岐阜の載せ残し [旅行]
岐阜の出張の時の鵜飼以外の写真を載せておきます。
出張のたびに遊んで回っていると思われていないか心配ですが、
言い訳しようもないので開き直るしかないですね。
でもそもそも学会は、遠方より集まる研究者が情報交換しやすい
ように休み時間は長く設けられていて、また学会員ならば総会も
あったりして、昼食も含めて日中2時間くらい空いたりします。
私はあちこち情報を集めに行くのでもっぱら非会員なわけだし
知り合いが多くいる場合もそう多くはなく、1食抜けばざっと観光
する時間はあります(と、結局言い訳してますが)。
1食抜いて名和昆虫博物館と岐阜の大仏様を見てきました。
共に岐阜公園のところで、学会会場からも遠くありませんでした。
残念ながら、両方とも中は撮影禁止でして、写真はないのですが、
両方とも一度見ておいていい内容と思いました。
名和昆虫館は、現存する日本最古の昆虫専門博物館だそうで
昨年はロープウェイで金華山に登り、寄る暇がなかったですが
岐阜に行ったら見ておいた方がいいです。
ギフチョウの発見者名和靖が独力で築いた昆虫研究所の付属
博物館で研究所は明治29年以来、博物館は大正7年以来の
施設だそうです。
博物館自体は個人の古い洋館といったような二階建ての建物で、
壁一面に飾られた昆虫標本箱は、研究というよりも昆虫好きや
博物学好きの趣味のままに並んでいるようにも感じられました。
なんとも美しい、研究というより宝石のコレクションでも見るよう
な、科学館ではなく美術館ではないかという様子でした。
平日の昼に子供と両親、子供とおじいちゃんといった組み合わせで
来客はちょうどいいくらいで、静かなひと時を過ごせました。
2階に椅子があって座れ、ちょうど良くクーラーの効いた室内で私は
「昔々、父の買ってくれた本でこの虫について読んだな」と思い出し
「未だ出会うことのない虫もいるな」と思ったりしていました。
いつか出会えるだろうと思っていたことなどを忘れていたようです。
そして、本を買ってもらったことも「忘れていたな」と思いました。
とりあえず、父の生前に思い出してよかったかと思います。
岐阜大仏は、
日本三大仏の一つに数えられるということですが、
後の二つに比べてなんとも知名度が低いことかと思います。
そんなふうに少し甘く見て出かけて、上記の通りの大仏殿で
「なんだかなー」と思ってみてみましたが、
岐阜に行ったら見ておいた方がいいです。
乾漆仏では日本最大の13.7mの坐像ということです。
乾漆というのは麻布を貼って形作り漆と木粉で形作る手法で
興福寺の八部衆立像(阿修羅像とか)とか鑑真和尚像とかが
有名ですが(私も阿修羅像の番組で見て知ってましたが)
13.7mというものがあるとは存じませんでした。
そして、そんなデータはともかく、そしてプロが撮ったであろう
写真でも何も伝わりませんが、なかなかいいお顔をしていて、
その大きさと共に、正直、圧倒されました。
江戸期のもので、岐阜県指定重要文化財ということですが、
もう少し扱いが良くてもいいのではないかと思いました。
後は、岐阜公園の緑陰で少し時間を過ごしました。
団子屋とかおでん屋があって、一食抜いてもそういうもので
お腹は満たすわけですな。
撮影モード プログラムAE Tv(シャッター速度) 1/60 Av(絞り数値) 2.8
部分測光 露出補正 -1 1/3 ISO感度 400
レンズ 70-200mm 焦点距離 180.0 mm
(クリックすると1800×1200ピクセルの大きな写真が開きます。)
何だかんだと言って、みんぽすさんから借りたSIGMAのレンズを
試していたりするのだけども。
こういうところを撮るにも良さそうです。
今回参加した学会は体育関係の学会で、いつも国体のある
県でやるそうですが、昨日から岐阜清流国体は始まりました。
台風が心配ですが、皆さん、とりわけ北海道と栃木の皆さんの
活躍を期待します。
(岐阜駅の国体準備イルミネーション)
業務連絡:
お台場バーベキューオフ会は7日に実施予定。
連絡を下さった関係者には別途連絡します。
参加希望者はまだ受付ますが事前連絡願います。
12人くらいかな。
日本三大仏!のおひとつなのですか。知らなかったです^^;
by ゴーパ1号 (2012-09-30 20:37)
牛久大仏は入ってないのだな。
by 春分 (2012-09-30 21:12)
マンホールかな。
はじめ花のつぼみかと思いましたが、籠目に鵜、魚なんだ。
鵜の取る魚はなんなのかな。と思って過去記事を拝見したら鮎でした。
今回、鮎は鮎寿司見本が強烈だったから。
by はてみ (2012-09-30 21:54)
台風一過、モズが鳴いてます。
そうか、ギフチョウは岐阜蝶なのね。
うちの実家が檀家になっている寺の和尚も、大仏の評価がなっていないと嘆いておりました。俺に言われてもなぁ~。
岐阜で見るべき2箇所、覚えておきます。
by キタノオドリコ (2012-10-01 07:06)
名和昆行きたいです!
