは思うのですが心配)
Facebookは、同級生見つけるのにいいですね。
高校の先輩とか・・・
ブログもFacebookもほどほどに楽しんでいます。
by bluebird (2011-11-01 20:44)
努力が報われる社会になるといいですね。
相当レンズに近づいてますか?
by jan-ll8 (2011-11-01 21:06)
ブログの世界だけでも息切れしながらやっとついていっている状態で
Facebookとなると、完全に乗り遅れ状態です。
何も知らない自分は皆さんのブログから沢山の事を学び
知る楽しさを実感しております。
ですからこれからもブログだけは、マイペースで続けていくつもりです。
by きまじめさん (2011-11-02 00:03)
以前、どこぞの大学教授の講演会で
「テレビ局が潰れる時が、近い将来来るかもしれない」
と聞いたことを、このグラフを見ていて、ふと思い出しました。
フェイスブックは、やる気はないですが、現在ブログとツィッターを利用してます・・・と言っても、ブログだけで手一杯ですけどね^^;
by くまら (2011-11-02 09:00)
こんにちは^^
春分さんの書庫は凄いですね。やはり本は残りますか?
メディアの変化、突然死、、、良いこともあるかもっと思いました。
ただ、今のわたくしは脳も歳を取ったせいか、新しいことには首を突っ込まない、
情報も切る・・・
今の関心事はユーロの方です。ギリシア問題ね。
by mimimomo (2011-11-03 10:23)
ブログがちょうどいいですね。
FBも一応アカウント持ってますが、リードオンリー。
ツイッターにいたってはアカウント取得時に一瞬つぶやいたっきり。
本に囲まれるというのはなんとも言えず落ち着きますね。
春分さんのような書斎はないので、本屋に行ってその気分を味わってます^^;
by ぜふ (2011-11-03 11:32)
お顔、ここまで出したら、全部みせたらっていう感じですね~
by psvt.abl (2011-11-03 12:30)
ゴーパ1号さん、
> やっぱりブログが一番落ち着く。座りがいいというか。
うん。そうなのだよなー。
> Facebookにブログを自動更新するの、まだ出来ないんです( ;∀;)
まだだめか?
お茶屋さん、
> すっかり読みいってしまいました☆
長いつぶやきです。申し訳ない。
> なかなかついて行くだけでも大変ですが・・・^^;
何を言われるやら。
ハギマシコさん、
> 時代がめまぐるしく変化していく・・・・。
まったくですが、御維新以来、落ち着いた日々は無いのかもしれません。
> パソコン画面から、、、極小な画面にだんだん移行して行くしー。
そうですが、タブレットは適度に大きく画面を大きくできるので
近いものが見えない昨今も便利です。メガネがなくても一応読めます。
paceさん、
> ウォール街に集まった人々
> 彼らに旧市民活動家は要求を示せという
> 要求が多岐にわたり要求を示すこと自体が無意味であることに気づかない
ましてや要求慣れていないわが国の皆さんにおいては何を言いたいのかわからない。
> ~ 明確なビジョンは五里霧中(笑)
(笑)じゃないですが、まあ迷っているうちはまだまだでしょうか。
奇妙なリーダーにわらわら集まって大変なことにならないといいのですが。
ねこじたんさん、
> FBになかなか踏み切れていないおいらです
ある程度周りにfacebookするお友達がいて、そこでネットワークができるなら
友達の輪を広げるツールとして便利かもしれません。
自分が何者か保障する友達の輪がないと広がらない感じがします。
> 置いていかれないように だけど 自分のペースを大事にしたいな
> とか こっそり思ってたりして・・・
それはそう。
ブログがよければブログでやってくのがいいのかと私も思います。
facebookは同窓生連絡網とか仕事にも使えるかなというところでやってます。
ナツパパさん、
> わたしも本が好きでたくさん部屋にあるのだけれど...ま、負けた!!