岐阜駅からお昼ぬけば行けるくらいの距離なんですね^^
by ぜふ (2012-10-01 08:17)
岐阜へは、以前よく行きましたが
岐阜大仏は、見た事ないです。
三大仏って、あっちこっちに有りますよね^^;
by くまら (2012-10-01 08:21)
冒頭の石のカエルがまた風格があっていいですね~(#^.^#)
『名和昆虫館』。太字での紹介!熱いです。
父と一緒に行ってみたくなりました。
by あゆこ (2012-10-01 08:34)
今度岐阜に行ったら大仏様は忘れずに見てきます。
by れもん (2012-10-01 14:26)
岐阜大仏ですね...メモメモ。
建物も良い味わいで、これは行かなくちゃ。
by ナツパパ (2012-10-01 15:16)
綺麗な水写りですね~、橙の鯉がとても上品です(^-^)V
岐阜は行く機会は無いですが、大仏様ですね、お会いしたいと思いました!
by aya (2012-10-01 21:18)
日本三大仏、三人目は岐阜におわしましたか。
他の御二人と比べて知名度があまりに低すぎますね。
by きまじめさん (2012-10-01 21:57)
出張の空き時間に、見聞を広めるのは、大変良い事と思います。
岐阜大仏は、初めて知りました。
リンク先のサイトを見ると、阿修羅の「脱活乾漆」とも、木像に麻布を直接貼り、表面を木屎漆で仕上げる「木心乾漆」とも異なる、かなり独特な技法の乾漆像のようです。以前、阿修羅の記事を書いた際に、「乾漆像」の技法については、色々と調べたつもりでしたが、木組に竹と粘土で造形して、麻布代りに経典を張るという技法は初めて知りました。本来の乾漆技法とは、些か異なるとは言え、江戸も末期になって、そのような技法を用いていたことも、面白いと思います。大変興味深い記事を、有り難う御座いました。
by albireo (2012-10-01 23:30)
こんばんは~ 長い事休んでいましたが、先日ブログを再開しました。
岐阜の大仏さん、もっとアピールされると良いのに・・・と思ったのですが
俗世間を静かに見守っていて下さったほうが良いのかもしれませんね。
13.7mと言うと4階ぐらいの高さでしょうか?
by puripuri (2012-10-02 17:39)
出張のたびにカメラを持って遊んでいらっしゃると思っていました。
ものすご~く思っていました。誤解だったようで ごめんなさい。
ブログからダンディーな雰囲気を漂わせていらっしゃる春分さんが公園で買い食い・・・。
ここにも誤解があったような気がします。
by 招き猫 (2012-10-02 20:52)
橋、抹茶をからめたように苔で緑でやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2012-10-02 20:54)
小さい頃の思い出ってふいに現われますね。
お父様との思い出 なんかいいです^^
by タックン (2012-10-02 22:15)
こんにちは^^
岐阜公園の苔の橋に魅入ってしまいました。
鯉の色も鮮やかで、素敵です♪
by いろは (2012-10-03 16:35)
知りませんでした!確かにその大きさは大仏です! http://ryutaiin.blog.so-net.ne.jp/2012-09-29
最近、はみがき、変えました・・・
by 袋田の住職 (2012-10-03 20:09)
わぁ!岐阜(^0^)♪
by ちぃ (2012-10-05 07:24)
苔生した、カエルや庭の風情がステキです。
苔って、キレイですよねぇ...。
by sakamono (2012-10-06 15:33)
はてみさん、
> マンホールかな。
> はじめ花のつぼみかと思いましたが、籠目に鵜、魚なんだ。
なかなか良くできたデザインですよね。私は好きだな。
キタノオドリコさん、
> 台風一過、モズが鳴いてます。
モズが鳴くようになりましたね。
> うちの実家が檀家になっている寺の和尚も、大仏の評価がなっていないと
> 嘆いておりました。俺に言われてもなぁ~。
そう「暗いと不平を言うよりも進んで明かりをつけましょう」です。
嘆願書を書けばいいのかな。というかブログに書いて宣伝しましょう。
ぜふさん、
> 名和昆行きたいです!