本棚はコミックスと文庫の棚は表裏2重ですし、カメラの後ろ側も同じくらい
ありますので、写っているのは4分の1くらいです。他の部屋にもありますが、
この機会にと思っておおよそ推定して見ましたが、1万冊はないようです。
Silvermacさん、
> ネット社会はよく分かりません。
そう言ってしまうと私はリアルの社会もよくわかりません。
社会の仕組みや会社の仕組みもきちんと把握しているわけではないですし、
家族の全てを知っているわけではないし、過去は忘れていて、未来は見えません。
危なくないくらいにいい加減に捕らえています。
albireoさん、
> 家の本の置き場にも、昔は僕の居る場所があったのですが…
年に何回か大掃除で秩序を回復しますね。ということは362日くらいは無秩序かも。
> 稲毛のその施設は、(近いけど行った事はありませんが)仕事の関係で、昨年頃に
ちょっと概要を調べてみました。僕の個人的感想では、二極化の一方の象徴のように
思えます。コミュニティかも知れませんが、そこにはコミュニタリアニズムの方向性は
無く、富裕なシニア世代のリバタリアニズムを感じたのは、僕の偏見かも知れませんが…
確かに、みんな違ってみんないいのですが、二極化及びこの閉塞感を、何とか解消しな
ければ先がないように感じます。
おおよそ、そんなものだろうと思っていました。
> ところで、蛇を撮ったのですが、どうやって掲載するか思案中です。
それは難しい悩みですね。
小さく載せて、クリックで大きくなる写真にするというのが簡単かもしれませんね。
bluebirdさん、
> 本すごい量ですね!
> 地震対策してくださいね^^(なさっているとは思うのですが心配)
あの日の次の日の夜に家に帰り着いたら、床の上は30cm厚くらいの落ちた本の層が
できていました。東西の棚は本が落ちず、南北の棚から落ちまくっていました。
> Facebookは、同級生見つけるのにいいですね。
> 高校の先輩とか・・・
妙に具体的ですなー。
jan-ll8さん、
> 相当レンズに近づいてますか?
近づいてみています。その方が面白いかなと。
きまじめさん、
> 何も知らない自分は皆さんのブログから沢山の事を学び
> 知る楽しさを実感しております。
私もそんな感じが半分。
後半分は、たまたま皆は知らないかもしれないなと思うことをお伝えする喜び。
需要と供給というようなわけですね。
くまらさん、
> フェイスブックは、やる気はないですが、現在ブログとツィッターを利用してます・・・
> と言っても、ブログだけで手一杯ですけどね^^;
私としてもやはりブログは捨てがたいです。
うまいこと統一されて行くといいなと思いつつも、そうするとfacebookに
統一されて行きそうで、こわいわけです。
mimimomoさん、
> 春分さんの書庫は凄いですね。やはり本は残りますか?
本の紙の匂いや手触りの違いとかも捨てがたいのですが、それは真空管アンプやレコード
あるいは銀塩カメラのような位置づけになるのかと思います。
私は、古いレコードコレクターのように死ぬまで紙の本の中で暮らすと思いますが。
> メディアの変化、突然死、、、良いこともあるかもっと思いました。
まあ怪しい新聞は多いわけで、大前研一も言ってましたが、広告費の多い私の勤める企業
などは決して悪く書かれないとかで、困ったことです(事実としては悪く書かれることも
ありましたけども)。
> 今の関心事はユーロの方です。ギリシア問題ね。
国民投票だそうで。危ない様子ですね。
ぜふさん、
> ブログがちょうどいいですね。
ま、そうですね。
> ツイッターにいたってはアカウント取得時に一瞬つぶやいたっきり。
そこは同じです。
> 本に囲まれるというのはなんとも言えず落ち着きますね。
それもそうですね。
psvt.ablさん、
> お顔、ここまで出したら、全部みせたらっていう感じですね~
ちょっと隠すのが魅力的に見えるとか聞いたものでー。
by 春分 (2011-11-03 15:41)
FBにブログを更新するの、できてました!
知らないうちに更新されてた(汗
でもやっぱりここがいいな。
またみなさんと会いたいです。
by ゴーパ1号 (2011-11-03 18:45)
ゴーパ1号さん、
> またみなさんと会いたいです。
ちょっと最近何もないよなー。忘年会を計画しよう。
by 春分 (2011-11-03 21:11)
モザイクがない方が良いのではー
by asahama (2011-11-04 21:09)
すたれゆくメディアが高給を取っており、新メディアの担い手の収入は低い。もう特権がゆるされる時代ではないのでしょうね
facebook友人も職場の「お友達連絡網」で使うって言ってましたね。そんなものなんだと思って聞いていましたが
ブログはさまざまな人の様々な考えが見える部分が大きいかもしれませんね。囲い込まれて案外同質の人々の中は居心地はいかもしれませんが
まあ確かに日本人であるってだけでいい生活が保障されるのはおかしい気がしますが、身近な人については理屈では行かない部分がありますね。ブルネイに生まれただけで一生楽に暮らしてる人々もりるわけだし
最近の仕事は消耗するだけで、自分の仕事に自身をもってやれる人は少ないのかもしれませんね。自分の会社に自身のある人は多いかもしれませんね。私に関してはま未来が見えない感じですね
by スミッチ (2011-11-07 00:33)