> 岐阜駅からお昼ぬけば行けるくらいの距離なんですね^^
岐阜駅からは少し離れてますけどね。
ここは昆虫好きにもそんなに知られていないような気がしますね。
くまらさん、
> 岐阜へは、以前よく行きましたが
> 岐阜大仏は、見た事ないです。
まあ、私も東京には毎週行ってますが東京タワーは登ってないし
> 三大仏って、あっちこっちに有りますよね^^;
そうなんですか。
と調べてみると10m以上の坐像に限ってもずいぶんありますね。
でも戦前からのものに限ると奈良、鎌倉、岐阜くらいか。
戦後乱造してますね。
あゆこさん、
> 冒頭の石のカエルがまた風格があっていいですね~(#^.^#)
カエル好きですものね。
> 『名和昆虫館』。太字での紹介!熱いです。
> 父と一緒に行ってみたくなりました。
何かいい話ですね。小さな博物館です。親子で訪ねるのが相応しいか。
れもんさん、
> 今度岐阜に行ったら大仏様は忘れずに見てきます。
まわりの羅漢さんたちかな上人さまたちかなそんなのもいいです。
でも感じ方はそれぞれだからあまり期待せず見に行って下さいね。
ナツパパさん、
> 岐阜大仏ですね...メモメモ。
> 建物も良い味わいで、これは行かなくちゃ。
そうですか。建物はなんだか「もう少し何とかしろ」と思いました。
そうそう近くにコメダ珈琲店もあった。よればよかったかな。
ayaさん、
> 綺麗な水写りですね~、橙の鯉がとても上品です(^-^)V
ぶれると思いましたが、それも風情。色合いが楽しめてよかったです。
> 岐阜は行く機会は無いですが、大仏様ですね、お会いしたいと思いました!
奈良の大仏様と同様に横から見る方が大きく感じました。
いつか会えるといいですね。
きまじめさん、
> 日本三大仏、三人目は岐阜におわしましたか。
> 他の御二人と比べて知名度があまりに低すぎますね。
まあ江戸ですしね、乾漆でもあるし。でもなかなかな大きさです。
広報が下手なのかなと思いますね。
albireoさん、
> 岐阜大仏は、初めて知りました。
albireoさんを持ってしてもそうですか。
> リンク先のサイトを見ると、阿修羅の「脱活乾漆」とも、~
> ~「木心乾漆」とも異なる、かなり独特な技法の乾漆像のようです。
見た目ではわからないですね。
すすけた黄金の大仏様はなかなか印象的でした。
puripuriさん、
> 岐阜の大仏さん、もっとアピールされると良いのに・・・と思ったのですが
> 俗世間を静かに見守っていて下さったほうが良いのかもしれませんね。
なるほどそうなのかもしれませんね。
ただお金が落ちないせいかお堂は埃をかぶった感じでちょっと残念でした。
> 13.7mと言うと4階ぐらいの高さでしょうか?
うーん、何か大きいとしかイメージしませんでした。
招き猫さん、
> 出張のたびにカメラを持って遊んでいらっしゃると思っていました。
> ものすご~く思っていました。誤解だったようで ごめんなさい。
誤解ですね。
> ブログからダンディーな雰囲気を漂わせていらっしゃる春分さんが公園で買い食い・・・。
> ここにも誤解があったような気がします。
ダンディーではないですが、ビジネスマンが出張先の公園でホッと一息入れている
なんていうのは風情があるかと思います。そんな視線を気にしつつ休んでますね。
ぼんぼちぼちぼちさん、
> 橋、抹茶をからめたように苔で緑でやすね(◎o◎)b
お。さすがにいい表現ですね。
タックンさん、
> 小さい頃の思い出ってふいに現われますね。
> お父様との思い出 なんかいいです^^
私もそうですが、そんなに関わらず、たいしたことはしてくれなかったが。
少しはいろいろあるものですよね。親なわけだし。
いろはさん、
> 岐阜公園の苔の橋に魅入ってしまいました。
> 鯉の色も鮮やかで、素敵です♪
地元の人も観光客も特にこれを見ようとしていませんが、
休むにはとてもいい場所でした。
袋田の住職さま、
> 知りませんでした!確かにその大きさは大仏です!
相当無名ですね。
> 最近、はみがき、変えました・・・
いつもありがとうございます。
ちぃさん、
> わぁ!岐阜(^0^)♪
岐阜辺りの人でしたっけ?
何れにしろよろこんで頂けるなら。
sakamonoさん、
> 苔生した、カエルや庭の風情がステキです。
> 苔って、キレイですよねぇ...。
蘚類はいいですね。苔類は微妙です。
ちなみにコケ類は蘚苔類。スギゴケ系の蘚類とゼニゴケ系の苔類が
ありましてね。この話は長くなるのでこれまでですが。
by 春分 (2012-10-06 18:17)